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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
KRISTY クリスティ
2014年12月28日 (日) | 編集 |
私は、クリスティじゃない。

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物語:感謝祭シーズン。学生寮内にたった1人で残ったジャスティン。夜中にスーパーへ向かうと、気味の悪い女と出会う。女はジャスティンの後をつけ、何故か『クリスティを見つけた』、とつぶやく。女は仲間を連れ、警備員を殺し、既に学生寮に侵入してきた。

大学構内を、ひたすら逃げ回っていたジャスティンが、
途中から一転して大反撃!
狂信者集団は、清く、美しく、神に祝福されたというクリスティを狙っているわけだけれど、
そのクリスティと呼ばれる彼女が、抹殺者になっていくという展開が面白い。

(ネタばれ解釈)
ジャスティンはクリスティになった。
クリスティになった人は、次なるクリスティを狙ってループしてるということ?

KRISTY クリスティ 2014年【米】85分劇場未公開
監督:オリヴァー・ブラックバーン
出演:ヘイリー・ベネット、アシュリー・グリーン
★★★☆☆(3.5)
KRISTY クリスティ [DVD]
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ザ・イースト
2014年10月27日 (月) | 編集 |
ミイラとりがミイラに、では、だめなのだ。

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解説:脚本も手がけた主演作「アナザー プラネット」がサンダンス映画祭で賞賛された女優ブリット・マーリングが、製作・脚本・主演の三役を兼ねたスパイスリラー。監督は、カルト教団に潜入するカップルを描いたスリラー「Sound of My Voice」(11・日本未公開)でもマーリングとタッグを組んだ新鋭ザル・バトマングリ。

環境汚染や健康被害をもたらす大企業に対し、
過激な報復活動を重ねる環境テロリスト集団「イースト」。
その実体は不明だった。
民間セキュリティ企業に就職した元FBI捜査官のサラは、
クライアントを守るため、そのイーストへの潜入しろ、
という危険な任務を命じられる。

利益追求のために大企業は、
人体に副作用のある薬を販売したり、
有害物質を川にたれ流したり、
非常に悪どいことをやっている。
そんな奴らに痛みある制裁を加え、
過ちをわからせなければならない。
これは、声なき弱者に代わって行う行為だ!
う〜ん、彼らの理念もわからないではない。

彼女の価値観と感情が混乱を始める。

自分は、どの立ち位置から物事を捉え、
どう行動することが正しいのか、
主演は「アナザー プラネット」のブリット・マーリング。
前作と同じく、揺れ動く主人公の心情を描いた作品です。
民間セキュリティ会社、
集団生活を送るカルト教団みたいな環境テロリスト、
扱ってる題材もすごく面白いと思った。


ザ・イースト 2013年【米】116分 原題:The East
監督:ザル・バトマングリ
出演:ブリット・マーリング、アレクサンダー・スカルスガルド、エレン・ペイジ

★★★★☆(4.0)
ハリウッドの次世代を担う若き才能が結集!
主演から脚本・製作までを成し遂げる、新時代の女性クリエイター。

ザ・イースト [DVD]

ハンガー・ゲーム2
2014年04月28日 (月) | 編集 |
カットニスが放った矢は、大きな炎となり燃え広がっていた!

Hunger_Games_2_Jennifer Lawrence_image

解説:スーザン・コリンズのベストセラー小説「ハンガー・ゲーム」の第2作。2012年アカデミー賞主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンス主演、そして新たに監督に抜擢されたのは、『アイ・アム・レジェンド』のフランシス・ローレンス。少女カットニスの勇気ある行動をきっかけに、国家に対する革命の動きが国中に広がろうとしている中、節目の記念大会となる第75回<ハンガー・ゲーム>の特別ルールが発表される——。それは独裁者・スノー大統領がカットニスを抹殺すべく仕掛けた、歴代勝者たちを戦わせる絶対絶命のゲームだった。

Hunger_Games_2_Jennifer Lawrence_poster

知らずのうちに、
世は、革命という大きな流れに向かって動き出していた。
当然、ひとりの少女であるカットニスには、そこまではわからんわけで。
前作同様、ジェニファー・ローレンスの動揺や冷ややかな表情、
彼女の存在そのもので進んでいく映画ですね。

今回は、歴代チャンピオンであるご高齢のプレーヤーも参戦。誰もが、前大会の少女カットニスの姿勢になにかを感じていたわけですね。政府としては、庶民の希望を消し、抵抗の無意味さをわからせるためのゲームで、政府対プレーヤーの闘いとなるんだけど、なんかあんまり危機一髪感がなかったですね。最期、ジェニファー・ローレンスの哀しみから決意の表情で終り、さぁ、いよいよ!という感じですね。

The Hunger Games: Catching Fire 2013年【米】147分
監督:フランシス・ローレンス
原作:スーザン・コリンズ
ハンガー・ゲーム2 上 燃え広がる炎 (文庫ダ・ヴィンチ)
ハンガー・ゲーム2 下 燃え広がる炎 (文庫ダ・ヴィンチ)
出演: ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、ウディ・ハレルソン、レニー・クラヴィッツ、スタンリー・トゥッチ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ドナルド・サザーランド
★★★☆☆(3.5)
Hunger_Games_2_Jennifer Lawrence_photo
ハンガー・ゲーム (2枚組)初回限定仕様: スペシャル・アウターケース付き [Blu-ray]

◎関連記事=『ハンガーゲーム』(第1作)

スター・トレック イントゥ・ダークネス
2014年02月16日 (日) | 編集 |
宿敵カーンの登場にテンションも上がる続編!
遺伝子操作によって生まれた規格外の超人に出会うことにより、
カーク、スポックは、お互いへの理解を深めていく。

スター・トレック_イントゥ・ダークネス_ポスター

解説:前作に引き続きエイブラムスがメガホンをとり、メインキャストも続投。TVシリーズ「SHERLOCK シャーロック」でブレイクした英俳優ベネディクト・カンバーバッチが、冷酷な悪役ハリソン役で登場する。
西暦2259年、ジェームズ・T・カーク率いるUSSエンタープライズは、未開の惑星を調査中に陥った予期せぬ危機から脱するため、重大な規則違反を犯す。無事に地球へ帰還できたものの、カークは艦長職を解かれてしまう。そんな時、ロンドンの艦隊基地が爆破される事件が発生。艦隊士官のジョン・ハリソンという男が真犯人であることが判明する。すぐさまハリソンを捕らえるよう命令が下るが……。


規則なんてくそくらえの勘と勢いのカーク、
規則、理論を重視し、計算どおりの行動しかできないスポック。
お互いが、相手を認め、成長するために、
カーンのような規格外であり、悲しき闇の使者が必要だったということだろう。
スタートレック2のエピソードを使って、すごく面白い話になってた。

スター・トレック_イントゥ・ダークネス_01
多数の幸福は少数の幸福に優先すると言う理論のもと、
自ら犠牲になったスタートレック2の名シーンも逆再現。
恐い、スポック、感情を殺す方法を教えてくれ。

スター・トレック_イントゥ・ダークネス_アリス・イブ
キャロル・マーカスという名の女性は、
スタートレック2で、カークの元恋人として登場している女性科学者ですね。

1作目、2作目を経て、クルーも描かれ、
さぁ、いよいよ、5年間の未知なる宇宙探査へ出発ですね。
さらなる冒険が楽しみ (^^)b

Star Trek Into Darkness 2013年【米】132分
監督:J・J・エイブラムス
出演:クリス・パイン(ジェームズ・T・カーク)、ベネディクト・カンバーバッチ(ジョン・ハリソン)、ザッカリー・クイント(スポック)、ゾーイ・サルダナ(ニヨータ・ウフーラ)、アリス・イブ(キャロル・マーカス)
★★★★☆(4.5)
スター・トレック イントゥ・ダークネス ブルーレイ+DVDセット【2枚組】
スター・トレック_イントゥ・ダークネス_03

マーサ、あるいはマーシー・メイ
2013年12月28日 (土) | 編集 |
私は、どこに居るのだろう。

マーサ、あるいはマーシー・メイ_エリザベス・オルセン_Photo
ポスターにも使われてるこのシーンは、象徴的でカッコいいですね。姉と姉の夫が交す言葉が聞こえているのか、聞こえていないのか、というマーサが、カーテン越しに映る。問題の本質は、外部の常識では解決できないという感じがします。

解説:サンダンス映画祭監督賞を筆頭に、各国の映画祭で称賛を集めたサスペンス・ドラマ。カルト教団のコミューンから逃走を図った女性が、そこでの異様な体験を思い出すうちに妄想と現実の間をさまよっていく姿を見つめる。主演は、エリザベス・オルセン。精神的に追い詰められていく主人公を繊細かつリアルに演じ切り、本作で映画デビューしたとは思えぬほどの風格を見せつける。メガホンを取るのは、新鋭ショーン・ダーキン。

マーサ、あるいはマーシー・メイ、この不思議な日本版タイトルの響きが、いいですよね。時間の違う2つの場所でのシーンを行き来する物語で、エリザベス・オルセンが、シーンごとに表情を変え、変化をつけていってるのが、うまいですね。

カルトコミニューンの男は、君の役割を探せと言うし、姉の夫は、仕事を探せ、と言うし。この社会の通念や常識、これこそが正しいんだみたいなを語ってて、結局、同じように聞こえてきます。彼女が家を飛び出し、コミニューンの暮らしに入ったのは、マーサと姉の間に、何か確執があったんでしょうね。過去のわだかまりを抱える姉は、なにか遠慮がち。
結局、どちらの場所も、マーサにとっての居場所ではないようだし、彼女自身、どこに立っているのか、わからないんでしょうね。マーサの心の闇の起因は、何が起こったかという事象ではなく、私をひとりにしないで、というところなんでしょうか。

カルト教団を題材に、この社会の中で抱える主人公の心の揺れを、うまく描いていってるところが素晴らしいです。

マーサ、あるいはマーシー・メイ 2011年【米】102分
MARTHA MARCY MAY MARLENE
出演:エリザベス・オルセン、ブラディ・コーベット、サラ・ポールソン、ヒュー・ダンシー、ジョン・ホークス
★★★★☆(4.0)
マーサ、あるいはマーシー・メイ_エリザベス・オルセン_Poster
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