2008年05月03日 (土) | 編集 |

君は事件からどうやって立ち直ったの?
立ち直っていない、別人になったの。
恋人を殺され、彼女自身も瀕死の重症を負った
女性DJエリカ・ベイン(ジョディ・フォスター)は、銃を手に取ります。
公式ホームページに、
あなたは許せますか、彼女の“選択”〔許せるか/許せないか〕とあるが。
すごく、つまんない質問。
この映画のテーマがこれかのように
二者択一の質問をいきなり、ぶつけられても困りますよね。
正義だとか、倫理だとか、を焦点に問いかけてる映画ではないと思う。
僕としては、
ジョディ・フォスターが、この作品で何を演じたかったのが気になります。
と、いうわけで、
以下、彼女のインタビューより引用
Yahooより
Q:このプロジェクトのどういった部分に惹(ひ)かれたのでしょうか?
プロジェクトの始まりは、かなり前のことなの。
最初の脚本では、主人公は新聞記者だったわ。
事件の真相を探るミステリー風で、自警行為に走るダーク・アクションだったの。
それを少し知的に磨き上げるために脚本を何回も練り直して、
これぞ人間っていうリアルさや内面を描くことに成功したのよ。
ごく普通の人間が“一線を越えて”モンスターになるキャラクターにしたかったの。
そもそも一般的に、女性は見知らぬ人を殺す傾向になりえないらしいの。
だから、“一線を越えて”しまうエリカの動揺や混乱ぶりは、とても興味深かったわ。
最愛の人を失った悲劇をきっかけに、別の人格が芽生えるという、
普通では理解し難いことが起こるの。
そして、最終的には彼女の行動に対して、共感できる物語になったと思うわ。
なるほど、
“エリカの動揺や混乱ぶりは、とても興味深かったわ。”と、
答えてるように、そのあたりが見せ場の映画でしょ。
事件後の彼女には、
まわりの景色が、昨日と、まったく違うように見えていくんだと思う。
突然、違った場所に放り出され、立ってる位置が変わった感じ?
今まで見えなかったものが見えるし、目についてしまう。
出てくる言葉も変わってくるし、新しい感情が生まれてくるわけですよね。
そんな彼女の困惑を、さすがジョディ・フォスターです。
うまく演じてます。
ジョディ・フォスターの表情、演技を観せていくための脚本、という感じの映画かな。
『ブレイブワン』 The Brave One 2007年【米・豪】
[サスペンス]
監督:ニール・ジョーダン
製作総指揮:ハーバート・W・ゲインズ/ジョディ・フォスター
出演:ジョディ・フォスター/テレンス・ハワード
私の感想:★★★☆☆ ジョディの演技に注目。
ちなみにヤフー映画評では(★★★☆☆3.57点)でした。
『告発の行方』『羊たちの沈黙』で2度のアカデミー賞主演女優賞に輝いたジョディ・フォスター製作総指揮を務めた。ジョディは、オリジナル脚本でしかメガホンを握らないことで有名な『クライング・ゲーム』の監督ニール・ジョーダンを口説き落とした。
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