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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
ロンリーハート
2008年06月26日 (木) | 編集 |
ロンリーハート

「彼を愛しているから、殺した。
 あなたは、人殺しをするほど、人を愛したことがあるの?」

マーサ(サルマ・ハエック)が、取り調べの中、
エルマー刑事(ジョン・トラヴォルタ)に語る言葉だ。

1940年代、本当に起こった連続詐欺殺人事件を描くクライム・サスペンス
夫を戦争で亡くした未亡人や裕福な未婚女性を狙い、
財産目当ての結婚詐欺を繰り返すレイモンド(ジャレッド・レトー)。
ある日、カモにするはずだったマーサという女性と出会うことになる。
やがて彼女は、妹と偽り詐欺に加担し始めるのだった。

実際の事件は、頭の禿げた男と100キロを越える巨漢女性だったらしいです。
どう見ても結婚詐欺がうまくいきそうな二人ではないよね。
でも、これは現実に起こってる事件。
被害者の女性は、うさんくさい男とその妹、怪しげな二人と気づきながらも
無残に殺されていきます。
なぜ、そうなってしまうのか。
“LONELY HEARTS”という原題が示すように、
異常な狂気に走っていく犯人、
心の隙間を埋めようとするかのような被害者、
妻の自殺の謎を抱え続ける刑事、
と、事件に関わるそれぞれの人物の心の闇を描いていきます。
登場人物のセリフをよく噛みしめながら観ると興味深い映画ですよ。


マーサを美貌でグラマラスなサルマ・ハエックで演じられてるのが恐い。
彼女が、なぜ?こんな詐欺師と行動を共にするのか。
彼女の外観からは、推し量れない心の奥底が、うすら寒い。
なぜ子供まで殺す、
彼女はパートナーのレイなど愛してもいない。
彼女の口から愛などという言葉を語る資格はないのだ。


『ロンリーハート』 LONELY HEARTS
サスペンス
2006年【アメリカ】
監督/脚本:トッド・ロビンソン
出演:ジョン・トラヴォルタ/ジェームズ・ガンドルフィーニ/ジャレッド・レトー/サルマ・ハエック
私の感想:★★★★☆ あなたを理解できるのは私だけ、という言葉が恐い
ちなみにヤフー映画評では(★★★☆☆3.81点)でした。

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