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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
デッド・サイレンス
2008年07月31日 (木) | 編集 |
デッド・サイレンス壁紙
ジグソウ人形じゃないよ。
腹話術人形。

『ソウ』を生んだ監督ジェームズ・ワン/脚本リー・ワネルということで、
観たんだけど、古いホラー映画風に撮ってるみたいで、少々、たいくつ。

ジェイミーとリサ夫婦の元に差出人不明の小包が届く。
開けてみると、そこには気味の悪い腹話術人形が入っていた・・・
出だしは、思わせぶりなんだけど、
デッド・サイレンスというだけあって、静かなホラーです。
音楽と雰囲気で進んでいくタイプですね。

最後のオチのための、なが---------い前振りみたいな映画でした。
オチのアイデアを活かすんじゃなく、本編をもう少し工夫して欲しかった。

『デッド・サイレンス』  Dead Silence 2007年【米】
ホラー
監督:ジェームズ・ワン『ソウ』 脚本:リー・ワネル『ソウ』
出演:ライアン・クワンテン(ジェイミー)/ローラ・レーガン(リサ)/ドニー・ウォールバーグ(リプトン刑事)
感想:★★☆☆☆ 眠くなった。
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中国の植物学者の娘たち
2008年07月29日 (火) | 編集 |
中国の植物学者の娘たち

両親を亡くし孤児院で育ったミン。
母を亡くした後、厳格な父親のもとで孤独な暮らしを強いられてきたアン。
孤独な境遇の二人が引かれ合うのに時間はかからなかった・・・

二人の配役がばっちり、綺麗に収まったという感じですかね。
ミン役のミレーヌ・ジャンパノワは、ハーフ。(フランス人の母と中国人の父)
アン役のリー・シャオランは、東洋的な美女。
この映画は中国本土では撮影許可がおりず、ベトナムでの撮影になってます。
中国に異文化の価値観が送り込まれたようなイメージに、なってるかな。

植物学者であるアンの父親は、
がんじがらめの封建的な世界を象徴するような人物で、
決まった時間に決まった事を毎日行い、それがくずれたら文句を言う人です。
植物は手塩にかけ愛し育ているが、
かんじんの娘に対しては、自分の世話係のようにしか扱わない。
このまま延々と続くかのような、父と娘アンの二人の生活が、
ミンの出現により大きくバランスがくずれ始めます。

静寂だった心が大きくざわめき出し、一気にくずれる。

東洋的な湿気を感じさせる植物園。
しかも植物園は、湖の中に立つという設定が情緒をかもし出しています。

閉ざされたかごの中で起こる美しい映像詩のようですね。


『中国の植物学者の娘たち』 
ドラマ
LES FILLES DU BOTANISTE/THE CHINESE BOTANIST'S DAUGHTERS/植物学家的中国女孩
2005年【カナダ/フランス】
監督・脚本:ダイ・シージエ 『小さな中国のお針子』
出演:ミレーヌ・ジャンパノワ/リー・シャオラン/リン・トンフー
私の感想:★★★★☆ 美しい色彩の中で奏でられる幻想的寓話みたいなものかな。
ちなみにヤフー映画評では(★★★☆☆4.16点)でした。

魔法にかけられて
2008年07月27日 (日) | 編集 |
魔法にかけられて

文字どうりディズニーに魔法をかけられ、すごく幸せな気分になってしまう映画。

“女王様、娘はどこへ行ったんですか?”
“永遠の幸せなんて存在しないところさ”

プリンセス・ジゼル(エイミー・アダムス)は、
王子様との結婚式当日、玉座を渡したくない女王に騙され、
現代のニューヨークへと追放されてしまいます。


運命の白馬の王子様を待つプリンセス、これはもう古いんでしょうか。
女性が強くなってる時代なのか、
お姫様は、自らの手で自分の愛する人に出会い剣を手にします。
ものすごい順応力。
対する王子様は情けない、現在のニューヨークでは、
結婚しよう、結婚しようと言うだけの、
能天気なただのタイツ男になってしまう。

“真実の愛のキス”
という重要なアイテムはきっちり押さえてあるし、
永遠の幸せなんて存在しない街NYもプリンセスの力にかかれば、
恐いものなどないのです。いやぁ、ハッピーです。

エンドロールもすごくキレイ。
黒バックに白文字のエンドロールがポンと出てきちゃうと冷めちゃうけど、
さすがディズニー。そうはさせません。
夢の世界から抜け出るのかを惜しむような影絵の画面が、
余韻を引きづり、すごくいいなぁ。

『魔法にかけられて』 Enchanted 2007年【米】
ファンタジー
監督:ケヴィン・リマ
出演:エイミー・アダムス(ジゼル)
   パトリック・デンプシー(ロバート・フィリップ)
   ジェームズ・マースデン(エドワード王子)
   ティモシー・スポール(ナサニエル)
   スーザン・サランドン(魔女ナリッサ)
私の感想:★★★★★ ハッピーな気分になれるよ。


イカとクジラ
2008年07月24日 (木) | 編集 |
イカとクジラ

お父さんが、どうしようもない人。
作家でプライドだけ高く、へたに学があるので、
人をバカにして自分の権威を保つという人ですなぁ。
お母さんは、ニューヨーカー誌に載る程の作家なのですが、
ただ、男とすぐ浮気しちゃう変人。
そんな、どっちもどっちの勝手な夫婦が離婚。
今日は父の日、明日は母の日という形で、両方の家を行ったり来たりする生活を、
子供二人は強いられることになります。
迷惑な話ですね。

お父さんは、教え子と関係を持つし、
お母さんも、新しい男が出来てるし、
子供には、どうしようもない環境です。
勝手なことばかり言う大人にやってられんなーという感じで、
なんとか折り合いをつけていこうとする子供達がたくましいですね。
でも実は子供たちは悩んでるわけですよね。

テンポよく進む構成で、うまく作られてると思いますけど、
これが面白いんだろうか。
あまりピンと来ないです。
私には、この笑しさ?は理解しづらく、怪訝な印象でした。
私は俗物。


『イカとクジラ』 The Squid and the Whale 2005年【米】
ドラマ
監督・脚本:ノア・バームバック
出演:ジェフ・ダニエルズ(父バーナード)
   ローラ・リニー(母ジョーン)
   ジェシー・アイゼンバーグ(長男ウォルター)
   オーウェン・クライン(次男フランク)
私の感想:★★☆☆☆ イカ対クジラの感覚がよくわからない。
           カレー対ラーメンぐらいの方が好き。


サルバドールの朝
2008年07月23日 (水) | 編集 |
サルバドールの朝

1970年代初頭、フランコ独裁政権末期のスペイン。
反体制運動に身を投じた青年サルバドール。

いくら反体制運動といっても、
資金調達のため銀行を襲いまくり、あげくのはてに負傷者まで出しては、
何の理念もない、ただの運動ごっこの犯罪者だと言われてしまうと思います。
ただ、その当時の異常な状況下において、
何かしなければならないという気持ちがあって、
彼はこういう行動に出てしまったのかもしれません。

彼は逮捕されることになりますが、
問題は、そこから先にあります。
人を殺しても構わないみたいな集団暴行による逮捕。
その逮捕時の発砲により警察官が死亡してしまいます。
真実はねじ曲げられ、うむを言わさず国家により死刑が決定します。

そして処刑日の朝までの間が長く描かれます。

最初、サルバドールを批判していた看守は、
彼と会話を重ねていくうちに気持ちが揺れ動いていくようになります。
国家権力で一人の人間が見せしめのような死刑になろうとしている、
看守自身は体制側の人間であり、この裁定に疑問を感じていても
国の決めたこと、これに、さからうことはできない。

処刑時に、看守は自分の心に従ったかのように体制批判を叫びます。
“人殺し!”。
自分は目をつぶろうとしている、その苦しさに
耐えられなかった看守さんの気持ちが痛々しく感じます。

処刑方法も恐ろしいものです。
鉄の輪と棒で首の骨を折るという残酷な方法。
じわじわと苦しみを与えながら絶命させていく恐ろしい処刑です。

処刑までの日々、サルバドールはとりみださず平静さを保っているので、
彼に関わるまわりの人間の思いがどんな気持ちなんだろうということを
考えてしまうそんな映画でした。

『サルバドールの朝』 Salvador 2006年【スペイン/イギリス】
ドラマ
監督:マヌエル・ウエルガ
出演:ダニエル・ブリュール/レオナルド・スバラグリア/レオノール・ワトリング
私の感想:★★★☆☆ 人々の思い、ここに集まる。
ちなみにヤフー映画評では(★★★☆☆3.82点)でした。

サルバドールの朝02


ディセント
2008年07月22日 (火) | 編集 |
い、息苦しいです。

ディセント01

ケイビング(洞窟探検)中に落盤事故で出口をふさがれた6人の女性たちが、繰り広げるサスペンス・ホラー。監督・脚本を『ドッグ・ソルジャー』のニール・マーシャルが手がけ、英国インディペンデント映画賞最優秀監督賞を受賞した。『CODE46』のナタリー・メンドーサ、『マグダレンの祈り』のノラ=ジェーン・ヌーンらイギリス実力派女優が出演。極限状況下で展開される地獄のサバイバルに最後まで目が離せない。

リーダーのジュノが計画したアメリカ・アパラチア山脈の地下洞窟探検。参加したのはサラとジュノを含め女性6人。途中、彼女たちを、突然の崩落事故が襲う。

出口がふさがれた・・・
しかも、身勝手なジュノは皆に内緒で前人未踏の洞窟を選んでいたことが発覚。
地図もないし、捜索隊も来ない、状況は、絶望的。

まっくら闇の洞窟の中に閉じこめられたいう状況だけで、恐ろしい。
ライトもいつまで持つかわからない。
出口があるのかどうかもわからない。
こんなとこに一人閉じこめられたら発狂しそう。

ディセント02

スリリングなサバイバルアタックと女どうしの疑惑の展開でも
十分面白いかなと思うんですが、一転、女ランボーかのようになっていきます。
この無茶な設定がいいのか悪いのか、
それを除いても閉塞感の恐怖は、うまく出てると思います。
主人公が精神不安定だという設定も面白いです。


(ネタばれ)↓
どうも不可解なラストで終わります。
主人公サラは一年前、交通事故で夫と子供を失っています。
夫とジュノはどうやら関係があったらしい。
そのジュノを見捨て洞窟から脱出しますが、子供は帰っては来ない。
彼女は、心の闇の洞窟からまだ抜け出ていないというところかな。


『ディセント』 The Descent 2005年【英】
監督・脚本:ニール・マーシャル 『ドッグ・ソルジャー』
出演:シャウナ・マクドナルド(サラ)/ナタリー・メンドーサ(ジュノ)/アレックス・リード(ベス)/サスキア・マルダー(レベッカ)/マイアンナ・バリング(サム)/ノラ=ジェーン・ヌーン(ホリー)
私の感想:★★★★☆ こんなとこ、行きたくない。
ディセント [DVD]
ディセントPOSTER

◎関連記事 洞窟探検映画
ディセント2 The Descent : Part2(2009)
地獄の変異 The Cave(2006)
ザ・ケイヴ WIthIN(2005)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
2008年07月17日 (木) | 編集 |
スウィーニー・トッド1

その怪しげな理髪店にはいったら最後、生きては出られない。
かつて無実の罪で投獄され、妻も娘も奪われた男が復讐のため街に帰ってきます。

ティム・バートン、ジョニー・デップのコンビで
くりひろげられる不気味な世界を堪能する映画です。
ティム・バートンの映画は、たいへん映像がきれい。
内容は恐ろしいけどね。

この作品は、ミュージカルの映画化で、
普通にセリフをしゃべるような場面で歌を唄うので、
前半部分は、すごくテンポが悪く感じました。
画面の動きと歌が合ってなくて、かなりイライラする。
無理に唄う必要があるのかなぁと思います。

後半部分になるとすごくミュージカル部分が生きてきます。
次から次へと、いっちょあがりってな感じでカミソリを振るうんですけど、
歌いながらなので、むごたらしい場面なんだけどスマートに見えます。

スウィーニー・トッド1
窓から見える空が始終どよーんとしてる不気味な部屋。
なかなか雰囲気がありました。

『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 
Sweeney Todd : The Demon Barber of Fleet Street 2007年【米・英】
ミュージカル
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ/ヘレナ・ボナム・カーター/アラン・リックマン
私の感想:★★★☆☆ 映像はバートンらしいけどミュージカルがいまいち。
ちなみにヤフー映画評では(★★★☆☆3.49点)でした。
2007年アカデミー賞 美術賞 ダンテ・フェレッティ
     アカデミー賞 美術賞 Francesca Lo Schiavo

ハゲタカ NHKドラマ
2008年07月14日 (月) | 編集 |
ハゲタカ DVD-BOXハゲタカ DVD-BOX
大森南朋/柴田恭兵/松田龍平/栗山千明

商品詳細を見る
外資系ファンドマネージャー役大森南朋がいい!NHKならではの重厚な人間ドラマに心揺さぶられますよ。


1本のネジから始まり、
1本にネジに終わっていく。
これは、泣けた。(T^T)
経済ドラマなので、堅苦しそうだなぁと思い敬遠してましたが、
観だすと続きが気になって気になって。DVD、一気に観てしまいました。

誰かが言った・・・。この世には、二つの悲劇しかない。
ひとつは、金のない悲劇。
そして、もうひとつは、金のある悲劇。


バブル崩壊後、失われた10年と呼ばれる長いトンネルの闇に包まれていた日本に、ある男が戻ってきます。通称“ハゲタカ”。合理的理論で弱った日本企業を買い叩きまくる外資系ファンドマネージャー鷲津政彦(大森南朋)です。
一方、旧態依然とした日本の体制にもがき苦しみなんとか日本企業を支える道を模索する三葉銀行、柴野健夫(柴田恭兵)。
この二人の男を中心に人間ドラマは展開。

冷酷に理論武装する鷲津の本心は、どこにあるんだろうか、と観てしまうドラマですね。彼の気持ちの中に、1本のネジが握りしめられています。吹けば飛ぶような小さな町工場で作られた、小さなネジ。何度もフラッシュバックする鷲津の銀行マン時代の過去。

鷲津を追う東洋テレビキャスターとして三島由香(栗山千明)が登場します。彼女と鷲津には因縁の過去があり、本心を語らない鷲津の気持ちを代弁していくような役割になってますね。
栗山千明

原作:真山 仁
ハゲタカ(上) (講談社文庫) ハゲタカ(下) (講談社文庫)
ハゲタカ2(上) (講談社文庫 ま 54-3) ハゲタカ2(下) (講談社文庫 ま 54-4)

キサラギ
2008年07月13日 (日) | 編集 |
会話だけによる密室劇。
グラビアアイドル如月ミキが自殺して1年、彼女の追悼会に5人のネット男が集まった。

ファンサイトで交流してる人の集まりなので、
皆さん、当然、まったく身元不明の他人どうしです。
そのうち、
あんた、なんで、こんなことまで、知ってんの!という具合に、
いったいこの人は何者や、ということになってくる。
実は、俺・・・なんだ、
え~!
思わぬ展開にびっくりする。
謎がわかったと思ったら、また謎が、脚本がよく出来てます。
これは、前半までの話ですけどね。
後半からは、事件の真相に迫るので、だらーと感じました。
私は、前半の人物像は面白かったが、後半の事件の真相に対しては興味が持てなかった。

特に最後のあたりの如月ミキが、顔見せ、歌い踊り出すシーンで、アホらしく感じてしまった。
みんなが踊りだすところは、舞台ならおもろいのかもしれない。
ここは、一気に場面転換し、流れを断ち切るかのように、室内でなく別の場所で踊りだした方がいいな。華やかなグランドファイナーレっぽくいってくれると僕は気に入ったと思う。
俳優さんは、いい味出してるのに、最後の間延びが、個人的にもったいないなと思った。

『キサラギ』  2007年【日】
監督:佐藤祐市 『シムソンズ』
脚本:古沢良太
出演:小栗旬(家元)
   香川照之(いちご娘)
   ユースケ・サンタマリア(オダ・ユージ)
   小出恵介(スネーク)
   塚地武雅(安男)
私の感想:★★★★☆ これは、いけると思った。が、最後で、がっくりきた。


ミッドナイトイーグル
2008年07月07日 (月) | 編集 |
ミッドナイトイーグル

ひどすぎ。
制作費あるのに。

米軍の戦略爆撃機ミッドナイトイーグルが、北アルプスで消息を絶つ。山に篭り撮影をしていた西崎(大沢たかお)が、墜落する赤い光を撮影。新聞記者の落合(玉木宏)とともに北アルプスへと向かう。

↓以下ネタばれ

ほどなく、ミッドナイトイーグルには核が搭載されてる事実が判明。
日本国に戦慄が走る。
北アルプスで展開される自衛隊員と亡国工作員の壮絶な闘いに、
西崎・落合は巻き込まれていく・・・。
と、いう大スケール娯楽巨篇のはずなんだが、

ダラッーとした場面が続くばかりでまったく緊張感がない。
これは、脚本はもちろん、
カット割りの悪さの影響が大きいのかなっと素人目に思うのですが。
雪山での迫力あるアクションシーン、
対策本部室内でのじりじりとした時間の緊張感、
撮り方と編集が面白くないですよね。

爆撃機内に立てこもる
西崎と自衛隊三等陸佐佐伯昭彦(吉田栄作)。
夜明けと共に亡国工作員は一気に攻め寄せてくる気配だ。
西崎は、自分たちもろとも工作員を焼き殺すためにナパーム弾を打ち込んで欲しいと
総理大臣に進言する。
非情のナパーム弾が発射される、着弾まで数分かかる。
そこで、米映画“アルマゲドン”のような
モニター越しの最後の別れのシーンになる。

主人公の西崎は戦場カメラマンで、妻は亡くなっている。
亡くなった姉の子を妹・有沢慶子(竹内結子)が育てているわけなのだが、
そのあたりのいきさつ、関係が、あまり描かれていないので、
最後の慶子の言葉。
「許さない。」が、
空回りしてしまった。

自分なりに、この二人のこれまでの気持ちを想像して、泣くしかないみたい。

『ミッドナイトイーグル』 2007年【日】
監督:成島出
出演:大沢たかお/竹内結子/玉木宏/吉田栄作
私の感想:★★☆☆☆ 緊迫感ゼロ。
ちなみにヤフー映画評では(★★★☆☆3.27点)でした。


28週後...
2008年07月04日 (金) | 編集 |
28週後...

英国はウイルスによって壊滅。
それから28週間後、
世界を守る米軍が登場。
米軍統制下で英国を復興をしていく作戦でしたが、
そううまくはいきません。
街は修羅場となり、収集がつかなくなります。
米国のずさんな介入が悪かったのか。
いやみっぽい設定か。

ブリティシュ風味な味付け、
荒廃した悲しげな音楽、
全速力で襲いかかってくるゾンビ、
と来ても
アレンジが違うだけですよね。
結局、ゾンビものはゾンビものだということだと思います。

米軍の介入をおちょくってるのかもしれませんが、
グロい殺戮、血しぶきが続くだけで、陰気な気分になる映画ですね。
あまり私はいいと思いませんでした。


『28週後...』 28 Weeks Later 2007年【英・スペイン】
ホラー
監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ
製作総指揮:ダニー・ボイル
出演:ロバート・カーライル/ローズ・バーン/イモージェン・プーツ
私の感想:★★☆☆☆ ブリティシュロックゾンビは終末思想。
ちなみにヤフー映画評では(★★★☆☆3.18点)でした。

【ダニー・ボイル】
1956年10月20日生まれ イギリス/マンチェスター出身
94年に「シャロウ・グレイブ」で劇場用映画監督デビュー。その2年後に撮った「トレインスポッティング」でのシュールな表現が話題となり、一躍注目される。ハリウッドに招かれて「普通じゃない」を監督、2000年にレオナルド・ディカプリオ主演で異色ドラマ「ビーチ」を完成させた。巧みなストーリー構成とブラック・ユーモアが特徴。