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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
三国志《三國之見龍卸甲/アンディ・ラウ主演》
2009年02月20日 (金) | 編集 |
乱世を駆け抜けていった一人の男、
蜀の武将〈趙雲〉の生涯を情感たっぷりに描いた英雄外伝。

三国志0
兜が、消防士みたいで、気になるなぁ(^_^;)

三国志演義をベースに創作している作品のひとつと見ればいいでしょう。
演義の終盤に、今回出てきた鳳鳴山というのが出てきます。孔明から北伐の任を受けた趙雲は、敵の罠にはまり命を落としかけます。そこを援軍の関興・張苞の活躍に助けられるわけです。五虎大将軍の生き残りも自分一人となったこと、若者の成長により時代が変わったこと、を彼が痛感するエピソードです。
広大な大地のロケは、敦煌の山岳地帯でおこなわれています。

戦乱の中国。祖国統一を夢見る趙雲は劉備の率いる軍にはいる。そこで志を同じくする平安と出会い、兄と慕う。ある時、平安が、劉備の妻子護衛に失敗。趙雲は単騎で劉備の妻子救出へと向かう。

三国志1
最初の奇襲の時、敵陣に“先鋒”って、わかりやすく書いてあった(笑)
語り部として、存在する架空キャラ、平安。
趙雲という人間の器の大きさを表すために、始終、彼の側に出てきます。

三国志2
趙雲といえば、たった一騎の阿斗ちゃん救出劇!
この場面がなければ趙雲じゃない。
関羽、張飛と並び、馬で走る場面が出てくる。うぉー、三人の並走は、かっこいいですね。レッドクリフでは、張飛がコミカル路線で、素手というひどい扱いだったんですけど、この映画では、ちゃんと愛用の蛇矛を持たせてもらってました。

三国志3
ここで、曹操の孫娘・曹嬰と出会うこととなる。
高笑いする趙雲を宿敵として、目に焼き付ける曹嬰。
彼女も祖父の血を受け継ぎ戦略に長けた性格となっている。

影絵が出てきて、ほのかな恋も描かれますが、
このあと、あっという間に時が過ぎちゃいます。
三国志A
三国志B

蜀の国は、劉備の息子がを継ぎ、孔明が補佐をしていた。孔明は、魏討伐を決意する。いまや伝説の老兵となった趙雲だったが、いまだ果たせぬ祖国統一の夢を胸に、関羽、張飛の息子・関興、張苞と共に、出陣するのだった。

演義の孔明は、義に厚くその志の高さに涙するような人物ですけど、
この映画の孔明はちと違う、黒い孔明。
策略のためには部下をも犠牲にするというひどい奴ですわ。Σ (`□´/)/
これは、趙雲を際立たせる演出のためですね。

孔明から趙雲に秘策のはいった袋が渡されるんですが、
これは演義でも出てきてるので、ちょっと紹介。
レッドクリフでも描かれる赤壁の戦いの後。劉備を呉におびきよせ暗殺しようとたくらむ周瑜は、劉備に孫権の妹との縁談を持ちかけます。孔明は劉備に同行する趙雲に三つの錦の袋を持たせ、困った時はこの袋を一つずつ開けるようにと計を授けるのです。

三国志4

次第に追いつめられていく趙雲。
戦場で琵琶法師のように曹嬰は、琵琶を奏でる。
このへんは、絵巻物を語ってるみたいで面白い。
もうちょっと彼女のアクション場面があっても良かったかなーと思った。

自分の見た祖国統一の大望もはたせぬまま、
結局、将棋の駒のように扱われる運命だったのかと、
趙雲は自分の人生を振り返ります。
貧しい出の個人が思い描く太平の世と、政治的な世界との違いに、
虚無感におそわれる。ぐっときます。(T^T)


最後、壮絶な死のシーンを描かずに、
馬で駆けるシーンで終わっていくのは、カッコいいですね。
輪を描いたにすぎなかったと、趙雲は語りますが、
そうではなかったです。
後の世で彼は英雄として語り継がれ、今も、駆け続けてるわけですね。

三国志9

三国志 龍の復活
三國之見龍卸甲 Three Kingdoms:Resurrection of the Dragon【中国】
監督:ダニエル・リー
出演:アンディ・ラウ(趙雲)/マギー・Q(曹嬰)/サモ・ハン(平安)/ヴァネス・ウー(関興)/アンディ・オン(芝)/ダミアン・ラウ(曹操)/ユエ・ホア(劉備)/ティ・ロン(関羽)/チェン・チーフイ(張飛)/プー・ツンシン(孔明)/ティン・ハイフォン(張苞)
★★★☆☆ アンディ・ラウ、かっこいいね!
歴史劇場
横山光輝さんの漫画では三国志 (25)出師の表 (潮漫画文庫)あたりの物語です。

レッドクリフPart II への前哨戦には、もの足りなかったかな。
◎関連記事→レッドクリフ Part I 感想
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