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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
2009年03月22日 (日) | 編集 |
暗めのトーンで抑えた雰囲気が、たいへん美しい。

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この映画は、観た方によって受け取るものが、いろいろと思います。

人とは逆の人生。
80代の老人の体で誕生し、徐々に若返っていくベンジャミン。
若返っていく彼のことを、うらやましいと、人は思うかもしれないが、
本人にとっては、一度の人生を生きているにすぎない。
若さというものが、まだ何なのか、わからない。
私たちも、船の航跡を見てるように、
後で若さと言うものがわかるわけだし、
振り返ってあの出来事の大切さがわかるわけですよね。
人生って分からない。
止まることのない時の流れを感じさせる静かで味わい深い映画でした。

ベンジャミン・バトン02

波乱の展開があるわけでもなく、静かにベンジャミンの生涯を描いていきます。

ベンジャミンは、見かけが人と逆になってるだけで、
最後は、なんら普通の人と変わらない。
たどる道が違うだけで、着くところは、いっしょなんですよね。
人には決してわかってもらえない孤独を持ち合わせてるが、
彼にしか体験できない生涯であり、
優しい母に育てられ、心かよわせる女性の腕の中で眠っていく、
幸せな一生じゃないかと思う。
男の一生というものは、そういうものかもしれないとも思う。

逆にディジーが若返る物語はありえるんだろうか。
女性は、出産をし、世代を引き継いでいくようなものがあり、
ある意味、時間そのものなのかもしれない。
ディジーはバレエダンサーに設定されていて、
彼女は、美しさを表現する仕事だ。
バレエはラインが大事なの、と言う彼女。
それだけに、年齢を重ね、ベンジャミンと対比されていく
彼女のシーンは、哀しく、はかない。

ベンジャミン・バトン01

ベンジャミンとディジー。
幼い頃に出会い、常にお互いのことが心の中にあり、
ぴったりと年齢が合ったかのように、
放物線の頂点で出会うように、
二人だけで時を過ごすところは、すごく美しい。

美しいイメージを持つ映画だったし、
一度しかない人生、今もこのときも動いてる時の流れを感じます。

ベンジャミン・バトン03

ベンジャミン・バトン 数奇な人生
The Curious Case of Benjamin Button 2008年【米】
監督 デヴィッド・フィンチャー
キャスト ブラッド・ピット(ベンジャミン・バトン)/ケイト・ブランシェット(デイジー)/ティルダ・スウィントン(エリザベス・アボット)/エル・ファニング(7歳のデイジー)/ジュリア・オーモンド(キャロライン)/イライアス・コティーズ(ムッシュ・ガトー)/ジェイソン・フレミング(トーマス・バトン)/タラジ・P・ヘンソン(クィーニー)
脚本:エリック・ロス
原作:F・スコット・フィッツジェラルド
感想:★★★★★ 素晴らしかった。
ドラマ]劇場

ベンジャミンバトン_pamphlet2

※この映画のパンフ900円と高くてね。( ̄O ̄;)
もう1本映画観れそうな値段で、ものすごく悩んだよ。
結局、パンフを買った。
これも私の人生のうちの、ひとつ、なんだろうか。
人生は分からない。

中を見てみると、彼の人生のひとコマの写真が載せられ、
ベンジャミンのアルバムのような作り。だけど、ちょっと中途半端。


ベンジャミン・バトンポスター02
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