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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
ウォッチメン/WATCHMEN
2009年03月29日 (日) | 編集 |
ウォッチメン_POSTER

ウォッチメン?
何、それ?
というとこですけど、
要は、超人過激団体で、一時、政府にも重宝されたが、その活動がいきすぎたため多くの市民からの反発を買い、活動を休止、解散したグループ。
1977年には政府が、ヒーロー活動禁止令を制定している。

1985年、米ソの衝突の終末時計が動き出す中、
元ウォッチメンの一人、通称“コメディアン”が、何者かに殺されるところから、
お話は、スタートする。
300号室だったね (^O^)!

原作コミックはよく知らないけど、なんとなく、こういう話。
ヒーローものと見ずに、自分なりの解釈で、楽しむがいいのかな。


ケネディ暗殺事件、ベトナム戦争、キューバ危機など、世界で起きた数々の事件に関わってきたというので、社会風刺の効いたコミックの映画化なのかなと思って、観たんだけど、どうやら、そういう話ではないらしい。
彼らが、事件にどう関わったのかを期待したのに・・・

過去に戻り、ウォッチメンのそれぞれが、なぜこのような活動にいたったか、暗部を、アクション映像で、語っていく。明るいセックス描写、暴力といかにもアメリカンコミックの映像なんだろうなって感じの進み方で、面白く観れた。

ウォッチメン_ロールシャッハ

娼婦の子として生まれた暗い過去を持つ、
ロールシャッハというキャラは、かっこ良かった。
社会への反発心から自らの顔をおおってるのか、ロールシャッハとして自分の思う正義を押し通そうとする暗い心は、魅力的。

ウォッチメン_DR.マンハッタン

特異なキャラが、青白く光った全裸男のDR.マンハッタン。
まる出し男が、哲学を語っても説得力ないやろ!というキャラ。
ここまで来ると、もう人間じゃなく神で、
強大な力を持ち、米国の持つ核みたいなもの?で、
この存在の有無が問題なのかな。
キャラの外観としては、体格のいいスキンヘッドというだけで、
美しさもかっこ良さもない。


日本では、こんなん、うけるかなーと言う映画。
ヒーローを通じて、
自分なりに、何かを当てはめてみて楽しむ映画かな、という気がするんですが、
アメリカに住んでない私には、ピンときにくい。
あの頃の敵国ソ連は、現代では、いないしね。ヒーローは不要なのだ。

私は、勝手に徒党を組む主張グループみたいに理解して観たけど、
その活動団体が、もし超人だったらと架空的に見たら結構面白く観れた。

ウォッチメン_シルク・スペクター

〈追記〉
この映画は、
強い国アメリカ、高らかなる正義を人々が信じていた時代、
ヒーローがヒーローと呼ばれた時代への
ノスタルジー的なものは、ちょっぴり感じますね。
登場するヒーローが、アメリカという国を様々に表していく。
それを暗いような、お間抜けのような、過激な映像で、
面白く見せてるのかなーと思います。

ウォッチメン WATCHMEN 2009年【米・英・カナダ】 163分
アクション劇場
監督:ザック・スナイダー 『300 <スリーハンドレッド>』
ジャッキー・アール・ヘイリー/ウォルター・コバックス(ロールシャッハ)
マリン・アッカーマン/ローリー・ジュスペクツィク(シルク・スペクター)
ビリー・クラダップ/ジョン・オスターマン(DR.マンハッタン)
マシュー・グード/エイドリアン・ヴェイト(オジマンディアス)
ジェフリー・ディーン・モーガン/エドワード・ブレイク(コメディアン)
パトリック・ウィルソン/ダン・ドライバーグ(ナイトオウル)
★★★☆☆

ウォッチメン_FROGMAN

公式HPで、WATCHMENとFROGMANさんがコラボしてた。
活動団体として、鷹の爪団と同じということだろうか。
でも、
WATCHMENよりFROGMANさんの
スパイスの効かせ方のほうが、はるかに、面白いね。
日本人には、FROGMANテイストの方が、好みに合うと思う。 
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