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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―
2009年04月14日 (火) | 編集 |
孔明は子供の時より気象を観測していて
毎年十一月になると二三日だけ東南の風がきまって吹くことに気づいた。
いまでこそ 
その風は潮流と南国との気温の関係から起こる貿易風と知られているが
当時の孔明がすでにそれを知りその日が近いことも知っていたのである。
(横山光輝三国志より抜粋)

レッドクリフ孔明

レッドクリフポスター

いつのまにか、―未来への最終決戦―という副題がついてるけど、
もうちょい洒落たもの、内容に合ったものにならんかったか。
私的には、帆にありったけの希望の風を受けるようなイメージが欲しい。
Part I で、三国志の持つ魅力を伝え、Part II は、三国志キャラを使った創作大スペクタクル活劇ですね。

疾きこと風の如く、
徐かなること林の如く、
侵掠すること火の如く、
動かざること山の如く、
知り難きこと陰の如く、
動くこと雷の震うが如し。


詩的イメージで、両陣の人物の気持ちを、交互に描いていく。

レッドクリフ曹操

戦力の数で圧倒してるので、勝利は明らかなのですが、
曹操が、打ち崩したいと考えるものがあった。
それは、周瑜たちの絆。
それは自分が手に入れられなかったものであり、彼らの信頼が、あっけなく崩れるのを見て、自分の歩んできた道を納得させたいのだ。
小喬を手に入れるいうことは、一人で戦ってきた己の正しさの証明となるのであろう。単に、女が欲しいと言うのとはちと違うような気がする。
後半に曹操は言う。周瑜は、今、さぞかし孤独であろうと。
しかし、曹操のもくろみとは、逆に、
周瑜たちの絆は、さらに深まっていたのだ。

曹操の生き方の現れてくるPart II は、すごく見応えありますね。曹操が本当に求めるものは、周瑜たちが持つもの、“信じる力”。お互いの気持ちが赤壁で向かいあっている。

レッドクリフ周瑜孔明
孔明と周瑜、お互いの実力を認め、信頼の上での約束なのだ。

レッドクリフ10万本の矢
天の声を聞く孔明は、十万本の矢を鮮やかに調達。
矢の重さで船が傾むくとこまで。リアルに描いてましたな。

レッドクリフ小喬
ひとり乗りこんだ小喬に、
お茶を解せない方と、ひややかに言い切られてしまう曹操。
この時点で、曹操の負けは決まった。
お茶は、相手を思うこと、やりとりによって成り立つのだ。
ひとりでは、たてれない。

ここから先は、具体的なぶつかり合い、ドカーン、ドカーンの大爆発。
やっと関羽・張飛・趙雲の見せ場が!
と、思ったけど、意外と少なかった。趙雲の棒高飛びは良かったね。
レッドクリフ豪傑たち


レッドクリフ尚香
デブ助戻ったのか、と喜び、叔材が倒れるところは、(T_T)
彼は、最後まで、人を疑うことを知らない純朴な青年であった。

レッドクリフ孫権
若きゆえ悩む君主・孫権、渋い。

レッドクリフ勝者はいない
勝者はいない。黒澤明『七人の侍』っぽい。
監督さんは、黒澤明の影響も受けてると語っていましたからね。


Part II は、力はいりっぱなしで、すべてが面白かった!
“信じる力”が知恵を生み、勇気を生む、気持ちいい三国志でしたね。
監督さんのメッセージは、
現在、世界的に起こっている金融危機不安にも、逆風を吹かせよう、というような内容でした。単なる歴史ロマンに留めず、豪傑、英雄を現代的に力強く蘇せたのは、良かったと思います。

以下、ジョン・ウー監督からのメッセージです。
~親愛なる日本の皆様~
私たちが暮らしてる今は、過去に生きた人々の勇気ある行動が積み重なってできてきました。世界的不況・不信の時代だからこそ、一人一人の決断で今を変えて新しい未来を作りましょう。
みなさんがそれぞれ『奇跡』を起こす時です。
未来に勇気を。
Imagine Future.


レッドクリフ団子

レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦― 上映時間144分
RED CLIFF: PART II 赤壁・決戦天下 2009【米/中国/日本/台湾/韓国】
ドラマ
感想;★★★★★
監督:ジョン・ウー/音楽:岩代太郎/主題歌:alan 
主要キャスト
《呉》トニー・レオン(周瑜)/チャン・チェン(孫権)/中村獅童(甘興)/ヴィッキー・チャオ(尚香)/リン・チーリン(小喬)/ホウ・ヨン(魯粛)/チャン・サン(黄蓋)
《蜀》金城武(孔明)/ユウ・ヨン(劉備)/バーサンジャプ(関羽)/ザン・ジンシェン(張飛)/フー・ジュン(趙雲)
《魏》チャン・フォンイー(曹操)/トン・ダーウェイ(孫叔材)
久遠の河(DVD付)
レッドクリフ オリジナル・サウンドトラック コンプリート・アルバム
レッドクリフ Part2 公式ビジュアルガイドBOOK
林志玲(リン・チーリン)ビジュアルファンブック
三国志 (13) (潮漫画文庫) 横山光輝 赤壁の戦い

レッドクリフ周瑜

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alan / 久遠の河

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