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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
グラン・トリノ
2009年04月25日 (土) | 編集 |
落としまえのつけ方。

グラン・トリノ ポスター

『ミリオンダラー・ベイビー』以来、4年ぶりにクリント・イーストウッドが監督・主演を務めた人間ドラマ。朝鮮戦争従軍経験を持つ気難しい主人公が、近所に引っ越してきたアジア系移民一家との交流を通して、自身の偏見に直面し葛藤する姿を描く。イーストウッド演じる主人公と友情を育む少年タオにふんしたビー・ヴァン、彼の姉役のアニー・ハーなどほとんど無名の役者を起用。アメリカに暮らす少数民族を温かなまなざしで見つめた物語が胸を打つ。

イーストウッドの作品は、品の良さを感じますね。
決して媚びないというイメージがある。

がんこじじいの話ですけど、
ユーモアがあって、あったかい笑いのある作品でした。
ある日、タオ少年に、ヤムヤムをデートに誘え、グラン・トリノを貸してやるよ、という言葉が、口からポンと飛び出ててしまうんですね。彼自身も、あれ?っていう言葉なのでしょう。あれだけ大事にしているグラン・トリノを、人に貸すなんて、今まで思いもしてなかったのに。すごく素直に出た言葉で、彼は、このグラン・トリノを譲り受けれる友を心の奥で求めていたんでしょうね。

ガレージの、ものすごい数の工具というのも印象的でした。これは、彼の知恵、経験の象徴のように、すごく長い時間をかけて、こつこつと集まったものみたいで、グラン・トリノを置くにふさわしいガレージのようでした。

グラン・トリノ img1

朝鮮戦争で人を殺した苦しみを知るウォルトは、タオ少年に、このいやな気持ちを抱える一生だけは送って欲しくないんですね。
自分の苦しみ、過ちを、決して、子供には味わせない、引き継がせない。
大人としてのけじめのつけ方を見せてくれてると思います。

イーストウッド自身、俳優業は、この作品で最後ということで、彼が演じてきた孤高のヒーローの締めくくりにもなっている。
最後まで、かっこいいですね。

グラン・トリノ Gran Torino 2008年【米】117分
監督/主演;クリント・イーストウッド(ウォルト・コワルスキー)
出演:ビー・ヴァン(タオ・ロー)/アーニー・ハー(スー・ロー)/クリストファー・カーリー(ヤノビッチ神父)
★★★★☆ 
自分のケツぐらい自分で拭け、人に尻ぬぐいはさせるなよ、
と、いうようなメッセージも静かに感じます。

グラン・トリノ ダーティハリー イメージ2
◎ダーティハリーのチラシを集めてみました。→こちらへ

孤高の騎士クリント・イーストウッド (映画作家が自身を語る)孤高の騎士クリント・イーストウッド (映画作家が自身を語る)
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