2009年10月18日 (日) | 編集 |
これは「羊たちの沈黙」のようなドイツ生まれの本格サイコスリラー。
ハリウッドでリメイク版公開予定!だそうです。

向こうのポスターも奇妙ですが、日本版DVDも借りにくそうなものになってます。
ドイツ生まれと書いたけど、檻の中の連続少年殺人犯が、レクターでも想像してたか?と話かけるシーンがあり、この作品は「羊たちの沈黙」をリスぺクトしたみたいです。

↑ほら、羊たちの沈黙みたいでしょ。
「羊たちの沈黙」以来、数多くのサイコものは、作られてきましたけど、だいたいは、犯人の心理を分析したり、犯人の手口を見せるのが主体ですよね。その後、「セブン」のような、刑事も犯行に巻き込まれるという作品も出ました。
この作品は、さらに進んで、プロVS異常犯罪者ではなく、素人さんVSサイコキラーのようなものとなっています。真面目な男が、サイコキラーと対峙した時、どうなってしまうのか?こういうお話になってるのが面白いところで、ハリウッドも、それで、目をつけたのかな。
素人さんといっても、一応、主人公ミハエルは、農家の副業として警察官は、やってるんですね。普段は、犯罪もない田舎の村なので、仕事もなく、家計の助けには、なってたでしょう。ところが、一年前、村の少女が惨殺されるという村はじまって以来の事件が発生します。それ以来、妻や子供、そして農場の仕事もおざなりになってたみたいなんですね。
農家の奥さんから言うと、本業でもない警察の仕事ばっかりして何やってんの、と思われるし、子供も思春期で、学校で、問題を起こしたりしてしまっています。このままではいけないと彼は考えたんでしょうか、村人全員を検査し、シロならば問題なし。そうなると、自分の捜査の範囲は越えるし、それで、けじめをつけようとしたんですけど、うまくいきません。案の定、村人からは、大反発を買い、彼は、焦り、孤立してしまってる状態だったんですね。
そこに、飛び込んできたのが、世間を怖がらせていたサイコキラー・エンゲル逮捕のニュース。村人は、これで解決と安堵しますが、彼は、すっきりできません。どうしても、連続殺人犯に直接、訊ねてみたいと、この連続殺人犯との面会を当局に申し出るわけです。
彼は、自分のわだかまりを消したかっただけなんですけど、連続殺人犯は、ミハエルを、なぜか、気に入り、彼としゃべりたがる。犯人の口から、自分は少女を殺した犯人を知っている、という言葉まで出てきて、彼は、いやおうなく、この人物に関わらざるおえなくなってしまう。
レクターのような理解できないものなら、断ち切れるんですけど、この異常犯罪者エンゲルが、仕掛けてくるのが、ミハエル自身の中にある疑念や欲望に対してなんですね。田舎に住む純心な男が、異常犯罪者に侵食され、自分を押さえきれず暴力的になってくる。
羊たちの沈黙でも、クラリスとレクターのやりとりが見ものですけど、
この作品の、ミハエルとエンゲルのやりとりも、観応えありました。
ANTIBODIES -アンチボディ- 死への駆け引き ANTIKORPER
2005年【ドイツ】劇場未公開123分
監督:クリスチャン・アルバート
出演:ヴォータン・ヴィルケ・メーリング(警官ミハエル)/アンドレ・ヘンニック(殺人犯エンゲル)/ハインツ・ホーニヒ/クリスチャン・フォン・アスター/ノーマン・リーダス
★★★☆☆
ANTIBODIES-アンチボディ- (死への駆け引き) [DVD]
ハリウッドでリメイク版公開予定!だそうです。

向こうのポスターも奇妙ですが、日本版DVDも借りにくそうなものになってます。
ドイツ生まれと書いたけど、檻の中の連続少年殺人犯が、レクターでも想像してたか?と話かけるシーンがあり、この作品は「羊たちの沈黙」をリスぺクトしたみたいです。

↑ほら、羊たちの沈黙みたいでしょ。
「羊たちの沈黙」以来、数多くのサイコものは、作られてきましたけど、だいたいは、犯人の心理を分析したり、犯人の手口を見せるのが主体ですよね。その後、「セブン」のような、刑事も犯行に巻き込まれるという作品も出ました。
この作品は、さらに進んで、プロVS異常犯罪者ではなく、素人さんVSサイコキラーのようなものとなっています。真面目な男が、サイコキラーと対峙した時、どうなってしまうのか?こういうお話になってるのが面白いところで、ハリウッドも、それで、目をつけたのかな。
素人さんといっても、一応、主人公ミハエルは、農家の副業として警察官は、やってるんですね。普段は、犯罪もない田舎の村なので、仕事もなく、家計の助けには、なってたでしょう。ところが、一年前、村の少女が惨殺されるという村はじまって以来の事件が発生します。それ以来、妻や子供、そして農場の仕事もおざなりになってたみたいなんですね。
農家の奥さんから言うと、本業でもない警察の仕事ばっかりして何やってんの、と思われるし、子供も思春期で、学校で、問題を起こしたりしてしまっています。このままではいけないと彼は考えたんでしょうか、村人全員を検査し、シロならば問題なし。そうなると、自分の捜査の範囲は越えるし、それで、けじめをつけようとしたんですけど、うまくいきません。案の定、村人からは、大反発を買い、彼は、焦り、孤立してしまってる状態だったんですね。
そこに、飛び込んできたのが、世間を怖がらせていたサイコキラー・エンゲル逮捕のニュース。村人は、これで解決と安堵しますが、彼は、すっきりできません。どうしても、連続殺人犯に直接、訊ねてみたいと、この連続殺人犯との面会を当局に申し出るわけです。
彼は、自分のわだかまりを消したかっただけなんですけど、連続殺人犯は、ミハエルを、なぜか、気に入り、彼としゃべりたがる。犯人の口から、自分は少女を殺した犯人を知っている、という言葉まで出てきて、彼は、いやおうなく、この人物に関わらざるおえなくなってしまう。
レクターのような理解できないものなら、断ち切れるんですけど、この異常犯罪者エンゲルが、仕掛けてくるのが、ミハエル自身の中にある疑念や欲望に対してなんですね。田舎に住む純心な男が、異常犯罪者に侵食され、自分を押さえきれず暴力的になってくる。
羊たちの沈黙でも、クラリスとレクターのやりとりが見ものですけど、
この作品の、ミハエルとエンゲルのやりとりも、観応えありました。
ANTIBODIES -アンチボディ- 死への駆け引き ANTIKORPER
2005年【ドイツ】劇場未公開123分
監督:クリスチャン・アルバート
出演:ヴォータン・ヴィルケ・メーリング(警官ミハエル)/アンドレ・ヘンニック(殺人犯エンゲル)/ハインツ・ホーニヒ/クリスチャン・フォン・アスター/ノーマン・リーダス
★★★☆☆
ANTIBODIES-アンチボディ- (死への駆け引き) [DVD]
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