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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
ゴーン・ベイビー・ゴーン
2009年11月08日 (日) | 編集 |
“人間を形づくるのは 自分以外の何かだ
住む街 隣人たち 家族
ここの住人たちにとっては そうしたものが誇りだ
肉体が魂を包み それを街が包み込む”


ゴーン・ベイビー・ゴーンPOSTER

「ミスティック・リバー」の原作者デニス・ルヘインの『愛しき者はすべて去りゆく』を、監督デビューになるベン・アフレックが映画化した社会派サスペンス。彼が自分で脚本を書き、これは、自分が撮った方がいいのでは、と思い、監督までしたそうです。

この街で生まれ育ったということが、キーとなってくる物語。主人公パトリックも、この街で、育った人間で、それを活かし、幼なじみアンジーと一緒に探偵業を営んでいる。ある日、4歳の少女アマンダが誘拐される事件が発生。少女の叔母夫婦の依頼を受け、この誘拐事件に関わることとなる。

作り方が、渋いですね。
誘拐事件に関わる人、彼のパートナー、幼女の母、警察関係者など、この街に育った、あくの強い人物たちを描くことにより、主人公を浮き彫りにしていく物語で、主人公パトリックは、大人しめな存在。ケイシー・アフレックは、ちょっと頼りない感じがして、この映画に、よく合ってたと思います。脇役の方は、渋い方を揃えてて、狙いもバッチリですね。
大作だと、主役にスター俳優が来て、こういう作品の雰囲気は出なかったでしょうね。

ゴーン・ベイビー・ゴーンIMG1
アンジー(ミシェル・モナハン)と、パトリック(ケイシー・アフレック)
幼なじみの二人は、お互いにわかりあってると思っていたのだが・・・

ゴーン・ベイビー・ゴーンIMG3
レミー刑事(エド・ハリス)アマンダの母親ヘリーン(エイミー・ライアン)
誘拐された子供の母親は、かなり、だらしない人だった。

ゴーン・ベイビー・ゴーンIMG2
モーガン・フリーマン(ドイル刑事)
おなじみの俳優さん。彼が出てくると、ぐっと作品がひきしまる。

この事件に対して、主人公が、ある決断にいたるわけなんですが、
彼は、法律を守ろうと決めたわけではないと思う。
自分が生まれ育ってきた、この街を信じたかった、
みたいなところも、あったんだと思います。
でも、これは、この街で育った自分を否定したくというような考えであって、それでいいんだろうかという気もするが、少なくとも、彼は、この街に生きる者として、責任を負い、見守っていくということだ。

ゴーン・ベイビー・ゴーン GONE BABY GONE 2007年【米】劇場未公開
監督:ベン・アフレック
原作:デニス・ルヘイン 愛しき者はすべて去りゆく (角川文庫)
出演:ケイシー・アフレック/ミシェル・モナハン/モーガン・フリーマン/エド・ハリス/ジョン・アシュトン/エイミー・ライアン/エイミー・マディガン/タイタス・ウェリヴァー
★★★★☆
ゴーン・ベイビー・ゴーン [DVD]

◎デニス・ルヘイン関連作品
シャッター アイランド〈字幕版〉
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