fc2ブログ
観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
ブラック・ウォーター
2009年11月30日 (月) | 編集 |
オーストラリアものって、ワイルドな恐さがありますね。(°д°;;)
気軽なレジャーのはずだったのに・・・

ブラック・ウォーターPOSTER

北オーストラリアのマングローブの生い茂る沼地が舞台。リーと姉グレース、そしてグレースの恋人アダムの3人は、川釣り体験ツアーに来ていた。いい釣り場を捜してガイドとともに川を船で上っていくと、突然何かに激突され船が転覆してしまう。なんとかマングローブの木に辿りついたグレースとアダム。リーは必死の思いで転覆した船に登ったものの、そこから動くことができず…。

3人は、体験ツアーの船が出てしまったあと、別の小舟で参加したわけなんですね。彼等がここにいることは、誰も知らないし、この密林から、歩いては帰ることは、できそうもない。都会人が、途方にくれるような大自然のまっただ中に、取り残されてしまう。こういう状況は、めっちゃ恐いですね。

これは、「アナコンダ」みたいな動物パニック映画ではありません。濁った沼のどこかに、ワニが潜んでいるのかもしれない。この恐怖に、木の上から動けなくなっていく。スティーブン・キング「クージョ」のような話です。
動けない原因として、ワニの存在は、もちろん、それ以外に、姉妹と姉の婚約者という、この3人の立場関係から来るものもあるんですね。時折、現実をわからせるかのように、ワニが、急に、大きな口を開け、姿を見せる、これは、びっくりするわ。なかなか、うまく演出されている映画ですよ。

ブラック・ウォーターIMG1
転覆時、姉グレースとアダムのカップルが木の上、妹リーが転覆したボートの上という状況になる。この位置関係が、すごく微妙で、なかなかのシーンですね。
妹リーからすれば、もう、お姉ちゃんには婚約者がいて、お腹の中には、赤ちゃんもいる。もう昔の姉妹関係ではないわけですね。アダムが、リーを助ける前に、グレースを安全な木の上に上げる様子をリーは、じーっと観察する。そのあと、悟ったかのような表情を見せ、ボートから離れ始めます。セリフには、出ないけど、この3人の気持ちは、ていねいに描かれてます。

ブラック・ウォーターIMG2
姉妹だけになってから、妹リーが、姉グレースに、おまじないを、お願いするところがある。きっと、昔から、お姉ちゃんが、妹に、そうやってきたんだろうなと思わせる場面で、途中、おまじないや、寓話的な歌が出てきて、こういうのは、ホラーっぽい。今度は、私が、お姉ちゃんを助けると、妹が、しだいに強くなっていく。

ワニも、迫力あり!人物設定も、うまく作られてて、良作と思います。

ブラック・ウォーター BLACK WATER 2007年【豪】 89分
監督・製作・脚本:アンドリュー・トラウキ/デイヴィット・ネルリッヒ
出演:メーヴ・ダーモディ(妹リー)/ダイアナ・グレン(姉グレース)/アンディー・ロドレーダ(姉の恋人アダム)
★★★★☆ 
ブラック・ウォーター [DVD]
スポンサーサイト