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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
道 La strada
2009年12月17日 (木) | 編集 |
先日、読んだ雑誌 BRUTUS 12/1号 特集『泣ける映画』で、総合第1位、
TSUTAYAの、世界が泣いた100選100円にも、選ばれていたので、
名作『道』を観てみました。

道_LaStrada_img

あとで、じわじわ~(T_T)と来ますねぇ。
この作品でいう道とは、自分の進んできた後にできてくる道のことです。
ふりかえった時に見える道。

たとえ、どんな小さな石ころにだって、意味がある。
多くの人は、道ばたにころがる小さな石など気にもとめずに、通り過ぎてしまう。
あとから、その石の大切さに気づいても、人生は引き返せない。
あの時の出来事、出会い、すべてがあって、この道は出きてきてるんですね。
それがわかった時に、押し寄せて来るものが、ありますねー。

この先も、人生の悲哀を描いてる名作と呼ばれ続けるものだろうなー。名作ベスト10には、必ず、はいってきそうな作品ですね。でも、こんなの、つらくて、何回も観られへんわ。私としては、ベストには選ばない作品だろう。何年かのち、ふと、した時に、メロディーやシーンが心に残っていることに気づくと思います。

ジェルソミーナを演じてたジュリエッタ・マシーナの、くりっとした目や、表情、動作に、冒頭から、興味を引かれ、印象的。それだけでも大満足。小さな彼女が、大きなコートを着てる姿も、かわいらしかったですね。

道 La strada 1954年【伊】115分
監督:フェデリコ・フェリーニ/音楽:ニーノ・ロータ
ジェルソミーナ………………ジュリエッタ・マシーナ
ザンパノ………………………アンソニー・クイン
アルレッキーノ(キ印)……リチャード・ベイスハート
★★★★☆(4.9)
道【淀川長治解説映像付き】 [DVD]
ヨーロッパ映画音楽百科(ニーノ・ロータ編)

道_LaStrada_Poster2
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