観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
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パラノーマル・アクティビティ
2010年01月31日 (日) | 編集 |
制作費135万円ホラーの実力は、いかに。

Paranormal_Activity_PhotoA.jpg

まず、恐さは、まったく、ない映画です。(^▽^) きっぱり
CMのような絶叫リアクションする人、一般観客の劇場には、おりません。
低予算で、どんなアイデアで作られてるのかなーというのを、
楽しみに行きましたけど、おっ、という工夫は、なかったです…( ̄▽ ̄;

もともとは、自主製作作品で、
真面目に、怪現象を扱ったものを作ってみたかったんでしょうね。

被写体が、ケイティだけで、四六時中、カメラを回してるのが不自然なんですけど、それは、ミカという男が、自分勝手な性格ということにしてありました。怪現象だけでは飽きちゃうので、いらいらするケイティの感情で、うまく時間を、もたせたかなと思います。
へんに受けを狙うシーンもないし、媚びて、作ってないですね。
低予算すぎて、プロのスピルバーグが、リメイクすることは不可能な世界です。

怪現象を撮ったら、怪現象が起こってしまったということでしょう。個人の発想が、大ヒットを生んだという痛快な作品で、その点は、良いかなと思います。今後、個人の方が、どんどんチャレンジしていけるようになれば、いいですよね。

パラノーマル・アクティビティ Paranormal Activity 2009年【米】86分
監督・脚本:オーレン・ペリ
出演:ケイティ(ケイティ・フェザーストーン)/ミカ(ミカ・スロート)
★★★☆☆(3.0) 俳優さんの名前、そのままやん (*○*;)
パラノーマル・アクティビティ画像1

※恐いもの見たさ、という感じでおさまってるのが、良かったのかもしれないですね。個人製作らしい突飛さはないものの、予算の都合内で、やれるだけやりました、という印象の作品です。
※宣伝に関しては、たちが悪く、もう、どうしようもないですね。配給会社は観客をバカにしてるかなと感じられます。大劇場公開というタイプの映画じゃないもん。


◎関連記事→『パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT
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Dr.パルナサスの鏡
2010年01月28日 (木) | 編集 |
鏡の迷宮へ、ようこそ。

Dr.パルナサスの鏡ポスター

解説:鬼才テリー・ギリアム監督による幻想ファンタジー。ヒース・レジャーの急逝により、完成が危ぶまれていた本作を、彼と親交のあったジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが「トニー」役を演じ分け、遂に完成。さらには3人が、本作の出演料全額をヒースの遺児である2歳の娘マチルダに寄贈したことも大きな話題になったことも記憶に新しい。

パルナサス博士。不老不死で、人里離れたところに暮らす偉大な僧侶だった彼は、ある時、悪魔にそそのかされ下界へおりる。そこで、一人の女性に心を奪われ、死と若さを手に入れるため、悪魔と、ある契約を結んでしまう。

博士の率いる一団の、だしものが、鏡を使った「イマジナリウム」。博士の瞑想に導かれ、この中に足を踏み入れると、そこは、もう欲望の世界。めくるめく自分の願望が具現化された世界が広がるのだ。

怪しげな見せ物小屋みたいな移動式劇場が広がると、奇怪な世界が出現したみたいで、なにか、ぞくぞくしてきますね。奇妙な小道具やセットが、面白いわー。

Dr.パルナサスの鏡_ヒース・レジャー

やがて、タロットカードXII「吊るされた男(The Hanged Man)」の暗示とともに、トニーという男が、橋の下に吊るされている姿で登場。
このカードは「自己犠牲」「献身」「慈愛の精神」を象徴する。受難の兆しであり、その受難は、いつの日か報われるという意味で、良きカードなんですけど…… これは、つらいものがありますね。

亡くなったヒース・レジャーの意志を継いで、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが、鏡の中のトニーを演じています。

鏡の中の世界は、強い欲望によって、変化していくみたいです。
ジョニー・デップは、はいったおばさんの欲望の世界。
ジュード・ロウは、トニー自身の内面世界。
コリン・ファレルは、ヴァレンティナの愛の世界。が描かれます。
意味は、どうでもいいものですね、この奇想天外な映像が、楽しい。

Dr.パルナサスの鏡_リリー・コール
ヴァレンティナを演じてたリリー・コールという方は、ケンブリッジ大学にも合格してるスーパーモデルさんだそうで、お人形さんのような顔だちが、この作品に、よく合ってましたね。


今回、親交のあった方の友情で作られたというのが、いいじゃないですか。完成し、公開できたのは、良かったと思います。豪華スターのエンタメ系作品になったので、テリー・ギリアムの奇妙な作品だけど、お客さん、多かったです。
※トム・クルーズの代役申し出を監督は断ったとパンフに書いてあった。トム・クルーズじゃこの世界に合わんよね。

Dr.パルナサスの鏡 2009年【イギリス・カナダ】124分
The Imaginarium of Doctor Parnassus
監督:テリー・ギリアム
ヒース・レジャー(トニー)/ジョニー・デップ/ジュード・ロウ/コリン・ファレル/クリストファー・プラマー(パルナサス博士)/リリー・コール(博士の娘ヴァレンティナ)/トム・ウェイツ(悪魔Mr.ニック)/アンドリュー・ガーフィールド(アントン)/ヴァーン・J・トロイヤー(パーシー)
★★★★☆(4.0)
※パンフは、600円。写真も多く豪華。これは、買って損はないよ(^▽^)/

湖のほとりで
2010年01月26日 (火) | 編集 |
静かに、ミステリーを楽しみたい。

湖のほとりで_写真1

イタリア郊外の美しい風景に囲まれる小さな街。閑静な住宅が立ち並ぶ、一見、日本の街並と変わわらないような所だ。街から離れた小さな湖のほとりで、若い女性の全裸死体が発見される。まるで眠るように死んでいる遺体状況から、顔見知りの犯行ではないかと推理される。

尋問のような口調で、冷たく、端的に、聞き込み捜査を進めていく主演のサンツィオ刑事が、すごく、いいですね。やけに厳しい聞き込みだなと思って見始めた。人情デカみたいに、寄り添い感情を出していかないんですね。

それによって、ある一定の近づけない距離感を感じる。
この事件の関係者たちは、口には出せない家族の中で、抱えてるものがあり、それは、一緒に暮らしていない他人には、決して、わからないようなことなんです。聞き込みをするサンツィオ刑事自身も、奥さんの病気のことで悩み、娘との溝ができてしまってる。
人に言ったところで、何も解決しないものというのがある。登場人物の、一日、一日を過ごす中での、苦しみや葛藤を、想像させていきますね。
心の中にたたずむミステリーを、うまく映し出してると、思います。

これは、イタリアのアカデミー賞と称される「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、史上最多となる10部門受賞を成し遂げたそうです。賞のいきさつは、よくわからないけど、こういう大掛かりな賞が、似あわないなぁ~。小作品として、たいへん、よく出来てる。
村はずれにある美しい湖のように、ひっそりとした位置にあるような秀作ですね。
内容と情景が、合ってて、すごく雰囲気がよかった。
静かに進むだけに、最後に見せる奥さんの笑顔も効いてくる。

湖のほとりで LA RAGAZZA DEL LAGO 2007年【イタリア】95分
監督:アンドレア・モライヨーリ
原作:カリン・フォッスム『見知らぬ男の視線』
出演:トニ・セルヴィッロ(サンツィオ刑事)/アンナ・ボナイウート(サンツィオの妻)/アレッシア・ピオヴァン(被害者アンナ)/マルコ・バリアーニ(アンナの父ダヴィテ・ナダル)/オメロ・アントヌッティ(マリオの父)/ヴァレリア・ゴリノ(キアラ・カナーリ)/ファブリツィオ・ジフーニ(コッラード・カナーリ)/ネッロ・マーシャ(アルフレード刑事)
★★★★★
湖のほとりで [DVD]
湖のほとりで写真2

パーフェクト・ゲッタウェイ
2010年01月24日 (日) | 編集 |
意外な面白さを持つ1本、ミラ・ジョヴォヴィッチらしいアクションサスペンス。

Perfect_Getawayi_Poster

ハネムーンでハワイ・カウアイ島を訪れたクリフとシドニー。彼らは、2日間歩かないとたどり着けないという、ハワイで最も美しいと言われるビーチを目指し、トレッキングに出る。そんな中「オアフ島で新婚カップルが殺害され、犯人のカップルがカウアイ島に逃げてきている」というニュースを知る。途中、ニック&ジーナ、ケイル&クレオという二組のカップルと出会ったシドニーたちは、疑心暗鬼に陥っていく。

島内で、犠牲者が一人、また一人と増えていく……のようなB級風サスペンスかと思ってたら、そうではなかった。いかにもありがちな映画と、騙してきてるような作品かな。ミラ・ジョヴォヴィッチが、やけに、はしゃぐ、アホっぽい女に見えるのには、わけがあったんだね。途中、それらしく楽園の全裸美女みたいな場面も出てきたりする。
出てきたセリフや行動を思い返すと、あっ、なるほど、と思える作品で、脚本と雰囲気に、意表をつかれてしまった (*○*;)

Perfect_Getaway_Gazou
前半の怪しげさが、ミソなのだ。

パーフェクト・ゲッタウェイ A PERFECT GETAWAY 2009年【米】97分
監督・脚本: デヴィッド・トゥーヒー
ミラ・ジョヴォヴィッチ(シドニー)&スティーヴ・ザーン(クリフ)
ティモシー・オリファント(ニック)&キエレ・サンチェス(ジーナ)
マーリー・シェルトン(クレオ)&クリス・ヘムズワース(ケイル)
★★★☆☆(3.5)パンフは、600円、小さい。
Perfect_Getawayi_Milla Jovovich1a

マン・オン・ワイヤー/MAN ON WIRE
2010年01月23日 (土) | 編集 |
もう、これは、芸術だ (@_@)

マン・オン・ワイヤー画像1

1974年8月7日、朝。23歳のフランス人フィリップ・プティはNYワールドトレードセンターの屋上にいた。ツインタワーの間に張られた細い綱の上を綱渡りしようというのだ。彼はさかのぼること6年前に雑誌でツインタワー建設計画について読んで以来、この計画を企み続けてきていた。友人ジャン・ルイと共に少しずつ仲間を増やし、不可能と思われた準備を遂行。そしてついにフィリップは、綱に足をかけようとしていた……。

劇中で、フィリップ・プティさんが、語っていた言葉に、こういうものがありました。

人生はエッジを歩いてこそ価値がある
反骨精神を持たねば
社会の規則に慣らされることを拒み
出世を拒み
繰り返しを拒む
日々すべての発想を真の挑戦と受け止めろ
そうすれば 人生は綱渡りになる
 

言葉だけ読むと、変わり者、ひねくれ者のように、見えるんですが、
本作を観た後は、この言葉が、痛快で前向きなもの、と感じるように、なります。
当時の映像に、関係者や彼自身の証言を交えて描いたドキュメンタリー作品で、第81回アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞ほか、数多くの映画賞を獲得しています。

マン・オン・ワイヤー画像2

綱渡りといっても、これ、犯罪になるので、ワールドトレードセンターに忍び込み、警備員の目を盗みワイヤーを張るだけでも、たいへんなんですよ。協力してくれる人、入念な下見、計画、練習、機材の運び込みなど、これがなくては、始まりません。途中、計画から離れる人が出たり、あまり信頼できそうもない人が加わったり。いざ、登っても、吹きっさらしの屋上が、寒そう。誰かが準備してくれるというわけではないので、体力的にも、だいじょうぶかな、ほんまにやるの?と、心配しましたよ。

本人フィリップ・プティさんが、当時のことを、ほんと楽しそうに、しゃべります。私のためのステージを建ててくれていると思ったらしい。確かに、ツインビルだから、そう見えるよね。協力してくれた人は、彼のパフォーマンス、無邪気な性格に触れ、動かされたんだろうな。尻込みしたり、トンズラした協力者まで、インタビューに出てくるのも、面白い。一時期でも関わったことが、誇りに思えるような、すごいことだったんでしょうね。

アホなことする人おるねんなぁ、と思って観始めたけど、最後の方には、すごい!偉大な出来事!と感じますよ。この歴史の1ページの目撃者でなかったことが、残念に思えてくる。

渡り始めてから、写真による構成で見せていくのが、いいんですよ。彼の、よし、いけると、胸おどる気持ちや、これを見てる人の驚きが、写真から想像され、感嘆の声が聞こえてくるような気がします。ワイヤーの上で、ひざまずいたのには、わぁーと思ったわ。自分も、これを見た人のような高揚感が、味わえますね。

夢をかなえた彼は、超有名人になり、結局、恋人と別れてしまったそうです。協力者の中には、国外退去になってしまった人もいて、チームの人たちと疎遠になってしまったみたいですね。
フィリップ・プティさんは、このあとも、彼らしく生きてきたんだと思うし、それを、見たり聞いたりは、みんなの人生に、励ましに、なっていったんじゃないかな。

見せていき方が、すっごく、うまい作品で、魅了されてしまいました。

マン・オン・ワイヤー MAN ON WIRE 2008年【英】95分
監督:ジェームズ・マーシュ
出演:フィリップ・プティ(本人)/ジャン=ルイ・ブロンデュー(友人)/アニー・アリックス(恋人)/ジム・ムーア/マーク・ルイス
★★★★☆(4.5)
マン・オン・ワイヤー スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

マン・オン・ワイヤーポスター

ライアーゲーム シーズン2
2010年01月20日 (水) | 編集 |
ライアーゲームシーズン2菊地凛子

シーズン2、終了。ε=( ̄。 ̄;)フゥ
劇場版「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」に、つづくで~す。

なんとなく、終わってしまいましたな……
今回、菊地凛子扮する葛城リョウの活躍に注目してたけど、
クールキャラを、うまく活かしきれなかったですね。
葛城リョウって、次、出ないし、このまま、消えていくの……残念。
シーズン2は、キャラ多いし、それぞれに主張させすぎて、散漫でした。

ピンボールマシンのようにチカチカするセット、キャラの派手な衣装は、かなり楽しめましたけどね。ゲーム説明は、楽しく見れるけど、なんか理解できない。まぁ、なんとなくの雰囲気理解で、OK (^▽^)
最終戦は『エデンの園』ゲーム~!だそうです。

「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」は、2010年3月6日より
監督:松山博昭 出演:戸田恵梨香/松田翔太/鈴木浩介
原作:甲斐谷忍 LIAR GAME 10 (ヤングジャンプコミックス)
音楽:中田ヤスタカ(capsule)LIAR GAME (ライアーゲーム) サウンドトラック


公開初日に、ライアーゲーム ザ・ファイナルステージを観てきました。→こちらへ

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jp は永遠に~
2010年01月18日 (月) | 編集 |
秘密結社鷹の爪THEMOVIE3_1

第3弾は、スケールも大きく、失踪したレオナルド博士の過去を探るようなサスペンス。パンフによると、ダ・ヴィンチコードに刺激されたということだそうな。

秘密結社鷹の爪THEMOVIE3_0
入り口で、鑑賞者特典「0巻みたいなの。」が、手渡された・・・

まずは、
●古墳ギャルのコフィー コフンデレラ
コフィー版シンデレラ。お城の舞踏会を、武道会と勘違いするギャグで応酬、ガラスの「靴」は、ガラスの「中の人」に、なっていた。今回は、短く、あっさり終了。理不尽なコフィーの活躍が、好きだったのに。おとなしめでしたね。

鷹の爪3コフィーGa
♪関ヶ原先生~  桶狭間じゃ~。


いよいよ、
●秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jp は永遠に~

秘密結社鷹の爪THEMOVIE3_2
アメリカ大統領が「オババ」!…( ̄▽ ̄; 全世界に向け“核兵器放棄” を宣言する。

秘密結社鷹の爪THEMOVIE3_3
失踪した博士を捜し、鷹の爪団は、博士の実家へ。
TTTT(テロ特別対策ったい)のジョン・ジョロリンと出会う。

秘密結社鷹の爪THEMOVIE3_4
博士の過去に絡むジュリエットという謎の美女。
博士は、軍需企業サドルストーン・コーポレーションの陰謀に巻き込まれ、
最終兵器「博士の動く城」を開発していた。

秘密結社鷹の爪THEMOVIE3_5
クライマックスに登場する「博士の動く城」VFXは、
鷹の爪ファンだという『ALLWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督率いる白組が担当。
VFXでさえ、笑いに落としてしまうのは、さすが。


最後の鍵を握るのは、これまでシリーズに登場してきたバジェットゲージシステムや日本から忘れ去られた島根県。3D映画「アバター」なんていうものが上映されている中、あざわらうかのように、FIashアニメで対抗してくるFROGMANさんが、痛快ですね!
スーザン・ボイルさんの『夢やぶれて I Dreamed A Dream』が、流れると、格調高い映画を観たような気持ちになり、じーんときた。

秘密結社鷹の爪THEMOVIE3_POSTER

前回までと少しタッチが違うけど、やっぱり面白い。見る目は確かで、今、ぶつけるものをぶつけたという感じがする。4は作らないけど、5は作る予定だそうです。(4は縁起が悪いから・・・)

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jp は永遠に~ 2010年【日】95分
古墳ギャルのコフィー コフンデレラ
監督・脚本・キャラクターデザイン・録音・Flash・編集: FROGMAN
主題歌:スーザン・ボイル 夢やぶれて
声:FROGMAN/川村ゆきえ/板東英二/もう中学生/堂真理子 他
★★★★☆(4.0)

◎関連記事→秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~

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神戸新聞の7日間~命と向き合った被災記者たちの闘い~
2010年01月17日 (日) | 編集 |
(T_T) 泣きっぱなしで、観てしまいました。

1月17日5時46分へ時計が、近づくのを観てると、恐怖をおぼえる。
神戸新聞の方も、被災者なので、語られる気持ちは、ほんとよくわかりました。

何が起こったのか、まったくわからない。
女性カメラマンの方が、おっしゃってたように、色が失われた世界に感じたし、
なぜ、という、ぶつけるところのない怒りというものが沸いてきましたね。

京都新聞の協力を得て作ろうとした当日の夕刊に、写真が間に合わず、
高速道路倒壊の写真がトップになってしまったのは、ほんと悔しかったろうと思う。
私も、違うこの写真じゃない、という気持ちになり、がっくりきた。

すんません、すんません、と涙を流しながら、被災者を撮る記者。
感じている無力感が、痛々しく伝わってきました。
新聞をあれほど熱心に、スミからスミまで読んだのは、
あの時が初めてだったと思う。
15年経った今では、そこまで、読んでいないですね。

最後は、ポリタンクに入れた水を運ぶ女の子の笑顔の写真で来たか~
数々の新聞に出なかった写真が、映し出されるのも、すごく良かった。
風化させてはならないのは、あの時の気持ち。
これは、体験した人でないとわからないんだけど、そこを感じるドラマで、
良く作ってくれた!と思いました。

神戸新聞の7日間

かいじゅうたちのいるところ
2010年01月16日 (土) | 編集 |
かいじゅうたちのいるところ2

世界中で愛されている絵本「かいじゅうたちのいるところ」を、実写化。原作者モーリス・センダックたっての希望により『マルコヴィッチの穴』のスパイク・ジョーンズがメガホンを取る。冒険の旅に出る少年には、子役のマックス・レコーズが抜擢された。

マックスのさまざまな感情のような、かいじゅうたちの島へ。王様として、みんなが幸せになるようにあくせくするけど、うまくいかない。かいじゅうたちは、マックスを王様だと、はじめから思ってなかったし、しょせん、そんなもんだよ、と突き放され、家に帰る物語。理不尽さを肌で感じるようなストーリーで、良かったと思う。

でも、これは、絵本の世界を本気で、作り上げようという気持ちが感じられないなぁ。大人の心の中にある島への旅という感じだ。豪華な声優陣、デザインされきった秘密基地、そぐわない音楽、逆光の美しい撮影と、感覚的に、すごく、きもち悪い。感傷の世界へ招かれてるみたいで、どうぞ、と言われても、これでは、入れないや。

低予算で、書き割りのジャングルセットの前で、かいじゅうダンスを踊る方が、よっぽど楽しいものになったんじゃないかな。子供の発想を刺激する仕掛けがないような感じ。子供が、体ごとぶつかる荒削りな感覚を持つ作品にして欲しかったですね。繊細な精神世界では違うような気がする。

パンフレットの写真を観てる方が、より、広がりを感じ、ぐっと、きますね。
これは、映像としては好きになれない、写真集にするべきもの、だと感じました。

かいじゅうたちのいるところ 2009年【米】101分
WHERE THE WILD THINGS ARE
監督・脚本: スパイク・ジョーンズ
出演:マックス・レコーズ(マックス)/キャサリン・キーナー(母)/
声:ジェームズ・ガンドルフィーニ(キャロル)/ローレン・アンブローズ(KW)/クリス・クーパー(ダグラス)/フォレスト・ウィテカー(アイラ)/キャサリン・オハラ(ジュディス)/ポール・ダノ(アレクサンダー)/マイケル・ベリー(ザ・ブル)
★★☆☆☆ これ、子供が観て、おもろいかな~、と心配して観てしまうわ

チェイサー
2010年01月14日 (木) | 編集 |
力強い。

チェイサーポスター

10か月に21人を殺害した疑いで逮捕された、韓国で“殺人機械”と言われた連続殺人鬼ユ・ヨンチョルの事件をベースにした衝撃のクライム・サスペンス。狂気のシリアルキラーをたった一人で追う元刑事の追走劇が、緊迫感あふれるダイナミックかつハイスピードな展開で描かれる。長編初監督の新鋭ナ・ホンジンのもと、連続殺人鬼役のハ・ジョンウと、元刑事役のキム・ユンソクが圧倒的な演技を披露。事件を追う過程で垣間見える人間の心の闇に戦慄する。

チェイサー01

あっさり、捕まってしまうヨンミン(ハ・ジョンウ)の淡々とした態度が、底知れず不気味なのだが、この映画は、猟奇殺人事件をたどる物語ではない。

この映画は、
待てーっ!と追っかけ、やっと捕まえた相手の顔を、振り向かせたら、
なんと、自分の顔だった、というようなイメージかな。
自分は、誰を、何を、追っかけてるのか?
わからない。
それでも、韓国の薄暗い街の中を、追い続けなければならない、そんな、お話だ。
この話の構成が、ばつぐんに面白いですね。デリヘルを経営する元刑事ジュンホは、デリヘル嬢からは、ゴミと呼ばれてる男。この世界につかってしまってる彼は、当初、女を売り飛ばした奴を、とっちめてやると、そいつを追い始める。

殺された思ってたミジンが、まだ生きてるというのが、わかってから、観てる人は、はやく!と、思うけど、全然、捜査は、そっちへ行かないし、ジュンホも違うものを追っかけ続ける。この境遇にあらがうかのような警察との争い、ミジンの子供といっしょにいる中、ジュンホが追うものが、次第に、確かなものに、変わってくる。

チェイサー02

実在の事件なので、ジュンホの追うものに、たどりつくことは、できないねん。
闇が、ミジンを、さらっていってしまう。
その闇へ彼女を、引き渡したのは、彼自身で、
彼の追うものが、見つかることは、永遠にない。

どよーんとした結末なんですけど、独特の圧倒的なパワーで、
翻弄していくすごい作品。音楽も、かなり印象的でした。
レオナルド・ディカプリオ&ワーナーブラザースが、リメイク権を獲得しています。

チェイサー THE CHASER 2008年【韓国】125分
監督・脚本:ナ・ホンジン
出演:キム・ユンソク(ジュンホ)/ハ・ジョンウ(ヨンミン)/ソ・ヨンヒ(ミジン)
★★★★★
チェイサー ディレクターズ・エディション【初回限定生産2枚組】 [DVD]
チェイサー03
彼は、心の闇の中を、さらに追い続けていくのだ。

ミーアキャット
2010年01月11日 (月) | 編集 |
ミーアキャットが、かわいい (☆▽☆)

ミーアキャット01

ミーアキャットを、よく知らなかったけど、小さいんだね。
成長しても、だいたい30センチぐらい。

スッと後ろ足2本と尾で立ってるのは、夜の寒さをしのぐため、日光浴で、お腹を暖めてたんですね。お日さまの気持ち良さに、コクリコクリとしてしまい、ふにゃーと眠り込んでしまう姿が、ものすごく、かわいらしいですよ。

でも、彼らが住むのは、アフリカ・カラハリ砂漠で、
明日、お日さまの光を浴びることができるかどうかわからない世界に生きている。

お母さんが、子供を産むのは生涯で、70匹ぐらいで、生まれた子の3分の1が、天敵や病気や飢えで死んでしまう。ミーアキャットは家族の結束力が強く、穴を掘り、張り巡らした巣の中で、群れを作って生活している。

昆虫が好物で、特にサソリが好き。年上の兄弟が、すごく、しっかりしてて、親が留守の間、兄弟が、餌の取り方を教え、子守をするんだ。年上のものは、命をかけてでも、年下の子供を守るんだよ。こうした積極的な教育をするのは、人間以外の哺乳類ではミーアキャットだけなんだって。

ミーアキャット03

観てるうちに、ミーアキャットの生態について、どんどん知っていけるネイチャー・ドキュメンタリー。コロという生まれたばかりの好奇心いっぱいの子供が、立派に成長していくストーリーになってます。さまざまな動物が出てくる『ディープ・ブルー』『アース』より、ミーアキャットだけに絞ってある、こちらの方が、興味深くて、良かったです。
字幕版ナレーションは、ポール・ニューマンです。

ミーアキャット The Meerkats 2008年【英】85分 公式ページ
監督:ジェームス・ハニーボーン/撮影:バリー・ブリットン、マーク・ペイン・ギル
ナレーション:ポール・ニューマン
★★★★☆(4.0)
ミーアキャット スペシャル・エディション [DVD]
ミーアキャット02

トランスフォーマー/リベンジ
2010年01月10日 (日) | 編集 |
派手!(*○*;)

トランスフォーマーリベンジG2

正義のトランスフォーマー“オートボット”との戦いに敗れた悪の“ディセプティコン”が、合体トランスフォーマーのデバステイターや、メガトロン以上に凶悪なフォールンら、新たな仲間を引き連れて再び地球を襲い、戦いを巻き起こす。マイケル・ベイ監督、主演のシャイア・ラブーフら前作のスタッフ、キャストが再結集。

トランスフォーマーリベンジG1

前作は、あまり好きじゃなかった。ガシン!ガキーン!という変形じゃなく、ガチャガチャという変形に、どうも馴染めなかったのと、ストーリー的な展開が、つまんないな、と、我慢して観た。しかし、その我慢は、この華やかな続編のためだったかのよう。(^▽^)/ うって変わって、面白かった。次々と、新しいものが出てきて、楽しんで作ってる感、全開だわー。

動きが速すぎて、よくわからないけど、おもちゃ箱を、ひっくり返したような楽しさ!を味わえる。変形シーンを見せたり、1体1の対決にこだわってないのが、良かったのか、目まぐるしく、楽しい画面の娯楽作に、なってたのが気に入りました。

おちゃめな双子オートボット、じいさまロボ、豹形ロボが、良かった。(^O^)!

トランスフォーマーリベンジC

トランスフォーマー/リベンジ 2009年【米】150分
Transformers: Revenge of the Fallen
監督:マイケル・ベイ
出演:シャイア・ラブーフ/ミーガン・フォックス/ジョシュ・デュアメル/タイリース・ギブソン/ジョン・タトゥーロ
★★★★☆(4.5)
トランスフォーマー/リベンジ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

マーターズ/MARTYRS
2010年01月09日 (土) | 編集 |
これは、きつい。
こんなの劇場で、観たら、逃げ出すことのできない空間に、椅子に縛りつけられてるのと同じ感覚だ。この精神的苦痛に、耐えられなかったかも。DVDで、まだ、よかったです(-。-;)

Martyrs_img01

画像は、痛々しいので、きれいな女優さんの、お写真で。フランスと中国のハーフで「中国の植物学者の娘たち」に出演していたミレーヌ・ジャンパノイと、モロッコ出身の新人モルジャーナ・アラウィ。この二人が主演です。

こんな映画を、くそ真面目に、よー作ったなーっと、言われそうな作品。かといって、アホな作品ではない印象をも受けた。これは、過激映像を越えた精神的苦痛を仕掛けてきます。普通のホラーとは、まったく違う体感が待っています。

Martyrs_Poster01

あらすじ:1970年初頭のフランス。行方不明となっていた少女リュシーは監禁場所から脱出し、保護される。性的な虐待はなかったもののその身体には無数の生傷。結局犯人は見つからず、養護施設に収容されたリュシーは激しいショックから心を閉ざすも、同じ年頃の少女アンナの献身的な支えによって少しずつトラウマを癒やしていく。しかし15年後、猟銃を手にとある屋敷へと向かったリュシーは、和やかに食卓を囲んでいた一家を惨殺する。他ならぬ15年前の復讐を成し遂げた彼女は、電話でアンナを呼び出す。あまりの惨状を目の当たりにしたアンナは、リュシーの正気を疑い始めるが…。

この映画は、観た気持ちを書いていくのが合ってるでしょう。ネタばれありです。

少女時代のリュシーに、お友達アンナが、出来て、あー良かったなーと思って、始まった。それから、15年後、突然の惨劇。この人たちが、犯人ならば、殺されても、しゃーないか、というとこだけど、リュシーが、一家惨殺するのは、取り憑き続ける化け物を、消したかったためであるというのに、びっくりさせられる。

リュシーの苦しみは、少女時代から続いていて、背中にも、傷が浮かびあがってるのは、ぞっーとする。精神の激痛は、体の傷を生み出すだろうし、人は簡単に死ぬだろう。画面に映る化け物は、ただのイメージであって、彼女が心に受けた恐怖と、その苦しみの年月を考えると、生き地獄だろう。それを、思うと苦しくなってくる。

これまで、リュシーが、死を、かろうじてくい止めていたのは、アンナが、そばに、いてくれたからで、一人黙々と、死体を処理するアンナは、いったい、どんな気持ちで、どういう人なんだろうと思う。愛とか、言うと、軽いような気がする。
監禁されていた女性が、もう痛々しくて。アンナが、過去の扉を開け、リュシーのたどってきたものを見たようなイメージですね。

アンナが、ひどい目に合わされ始めてから、苦痛だけだわ。ハシゴが降りてくる音が響くたびに、それだけで、恐怖感を感じるように、なってくる。その先は、なんぼなんでも、残酷すぎるよ、ひぃーと思い、画面をまともに、観るのが、つらくなってくる。

やがて、セレブおばあさんや、集団が登場。殉教だとか、崇高なことを抜かしてるが、それは、名目であって、要は、たいくつな彼らが求めてる余興だ。死後の世界が見たいなら、自分で見ればいいやろ、と腹立たしくなってくるが、そのあと、突然、自殺してしまいやがる。

はぁ?というとこなんだけど、アンナが、この苦痛に耐え切れたのは、リュシーと共にあったからであり、リュシーが彼女の苦痛を引き受けてくれたのかもしれない。最後、しゃべっているのは、リュシーではないかと思う。セレブおばあさんは、絶望により、肉体の死を選んだ。リュシーやアンナのために、そう思いたい。

自分自身が、画面を越えた世界へ、飛ばされていってしまったような気がするけど、ここまでの残酷な直接描写が必要なんだろうか。どう表現し、どう想像させるかというアイデアを、練って欲しい。画面は、クールに撮られてたと思います。話題にはなるけど、画面が強烈すぎるので、これでは、まいってしまう、という感じです。

マーターズ MARTYRS 2007年【フランス・カナダ】100分
監督・脚本:パスカル・ロジェ
モルジャーナ・アラウィ……アンナ
ミレーヌ・ジャンパノイ……リュシー
★★★☆☆(3.5)
マーターズ [DVD]

2009年鑑賞して記事を書いてない作品
2010年01月07日 (木) | 編集 |
2009年に観たDVDで、ブログに書きそびれたものを整理。

2009MINI.jpg

神様のパズル 2008【日】 ★★★☆☆(3.0)
ブーリン家の姉妹 2008【米・英】 ★★★★☆(4.0)
宮廷画家ゴヤは見た 2006【米・スペイン】 ★★★☆☆(3.0)
やがて復讐という名の雨<未> 2007【仏】 ★★★☆☆(3.0)
ラーメンガール 2008【米】 ★★★☆☆(3.0)

その土曜日、7時58分 2007【米・英】 ★★★☆☆(3.5)
名もなきアフリカの地で 2001【ドイツ】 ★★★★☆(4.0)
感染列島 2008【日】 ★★★☆☆(3.0)
オープン・ユア・アイズ 1997【スペイン】 ★★★☆☆(3.5)
大阪ハムレット 2008【日】 ★★★☆☆(3.0)

ザ・クリーナー 消された殺人 2007【米】 ★★★☆☆(3.0)
今日も僕は殺される 2007【米】 ★★★☆☆(3.0)
ディファイアンス 2008【米】 ★★★☆☆(3.5)
フロスト×ニクソン 2008【米】 ★★★☆☆(3.5)
誰も守ってくれない 2008【日】 ★★★☆☆(3.0)

デトロイト・コップ・シティ<未> 2005【米】 ★★★☆☆(3.0)
アクロス・ザ・ユニバース 2007【米】 ★★★☆☆(3.0)
重力ピエロ 2009【日】 ★★★☆☆(3.5)
パコと魔法の絵本 2008【日】 ★★★☆☆(3.5)→2010/04/25感想記事アップ
ジェネラル・ルージュの凱旋 2009【日】 ★★★☆☆(3.0)


この中では、『その土曜日、7時58分』が、強烈でしたね。
MAY YOU BE HEAVEN AN HOUR … BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD
早く天国に着きますように・・・死んだのが悪魔に知られる前に・・・
と、始まる映画で、人間ドラマのヘビー級!どーんと気持ちが、沈みこみました。

バタフライ・エフェクト3/最後の選択
2010年01月06日 (水) | 編集 |
バタフライ・エフェクト3ポスター

過去と現在を行き来する特殊能力を持っているサム(クリス・カーマック)は、過去に戻って殺人現場を目撃して警察の捜査に協力する私立探偵をしていた。ある日、サムの昔の恋人レベッカ(ミア・セラフィノ)の姉リズ(サラ・ハーベル)が現われて、10年前にレベッカを殺した真犯人を捕まえてほしいとサムに懇願するが……。

バタフライ・エフェクトシリーズ第3弾。第2作目は、ひどいという噂で観てなかったのですが、続きものでないので、飛ばしても問題なかったです。

今回は、氷風呂につかり、体温を低下させて、タイムスリップするようでした。過去に行くたびに、真犯人をつかまえるどころか、犠牲者が、どんどん増える始末。悪化する現在を、なんとか修正しようと焦る主人公は、しだいに、精神状態がおかしくなってきます。

第3弾ともなってくると、とりわけどうということもない内容で、すでにバタフライ・エフェクトではない。目先を変えていくしかないからね。ミステリーサスペンスとして、作ったみたいで、お気楽には、楽しめる作品でした。

バタフライ・エフェクト3_1 バタフライ・エフェクト3_2

バタフライ・エフェクト3/最後の選択 2009年【米】90分
THE BUTTERFLY EFFECT 3: REVELATIONS
監督:セス・グロスマン
出演:クリス・カーマック/レイチェル・マイナー/サラ・ハーベル
★★★☆☆(3.0)
バタフライ・エフェクト3 / 最後の選択 無修正版 [DVD]

◎関連映画 タイムスリップもの → タイムクライムス

シリアの花嫁
2010年01月04日 (月) | 編集 |
新年あけましておめでとうございます。
今年も、よろしくお願いします。
新年、最初の映画としても、ふさわしいかな、と思う映画です。


未来への願いを込め、踏み出す花嫁の一歩に、胸を打たれます (T_T)

syria_no_hanayome_family.jpg

嫁ぐ日。でも、花嫁モナも姉のアマルも、なぜか悲しげな顔をしている。

姉のアマルが、記録するビデオカメラに向かい、「今日が姉妹最後の日。私の宝をあなたに託す」と、花婿へメッセージを送ります。一度、境界線を越えると、シリア国籍が確定し、二度と家族のもとへ帰れない。そう、この日は、家族との別れの日なのです。

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覚え書きとして、背景・主な登場人物をまとめておとくと、

舞台は、ゴラン高原のマジュダルシャムス村。イスラムの少数派とされるドゥルーズ派の一家族の結婚式の一日の物語。ここは、もともとはシリア領であったが、1967年の第三次中東戦争でイスラエルに占領されることとなった。
この地域の多くの住人たちは“無国籍者”となり、新たに引かれた“境界線”の向こう側にいる肉親との行き来さえも不可能にされている。分断された彼らは「叫びの丘」と呼ばれる場所に拡声器を握って立ち、向こう側にいる肉親と、近況や無事を確認し合うのである。


姉アマル(アラビア語で「希望」の意味)が、主人公の物語で、ヒアム・アッバスが演じています。一度だけ屋根の修理に来ただけの男性と結婚し、娘が二人。大学への進学を考えており、旧い因習から逃れ出たいと思っている。
父・・・・親シリア派で投獄され、現在、保護観察中、警察に見張られている。
長男・・・ロシア女性と結婚したため、イスラム宗教社会から疎外されてしまった。
次男・・・村に滞在する赤十字勤務の女性とつきあっていた遊び人。
三男・・・シリア側にいたために、ずっと、戻るに戻れなくなっている状態。
次女・・・今回の花嫁。会ったことがもない俳優の従兄弟との結婚を日を迎えた。


状況を整理のために、まとめましたけど、これは、家族の物語。背景の詳細など、むずかしいことは、気にしなくていいです。わかりやすく作られてます。確かなことは、いまいましい境界線が存在するということです。理不尽な国境であったり、民族の取り決めであったりするけど、それを、重苦しくなく、ユーモアを交えながら、家族を描いてて、いいですね。

拍手も、おめでとうの言葉もない、静かな、静かな、花嫁の歩み。
これに、自分の足で歩むことの大切さを、教えられる映画です。

シリアの花嫁 THE SYRIAN BRIDE 2004年【イスラエル/仏/独】97分
監督:エラン・リクリス/脚本:スハ・アラフ、エラン・リクリス
出演:ヒアム・アッバス(アマル)/マクラム・J・フーリ(父・ハメッド)/クララ・フーリ(花嫁・モナ)
★★★★★
シリアの花嫁 [DVD]
syria_no_hanayome_sister.jpg

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