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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
インビクタス/負けざる者たち
2010年02月07日 (日) | 編集 |
インビクタス(INVICTUS)・・・。
なんか、この言葉、言いにくい。パンフ買う時に言えなかったわ。
これは、ネルソン・マンデラが、27年間の投獄中、心の支えにした詩の題名で、
ラテン語で「征服されない」を意味します。

魂は、決して、束縛されることはない。
インビクタス/負けざる者たち01

たいへん、感激しました。『マンデラの名もなき看守』でも、描かれているんですけど、マンデラに接した方は、自ら変わっていこうと歩み始める。マンデラさんという方は、人々を引っ張っていくようなカリスマ指導者ではなく、魂の伝道者のような方かなと思います。
マンデラさんの魂のあり方を感じ、己の捕われている魂を解放させていく、みたいなものだと思うけど、それが、SPから、スタジアムの中、外へ、どんどん広がっていくようで、すごく良かったなぁ。

ラクビーというスポーツに絡んでるのも、良いですね。
子供に教えるシーンがあって、そこで、ラクビーの大切な基本を言う。ボールを、前にパスしないこと、必ず、自分の横か後ろの人につなぐ。そうやって、みんなでゴールに向かうということだ。
決勝のノーサイドのホイッスルが、響き渡るのは、感動!
このノーサイドは、あくまでも、新たなる始まりであって、これから先こそ、苦難であろうと思います。

インビクタス/負けざる者たち02

決戦を前にマンデラが、「スプリングボクス」の主将フランソワに送ったメッセージ。

“私が我が運命の支配者”“私が魂の指揮官”

詩の最後の2行が、ズシンときます。
マンデラさんが、みんなに持っていただきたいと思ってるものが、よくわかりました。イーストウッド監督の映画で、世界中の方が観ていただける作品になって良かったんじゃないでしょうか。 

※ラグビーでは、試合終了のことを「ゲームセット」ではなく「ノーサイド」と呼ぶ。戦い終えたら両軍のサイドが無くなって同じ仲間だという精神に由来する言葉である。(Wikipediaより)
※関連映画として、マンデラ大統領のもと新政府が行った民族和解委員会の聴聞会を描く『ヒラリー・スワンク IN レッド・ダスト』もおすすめします。痛々しい映画ですけど、赦すというのは簡単なことでない、アパルトヘイト廃止後の苦難が、よくわかると思います。
※パンフレット800円で、ちと高い。巻末の詩を読もう。

インビクタス/負けざる者たち INVICTUS 2009年【米】
監督:クリント・イーストウッド
製作総指揮:モーガン・フリーマン/ティム・ムーア
原作:ジョン・カーリン インビクタス~負けざる者たち
モーガン・フリーマン(ネルソン・マンデラ)/マット・デイモン(フランソワ・ピナール)
★★★★☆(4.0)
インビクタス/負けざる者たち03

インビクタス(ウィリアム・アーネスト・ヘンリー著)
 
私を覆う漆黒の夜
鉄格子にひそむ奈落の闇
どんな神であれ感謝する
我が負けざる魂に

無惨な状況においてさえ
私は ひるみも叫びもしなかった
運命に打ちのめされ 
血を流そうと 決して頭は垂れまい

激しい怒りと涙の彼方には
恐ろしい死だけが迫る
だが 長きにわたる脅しを受けてなお
私は何ひとつ 恐れはしない

門が いかに狭かろうと
いかなる罰に苦しめられようと
私が我が運命の支配者
私が魂の指揮官

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