観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
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スペル
2010年04月30日 (金) | 編集 |
世にも恐ろしい3日間が始まる。

スペルDVDパッケージ

昇進を間近に控える銀行員のクリスティンは、老婆ガーナッシュが懇願する不動産ローンの延長を断固拒否する。その夜、クリスティンは狂人と化したガーナッシュに襲われ、聞きなれない呪文のような言葉を浴びる。それからクリスティンの周囲で、次々と不穏な現象が起こり始める。

無気味なイラストから始まるオープニングが、いい雰囲気。
呪いをあびた者は、3日間苦しめられた後、魂を奪われるらしい。

クリスティンに、襲いかかるおばあさんが、

スペル1
これでもか!

スペル2
これでもか!

スペル3
これでもか!

と、もう、はんぱなく強烈 (*○*;)


ものすごく大げさな演出をしていて、
ホラーストーリーが、コメディに見える。面白いっ~。(^▽^)

主役クリスティンを演じてるアリソン・ローマンも、浮き沈みが激しくて、すごく、いい雰囲気。ひとりで解決しようと、意外と強いのよね。ざまあみろと、勝ち誇ったかと思ったら、そんな簡単に終わるわけなくて、わぁーと、また、たたき落とされていく。

スペル5
心霊術も、コントみたいに、宙に浮いたり。


近年のハリウッドホラー作品って、おおががりで驚くような画面作りばっかりで、味わいがなく、面白味に欠けるねんね。サム・ライミ監督は、人間のやりとりこそ面白い、みたいに、ハリウッドの空虚な感じと、オーバーな演出を、うまく融合させてくれた。
これは、お見事!(^▽^)/ 観たお客さんが、ビックリして、笑って、ほんと楽しんでもらえるようなエンターティメント作品になってますわー。

スペル Drag Me to Hell 2009年【米】99分
監督:サム・ライミ/脚本:サム・ライミ、アイバン・ライミ
アリソン・ローマン(クリスティン)/ジャスティン・ロング(恋人)/ローナ・レイバー(おばあさん)/ディリープ・ラオ(占いや)/アドリアナ・バラッザ(霊媒師)/デビッド・ペイマー(上司)
★★★★★ 傑作です。
スペル コレクターズ・エディション [DVD]
スペル4
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パコと魔法の絵本
2010年04月29日 (木) | 編集 |
私は、明日も、あの子の心にいたい。

パコと魔法の絵本ポスター

ゲロゲロゲ~ロ、ゲロゲロゲ~ロ。
夕暮れのような光の中、パコちゃんが、読む絵本。

中島哲也監督が、伝説的な舞台「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」を映画化。変わり者ばかりが集まる病院を舞台に、1日しか記憶が持たない少女のために、大人たちが思い出を残そうと奮闘する姿をファンタジックに描く。クライマックスで役者たちを3DのフルCGキャラクターに変身させ、彼らの生の演技と連動させていく大胆な演出に注目。

これは、『茶栗鼠の映画評論』の茶栗鼠さんより、ブログ DE ロードショーのお誘いをうけて鑑賞しました。(映画ブロガーの皆様と一緒に、毎月一人のペースで選出された管理人の紹介したい映画を、皆で同時期に観るという現代的な企画です。←茶栗鼠さん談)

以前に、これは観てましたので、今回は、再度、鑑賞してみました。
う~、ストーリーがわかってるだけに、
パコちゃんとオオヌキが出会うあたりから、かなりきました。
おじさん、昨日もパコのほっぺに触ったよね、というところは、もう (T_T)


人を踏みつけてでも、がむしゃらにがんばってきたオオヌキが、パコという少女を前にして、自分の存在の小ささ、弱さを感じ、しだいに変わっていく話で、これは、泣ける。オオヌキが、読む絵本とともに、まわりのキャラたちの過去もリンクしていく。
チカチカするような派手なセット、実写とアニメの切り替えなど、
構成的にも、うまく作ってあるのがよくわかって、楽しく観れました。
阿部サダヲが、出てくる場面は、やっぱり、多いね (^^)

ただ、舞台劇をもとにしてるせいか、パンチ力に欠けるなぁ。舞台劇を、吹っ切って、この映画自体が、一冊の飛び出す絵本みたいになってて欲しかった、という印象がします。
飛び出す絵本を、パッと開いた時の驚きや感激、そんな面白さがないので、
いい話やったな~というもので、終わってしまってたような気がします。


※もうすぐ、中島哲也監督の『告白』が、公開されますから、これが楽しみですね。
変わった題材を、どう映像化してるのか、これは、観てみたいです。


パコと魔法の絵本 2008年【日】
監督・脚本:中島哲也
出演:役所広司/アヤカ・ウィルソン/妻夫木聡/土屋アンナ/阿部サダヲ/加瀬亮/小池栄子/劇団ひとり/山内圭哉/國村隼/上川隆也
★★★☆☆(3.5)
パコと魔法の絵本 通常版 [DVD]

パコと魔法の絵本表紙

おしまい。


アイアンマンキューピー売り上げ好調、増産体勢へ
2010年04月28日 (水) | 編集 |
アイアンマン×ローズオニールキューピー増産

先日、お伝えしたアイアンマン×ローズオニールキューピーの話題です。

アイアンマン2、前売り特典のアイアンキューピーって、
いまだに劇場に置いてあるので、
人気ないなーと思ってたら、キューピーを増産してたんですね。
数量限定にせず、売るつもりだな(^-^)

詳しくは、こちらをご覧ください。
アイアンマンキューピー”売り上げ絶好調、急きょ増産体勢へ

アイアンマン2は、6月11日全国公開です。公式サイト

カイジ 人生逆転ゲーム
2010年04月25日 (日) | 編集 |
「世間は、お前たちの母親でも何でもない!」

カイジ人生逆転ゲーム_POSTER

福本伸行原作のコミックを実写映画化。自堕落な日々を送る青年が友人の借金の保証人になったために多額の負債を抱えてしまい、奇想天外なゲームに挑んで自力で人生を逆転していく姿を描く。「ごくせん」の佐藤東弥が監督、「デトロイト・メタル・シティ」の大森美香が脚本を担当。負け組の主人公に、藤原竜也がふんするほか、共演には天海祐希、香川照之らが脇を固める。

この原作は、読んでました。
カイジが「限定ジャンケン」「鉄骨渡り」「Eゲーム」という3つのゲームに挑みます。

カイジ人生逆転ゲーム_GAME

映像になると、カードが華やかにデザインされ、
俳優さんが演じるので、見た目に、楽しいです。
でも、これは、コミックを、そのまんま、映像化しただけ、という感じですね。
原作のストーリーの良さに助けられたように思います。

もともとの原作が、カイジの心の葛藤を、延々と描いてある物語で、
この心理描写を、どうスリリングに観せるか、この点を工夫して欲しかったです。

コミックの場合、一瞬の思考場面を、長~く語っても、
スロー、一時停止など、時間調整するのは読者なので、問題はないんです。
けど、映像の場合は、違いますよね。
落ちたら死ぬという鉄骨を渡りながら、長々と、しゃべってる実写は、
見た目に、おかしいし、しらけるでしょ。
コミックのコマを、そのまま動画にしてしまうなんて。
がっかりです。(ーー;)

カイジ 人生逆転ゲーム 2009年【日】2時間9分
監督:佐藤東弥 
原作:福本伸行 カイジ(1) (ヤンマガKCスペシャル)
出演:藤原竜也/天海祐希/香川照之/山本太郎/光石研/松山ケンイチ
★★☆☆☆
カイジ 人生逆転ゲーム 通常版 [DVD]

ウルフマン
2010年04月24日 (土) | 編集 |
狼男伝説は、現代に蘇るのか。

ウルフマン写真3

古典ホラーに、大切なものは、格調高さでしょう。
古城が出てくるだけで、ぞくぞくしてきますね。
闇を裂く咆哮、広がる深い森、屋根の上の疾走、など、
雰囲気たっぷりに撮ってありました。

森のシーンは、美しかった。


こういう映画って、どうしても、技術的なものを、見せようとするけど、
デル・トロ主演だし、そういうものは、どうでもいいな、と思った。
大事なのは、獣と化してしまう悲しさだから、
月に映し出されるシルエットとか、想像だけでもじゅうぶん。

切り裂きジャックや、呪いなど、思わせぶりの雰囲気づくりは、出来上がっている。
現代風の次から次へと移るテンポが、古典画面と合ってない気がしますね。
差し迫る満月の夜、何かが起こるような恐怖感、
もっと、オーソドックスに、じっくりとしたストーリーが良かったなー。
非業の死をとげる、ロマンあふれる狼男伝説を、観たかったです。

ウルフマン THE WOLFMAN 2010年【米】102分(パンフ購入せず)
監督:ジョー・ジョンストン
ベニチオ・デル・トロ(ローレンス・タルボット)/アンソニー・ホプキンス(父)/エミリー・ブラント(グエン・コンリフ)/ヒューゴ・ウィーヴィング(警部)
★★★☆☆(3.0)
デル・トロが、牙をつけ、カラーコンタクトつけるだけで、いけたかも。

ウルフマンポスター

女の子ものがたり
2010年04月22日 (木) | 編集 |
ここじゃないどこかへ……

女の子ものがたり_ポスター

スランプから抜け出せない日々が続く36歳の漫画家・高原菜都美。かつて女の子だった頃、いつも一緒にいてくれた友達がいた。海と山の見える小さな町で出会い、自分の全てを受け入れてくれたみさちゃんときいちゃん。菜都美は、大切な友達と一緒に過ごした日々がいまも自分を励ましてくれていることに気づく。そして、彼女の心にある変化が起きる――。

西原理恵子による自伝コミックが原作。
これは、内容が、めちゃくちゃ、ヘビー (゜ー゜;) ガツーンと、やられた。

なっちゃん〈イエロー〉、きいちゃん〈ピンク〉、みさちゃん〈ブルー〉
と、服のイメージが決まってて、かわいく、わかりやすい(^^)

女の子ものがたり_img1
小学生時代

お母さんの再婚で、田舎町に引っ越してきた、なっちゃん。
彼女は、貧乏で家庭に問題のある、きいちゃん、みさちゃん、と仲良くなる。
たぶん、私たち、幸せになられへんのちゃう、という、
なっちゃんの不安どうり、高校生になって、いろんなことが起こり始めます。

女の子ものがたり_img2
高校時代

みさちゃんは、両親と兄が、警察につかまり、高校を中退、働き始める。
きいちゃんは、ヤンキーと結婚。
二人は、なっちゃんより先に、大人になっていく。


きいちゃんが、私は、幸せやで、と言うけど、
夫に殴られての毎日、幸せなわけないやん。
いやなことを、いっぱい経験してるから、言えるんやろね。

なっちゃんにしてみたら、
つらい目にあう友達を見るのは、我慢できない。
きいちゃんは、きいちゃんで、
しゃーないやん、他にどうしようもないやろ、な感じかなー。
お互いに、いっぱいいっぱいなんやろね。
自分の中にあるもやもやを、相手に、ぶつけてしまうねん。

不満が爆発したように、とっくみあいの大げんか。

あんたはわたしらとはちゃう!この街から出ていけ、もう帰ってくるな!
きいちゃんの、この言葉に (T_T)
もう、ここから先、次々と、泣かせる場面ばっかり。
ここで出るやろなーという「なっちゃん、上手やなぁ」に、とどめをさされた。


あの時、本気で、言い合い、ぶつかりあった友達、
その友達が、再び、なっちゃんを押してくれる。怒濤のように泣かされる映画です。

女の子ものがたり 2008年【日】
監督・脚本:森岡利行 原作:西原理恵子 女の子ものがたり
深津絵里/大後寿々花(高校)/森迫永依(小学生)……高原菜都美
波瑠(高校)/三吉彩花(小学生)…………………………きみこ
高山侑子(高校)/佐藤初(小学生)………………………みさ
福士誠治(財前静生)/板尾創路(高原房蔵)/奥貫薫(高原光代)
★★★★☆(4.0)
女の子ものがたり [DVD]
女の子ものがたり_img3

コールドプレイ
2010年04月22日 (木) | 編集 |
北欧らしい、落ち着いた雰囲気を持つホラー。
残酷描写なく、きちっとした演出で見せるオーソドックスなスタイルです。

コールドプレイポスター

あらすじ:人気のない雪山でスノーボードを楽しむ5人の若者たち。ところが、仲間のひとりが足を骨折してしまう。救助を呼ぶため下山を始めた彼らは、古びたホテルを見つけるのだった。

第2作目『ザ・コールデスト』から先に観てしまったが、
この第1作目は、面白い (* ̄0 ̄)/
ノルウェーでのヒットも、うなずけます。

登場人物は、しっかり者カップル+べったりカップル+男子1名、の5人。
スノーボードを楽しんでいたが、ひとりが大転倒、足を骨折してしまう。
よりによって、カップルでない男子が。(゜ー゜;)
これは、ちょっぴり切ない青春ホラーでもあるのだ。

コールドプレイIMG1

近くに、廃業したホテルを発見し、そこで、力を合わせて、骨折の処置。
そのあと、なぜか、のんびりしてて、夜を過ごすことになる。

火事で焼けこげた部屋。誰かいるような気配。
雪山に囲まれた無気味な古ホテルに、
ひっそりと、恐怖が、忍び寄ってくる感じがいいですね。
人物の性格も、無理なく、演出されていて、なかなか、良く出来てます。

コールドプレイIMG2
主人公ヤニッケも、かっこいいよ。

第2作目『ザ・コールデスト』は、そのまま続きだったんですね。
分りにくかった部分が、やっとつながりました。

コールドプレイ 2006年【ノルウェー】90分劇場未公開
FRITT VILT/COLD PREY
監督:ロー・ウートハウグ 脚本:トーマス・モルデスタッド
出演:イングリッド・ボルゾ・バーダル(ヤニッケ)
★★★☆☆(3.5)
コールドプレイ [DVD]

◎関連記事 →ザ・コールデスト →REAL●

アリス・イン・ワンダーランド 3D〈字幕版〉
2010年04月21日 (水) | 編集 |
“アリス、なぜ、いつも君は、小さすぎるか大きすぎるんだ?”

アリス・イン・ワンダーランド_ジョニー・デップ&ティム・バートン

話題作なので、ものすごい人気ありますね。追加料金がいるし、メガネをかけるのも疲れるから、2Dで観ようと思ったけど、3D字幕版か3D吹替版しか、上映してないやん。(゜ー゜;) 前売券は、こんな時、不便。3Dは、良い席で観たいので、翌日分のチケットにして、鑑賞しました。
土日は、満員なので、前日に、席を買っておくことをオススメします。

ティム・バートン監督なので、ジョニー・デップ扮するマッドハッターの奇人ぶりを魅せてくれる作品かなと思ってたけど、そうではなかった。マッドハッターは、いつも彼女を肯定してくれていたお父さんに変わり、アリスを導くような役割でしたね。

アリス・イン・ワンダーランド_ミア・ワシコウスカ

アリスは、変わった女の子で、ちょっとズレている。
貴族社会の常識からみると、一歩進んでるとも言えるけど、周囲の空気とは合わない。
窮屈感を感じているアリスが、落ちていく先は、アンダーランドという世界。(・∀・)
その中で、今まで幻想と思ってたことが、現実なのだわ!と自覚し、
等身大のしっくりくる自分を見つけるのだ。

わたしは、わたしのままでよかった。変人だからこそ、素晴らしい。
と、いうもので、
小さくなったり、大きくなったり、するのがいいんだろうなぁ。
ポスターのアリスは、なぜ、振り向きポーズで、ちっちゃいんだろうと思ってた。

アリス・イン・ワンダーランドポスター

くすぶり続ける陰気な表情の彼女は、アンダーランドにおいても、人違いと言われてしまう。彼女が「不思議の国のアリス」のアリス本人なのかどうかは、わからない。僕は、別人だったんじゃないか~という気がしたが。
ここは、歪んだ世界で、少し違う、ということが大事なんでしょうね。出て来るキャラも見た目に変わってるけど、極端に変わった人物ではない。剣をとって闘うのも見せかけっぽい。なんとなくの違和感やズレで、引っぱっていく話で、観てて面白かったけど、メリハリのなさも感じてしまいました。

結果的に、3Dにする必要はなかったですね。
あと、最後の部分は、要らないです。
なんで、アリスが中国ビジネスに乗りださなあかんねん。金儲け主義ディズニー。

アリス、東方の果てジパングを目指そう。(^-^)

アリス・イン・ワンダーランド Alice in Wonderland 2010年【米】パンフ700円
監督:ティム・バートン
原作:ルイス・キャロル ふしぎの国のアリス (偕成社文庫 2063)
音楽:ダニー・エルフマン
出演:ミア・ワシコウスカ(アリス)/ジョニー・デップ(マッドハッター)/ヘレナ・ボナム=カーター(赤の女王)/アン・ハサウェイ(白の女王)
★★★☆☆(3.5)ひずみに落ちる感覚を楽しもう。

aliceinwonderland_Sketch2

アリス・イン・ワンダーランド オフィシャルガイドブック (ぴあMOOK)
ぴあMOOKのガイドブックは、パンフレットより、ヴィジュアル、インタビュー、小物の紹介など、すごく内容が充実してて、いいですよ。1,500円しましたが、このMOOKは、おすすめです。(^▽^)

[REC/レック2]
2010年04月17日 (土) | 編集 |
キャー! 感染は、第2段階へ。どんな感染経路をたどっていくのか。

REC2ポスター

パニック・ホラー『REC/レック』の続編。人間を凶暴化させる謎の病原菌の感染で多くの犠牲者を出したアパートは、これ以上の蔓延と惨劇を防ぐため、完全隔離されていた。やがて、まだ感染者たちが潜むそのアパートの中へ、ある特命を受けた博士とSWATチームが突入し、内部調査を敢行。それぞれヘルメットにCCDカメラを装着し、感染の元凶があると思しき最上階を目指していく。

前回のラストシーンより始まる……
REC2_Manuela-Velasco

パニックホラーとして、たいへん面白く作られてました。

同じところへ入って、同じことを繰り返すのじゃ、
続編にならないし、飽きちゃいますからね。
ハンディカメラ映像ということも利用しながら作ってあって、
撮影者やカメラが移り変わっていく。
まさに、感染。
なるほど~と思ったわ。

ドキドキっと、建物の中に突入していって、すぐ、
話の路線を、感染ゾンビ系から、オカルト系?に変えてしまいます。
何も知らされてないSWAT隊員が、恐ろしさに、びびってしまう中、博士だけは、ある密命をおびていました。その任務を果たさなければ、ここから、出ることはできない状況だということがわかってきます。途中、建物の屋上で遊んでいた少年少女も、巻き込まれてくる。だらっとさせずに、新しい展開に切り替えていくのは、うまいですねー。

REC2_img

あらっ、まだ、続くの? オカルト系?から今度は変わるんでしょうか。
製作されるにしても、次回は、もう、この限定空間以外の話になりそうですね。

REC/レック2 2009年【スペイン】85分
原題: [REC]2
監督・脚本:ジャウマ・バラゲロ/パコ・プラサ
出演:ジョナサン・メヨール/レティシア・ドレラ/オスカル・サンチェス・サフラ/アリエル・カサス/アレハンドロ・カサセカ/パブロ・ロッソ/マヌエラ・ベラスコ
★★★☆☆(3.5)さすがです。進め方が、うまくて感心しました。
REC/レック 2 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

◎関連記事 ジャウマ・バラゲロ監督作品は、どれも面白いですよ。
ダークネス →機械じかけの小児病棟 →REC/レック

あの日、欲望の大地で
2010年04月15日 (木) | 編集 |
シルヴィアは、なぜ、自分を傷つけ続けるのか?

あの日、欲望の大地でTOP

シルヴィアは、ポートランドの海辺に建つ高級レストランのマネージャーとして働いている。だが、ひとたび職場を離れると、行きずりの男と安易に関係を持ち、自傷行為に走り、彼女は別人のように変貌する。そんな彼女の前に、カルロスと名乗るメキシコ人男性が現れる。シルヴィアの胸に、砂漠の中で真っ赤に燃え上がるトレーラーハウスの幻影が浮かび上がる……「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」の脚本家ギジェルモ・アリアガの初監督作品です。

あの日、欲望の大地で1
彼女の脳裏に、大地を、揺るがす爆発の光景がよぎる。

荒れる海の前に立つ彼女。彼女の罪は、母より、つながっていたのだった……

あの日、欲望の大地でポスター

うつろいゆく水となり、浄化する火となり、表情を変える大地となる。
海外版ポスターは、この作品の持つイメージで、作られてますね。ポスターには、載ってないけど、もう一人、マリアという少女が登場する。この子の、もたらす風によって、シルヴィア(シャリーズ・セロン)の気持ちが、変わってゆく物語なのだ。
アリアガは当初、この作品に、土、空気、火、水という中世の四大要素になぞらえた「The Elements」というタイトルをつけようと考えていた。(公式ページより)
この人、バベルとか、何かに当てはめた話が、好きなのかな(^^)

過去を抱えたシルヴィアの微妙な変化を表現する物語で、「モンスター」を演じているシャリーズ・セロンなら、いれこみそうな脚本ですね。母ジーナ役は、儚さを持つキム・ベイシンガーにしたいというアイデアを出したののは、シャリーズ・セロンだそうです。

あの日、欲望の大地で2

お母さんジーナは、病気から、心の支えを求めてしまったのかもしれないけど、娘マリアーナにとっては、ショックでしょうね。火は浄化であると語るマリアーナの起こした事は、とんでもないことになってしまいます。少女時代が、凄く大事なパートで、マリアーナを演じたジェニファー・ローレンスが、うまかったよね。

バラバラの出来事を見せていきながら、ある時、物語が、スッと、縦に、つながっていくような感じで、希望的に終わっていくのも、良かったですね。
ギジェルモ・アリアガは、治安の悪い地域で育った人で、喧嘩の傷が元で13歳の時に嗅覚を失っています。「傷」というものを出す本作は、自分で撮りたかった作品じゃないかなと思います。

あの日、欲望の大地で THE BURNING PLAIN 2008年【米】106分
監督・脚本:ギジェルモ・アリアガ
シャーリーズ・セロン…………シルヴィア
キム・ベイシンガー……………ジーナ
ジェニファー・ローレンス……マリアーナ
テッサ・イア……………………マリア
ヨアキム・デ・アルメイダ(サンティアゴの父ニック)/ダニー・ピノ(サンティアゴ)/J・D・パルド(少年時代のサンティアゴ)/ホセ・マリア・ヤスピク(サンティアゴの友人カルロス)/ブレット・カレン(マリアーナの父ロバート)/ジョン・コーベット(料理人)
★★★★☆(4.5)
あの日、欲望の大地で [DVD]
あの日、欲望の大地で3

第9地区
2010年04月14日 (水) | 編集 |
もし、エイリアンが、難民だったら……

第9地区イメージ

南アフリカ出身の新鋭ニール・ブロムカンプ監督が、05年製作の自作短編「Alive in Joburg」を長編として作り直したSFアクションドラマ。1982年、南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に突如UFOが飛来。政府は不気味な容姿をした異星人を難民として受け入れるが、やがて彼らの特別居住区「第9地区」はスラムと化す。2010年、難民のさらなる人口増加を懸念した超国家機関MNUは難民を移動させる計画を立てる。

標識1枚からでも、いろんなことを思い、想像がふくらんでいく。
作品そのものより、そこから、はみだしたり、飛び出てくるものに、感情が触発され、揺さぶられますね。音源やノイズみたいなものと捉えたら、いいかな。さまざまなものにアレンジしたり、置き換えて体感するのは、自分だ。
いやーな気持ちになりながらも、手に汗にぎる展開だったわー Σ( ̄□ ̄;;;)!!
社会派映画を観たような、ずしんと来る感覚もあった。

第9地区画像1
        
主役ヴィカスを演じたシャルト・コプリーは、映画、テレビ、CMなどのプロデューサーの方で、台本なしのアドリブ演技だそうです。南アフリカで見て感じたこと、そのものの空気で演じ、ぶつけてる雰囲気があります。圧倒的なリアリティを感じます。

アフリカの夕日と宇宙船、この光景が絵になる。なにか思わずにいられない。

第9地区画像2

第9地区 DISTRICT 9 2009年【米】111分(パンフ700円)
監督・脚本: ニール・ブロンカンプ 
製作: ピーター・ジャクソン「ロード・オブ・ザ・リング」
出演:シャルト・コプリー
★★★★★ 想像力をひろげる刺激物体のような作品でした (^▽^)/ 大満足。

シャッター アイランド〈字幕版〉
2010年04月10日 (土) | 編集 |
シャッター アイランド。それは、心の闇の果てに浮かぶ孤島である。

シャッターアイランドイメージ

字幕版で楽しみましょう。
吹替版は、観たらだめだぞ。Σ (`□´/)/

シャッターアイランド_レオナルド・ディカプリオ1

ボストンの沖合いに浮かぶ孤島シャッターアイランド。そこには、精神を病んだ犯罪者を収容するアッシュクリフ病院があった。1954年9月、連邦保安官のテディは、相棒のチャックと共にこの島を訪れる。目的は、女性患者失踪事件の捜査。レイチェルという犯罪者が前夜、鍵のかかった病室から消えてしまったのだ。行方を追う唯一の手がかりは“4の法則”という暗号が記された意味不明な一枚の紙だった。


まず、謎解き映画じゃないでしょ。超訳の吹替版や二度見キャンペーンって、なんじゃそりゃ。配給会社の人間って、なんで、こんなしょーもない発想に労力を使うんだろ?シャッターアイランドに一度、ほりこまれて、脳の治療を受けたら、いいと思いますわ。

これは、精神的スリラーで、いわばホラー映画です。真相は、推理小説やB級スリラーで、多く使われてるアイデアですから、予想出来るように作られています。予想できるけど、自分が、そう思いこんでいるだけではないか?現実と虚構に翻弄される気持ちを味わう映画ですね。
レオナルド・ディカプリオの内から沸き起こる暴力を静めようと葛藤する姿が堪能できます。不気味なセットが大ががりで、B級作品をスケールアップしたら、こう見えるのかという点でも、楽しんで観れました。

シャッターアイランド_レオナルド・ディカプリオ2
レオ様じゃ、オレ様の演技に文句あるのか。怪しげなネクタイ(^^)

ただ、既存のスリラー作品で優秀なものが出揃ってますからね。なにか伏線がつながる部分を持たせた方がいいと思うし、最後の主人公の哀しき選択、ここに向かうドラマとしては、甘い作りに感じます。冒頭、恐ろしげに見える孤島が、悲しきものに見えるようなラストに持ってきてくれると、私は、大満足だったのになぁ。マーティン・スコセッシ監督は、こういうホラー系作品を、撮りなれてない感じが、ちょっとしたかな。

シャッター アイランド SHUTTER ISLAND 2009年【米】138分(パンフ600円)
監督・製作: マーティン・スコセッシ
原作:デニス・ルヘイン シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)
出演:レオナルド・ディカプリオ(テディ・ダニエルズ)/ベン・キングズレー(ジョン・コリー医師)/マーク・ラファロ(チャック)/ミシェル・ウィリアムズ(妻)/マックス・フォン・シドー(医師)
★☆☆☆☆ 
作品としては満足なんですけど、宣伝のせいで、機嫌よく観れない (ーー;)
残念ながら★1つにします。上映前の説明もうっとしかった。

シャッターアイランドポスター

◎デニス・ルヘイン関連作品
ゴーン・ベイビー・ゴーン

ホワイトアウト
2010年04月08日 (木) | 編集 |
南極で、殺人事件が起こったら……

ホワイトアウトポスター

ハードボイルド作家グレッグ・ルッカの同名グラフィック・ノベルを「アンダーワールド」のケイト・ベッキンセイル主演、「ソードフィッシュ」のドミニク・セナ監督で実写映画化したサスペンス・アクション。アメリカの南極基地を舞台に、南極で最初の殺人事件に立ち向かうことになったアメリカのタフな女性捜査官が、迫り来るタイムリミットと想像を絶する自然環境に苦戦しながら犯人を追いつめていく姿を描く。

ホワイトアウトって検索すると、織田裕二の映画が出てしまう (^▽^;

最初のロシア機の銃撃戦場面が、長々と続いて、
あまり、面白くなさそうな予感がしたなぁ。

これは、過去の事件のトラウマを持つキャリー・ステッコ連邦保安官(ケイト・ベッキンセイル)が、南極という特殊な条件下で、危機に陥りながら、犯人を捜す刑事アクションです。しかも、残された期間は、3日。半年続く長い冬を迎えると、すべてが闇に覆われてしまう状況です。
たいへん、スリリングな設定なんだけどなぁ。
この事件の要因として、閉ざされた場所、正常な神経を狂わせていく白夜という背景的恐怖もあるわけです。この異様な雰囲気を、きちんと描いた上で、主人公キャリー・ステッコを活躍させないと面白くないですよね。

ロケも、お金かけてるような感じだし、アクションとしては、舞台が変わって、充分、観れるものにはなってます。けど、見た目が変わっただけとも言えるので、もっと、本質的な部分を変えないと、だめですね。
脚本・監督が、違ってたら、もっと渋い作品になったと思います。

ホワイトアウト WHITEOUT 2009年【アメリカ/カナダ/フランス】101分
監督:ドミニク・セナ
ケイト・ベッキンセイル/ガブリエル・マクト/コロンバス・ショート/トム・スケリット/アレックス・オロックリン
★★☆☆☆
ホワイトアウト [DVD]
ホワイトアウト写真

◎関連記事 →コールドプレイ →ザ・コールデスト 

きみがぼくを見つけた日
2010年04月06日 (火) | 編集 |
きみがぼくを見つけた日ポスター

時空を旅する運命を背負うヘンリー。その時空移動は彼自身には制御不能で、何の前触れもなく、突然に過去や未来へ飛ばされてしまう非常にやっかいな“病気”だった。秘密を抱えた孤独な人生を送る彼は、ある日、旅先の過去で、一人の少女に出会う。やがてヘンリーは、少女から美しい心の女性へと成長したクレアといつしか愛し合うようになるが……。

時の旅人ヘンリーが、なぜ、クレアのことを憶えていないのかなーというのが、不思議だったんですけど、ひんぱんに現れる度に、年齢が変わってるのを見て、なんとなく、わかってきました。
これは、
クレアの前に、バラバラになったヘンリーの一生が、ランダムに現れてくる物語。
ただ、複雑なのは、彼が、完全に消えてしまう場合もあるし、年齢の違うヘンリーが、二人が同時に存在する場合もあるみたいなんです。

そのヘンリーなんですが、タイムトラベルといえば、ターミネーターと同じで、やっぱり素っ裸なんですね。タイムトラベルで行く先々で、まず服を盗まなければならない。これは、困りますね。

やがて、ヘンリーは、クレアと話すことによって、自分だけでは、知り得なかった、自分の死の時をも知ることになってきます。死の時を知るというのは、悲しいですね。

クレアの時間は、一定方向に流れてるけど、ヘンリーには、流れがないので、生と死の境界線はない。死はないけど、死ぬ時の感情というものが存在しているわけです。その感情を、二人が先に知ることによって、今、この瞬間の愛を。より大切に感じていく切ないラブストーリーでした (T_T)


きみがぼくを見つけた日 The Time Traveler's Wife 2009年【米】110分
監督:ロベルト・シュベンケ/脚本:ブルース・ジョエル・ルービン
原作:オードリー・ニッフェネガー
きみがぼくを見つけた日 上巻 (ランダムハウス講談社文庫)
出演:レイチェル・マクアダムス/エリック・バナ
きみがぼくを見つけた日 [DVD]
★★★☆☆(3.5)

狼の死刑宣告
2010年04月03日 (土) | 編集 |
私刑宣告、
暴力と破壊のスパイラルの先にあるものは……

狼の死刑宣告ポスター

投資会社で働く男ニックは、愛する妻と2人の息子を持ち、幸せな家庭生活を過ごしていた。しかし、ガソリンスタンドに押し入ったギャングの襲撃にあい、ニックの目の前で長男のブレンダンが殺されてしまう。ギャングに加入するための度胸試しが殺人の目的だった。裁判で満足のいく結果が得られないと覚ったニックは、自らの手で犯人への復讐を果たすが…。

あの『ソウ』シリーズの生みの親ジェームズ・ワンが監督で、粗い画面が『ソウ』っぽいですね。病院の廃墟の中、音楽が流れて、さあ、ゲームを始めよう、とジグソウが出てきそうな感じだったわ。足が吹っ飛ばされた死体が、なぜか映ったりするしね。

これは、ケビン・ベーコンが、カッコいいので、それで、良し!です。

復讐が復讐を呼び、逆に、家族をも狙われていく。警察に助けを求めるが、女刑事さんも、全然、当てにならない。ごく普通の人であるケビン・ベーコンが、復讐の連鎖に巻き込まれながら、変貌していき、最後は、壮絶なバイオレンスアクションで魅せる。

狼の死刑宣告1

復讐の決意を固めるかように、頭を丸刈りにするシーンを入れてあって、しぶいですね。最初のホームビデオのシーンが、最後には、遠ざかり、空虚なものとなっていってしまう。ジェームズ・ワンという方は、画面的に見せていく映画が、得意な感じですね。

狼の死刑宣告 DEATH SENTENCE 2009年【米】106分
監督:ジェームズ・ワン
出演:ケビン・ベーコン/ケリー・プレストン(妻)/ジョン・グッドマン(密売人)
★★★☆☆(3.5)
狼の死刑宣告 [DVD]
狼の死刑宣告22

ザ・ダーク
2010年04月01日 (木) | 編集 |
母の愛が試される物語。
THE DARKというタイトルが、安易だなぁ~。

ザ・ダーク01

出てくるお母さんアデル。この母の性格が、きついんですよ。
NYでの仕事が忙しくかまってあげられなかったのか、娘サラは、さみしい思いをし、心を病んでしまう。そこを、気づいてあげられず、感情的に叱り、サラは、自殺未遂まで起こしてしまったみたいなんですね。

別れただんなは、今は、英国ウェールズに住んでいて、そこを訪ねます。まぁ、すごい場所にある古い家で、切り立った岬に建ってるんです。崖から荒れ狂う海面を、カメラがのぞきこむシーンが、何回も出てきて、これが、すごく恐い。


この母娘が、やって来た時から、異様な空気が流れ始め、
羊が、狂ったように、集団で、崖から、ダイブする事件が起こったりする。
ザ・ダーク03
原作は「Sheep」。羊が、この物語にかかわってます。


そんなおり、娘サラが、突然、海辺で姿を消してしまい、激しい性格のアデルは、狂乱状態になっていきます。そこに、エブリルというひとりの少女が出現。やがて、過去の忌まわしき事件と伝説がわかってきます。

これは、母娘の間に亀裂があることがポイント。呪われた伝説に、母アデルは、愛情を問われ、責められてしまうんですね。母親役マリア・ベロが、この物語に、よく合ってたと思います。

ザ・ダーク THE DARK 2005年【米】93分劇場未公開
監督:ジョン・フォーセット
原作:サイモン・マギン「Sheep」
マリア・ベロ(アデル)/ショーン・ビーン(ジェームズ)/ソフィー・スタッキー(サラ)
★★★☆☆(3.5)
ザ・ダーク [DVD]
ザ・ダーク02

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