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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
きみがぼくを見つけた日
2010年04月06日 (火) | 編集 |
きみがぼくを見つけた日ポスター

時空を旅する運命を背負うヘンリー。その時空移動は彼自身には制御不能で、何の前触れもなく、突然に過去や未来へ飛ばされてしまう非常にやっかいな“病気”だった。秘密を抱えた孤独な人生を送る彼は、ある日、旅先の過去で、一人の少女に出会う。やがてヘンリーは、少女から美しい心の女性へと成長したクレアといつしか愛し合うようになるが……。

時の旅人ヘンリーが、なぜ、クレアのことを憶えていないのかなーというのが、不思議だったんですけど、ひんぱんに現れる度に、年齢が変わってるのを見て、なんとなく、わかってきました。
これは、
クレアの前に、バラバラになったヘンリーの一生が、ランダムに現れてくる物語。
ただ、複雑なのは、彼が、完全に消えてしまう場合もあるし、年齢の違うヘンリーが、二人が同時に存在する場合もあるみたいなんです。

そのヘンリーなんですが、タイムトラベルといえば、ターミネーターと同じで、やっぱり素っ裸なんですね。タイムトラベルで行く先々で、まず服を盗まなければならない。これは、困りますね。

やがて、ヘンリーは、クレアと話すことによって、自分だけでは、知り得なかった、自分の死の時をも知ることになってきます。死の時を知るというのは、悲しいですね。

クレアの時間は、一定方向に流れてるけど、ヘンリーには、流れがないので、生と死の境界線はない。死はないけど、死ぬ時の感情というものが存在しているわけです。その感情を、二人が先に知ることによって、今、この瞬間の愛を。より大切に感じていく切ないラブストーリーでした (T_T)


きみがぼくを見つけた日 The Time Traveler's Wife 2009年【米】110分
監督:ロベルト・シュベンケ/脚本:ブルース・ジョエル・ルービン
原作:オードリー・ニッフェネガー
きみがぼくを見つけた日 上巻 (ランダムハウス講談社文庫)
出演:レイチェル・マクアダムス/エリック・バナ
きみがぼくを見つけた日 [DVD]
★★★☆☆(3.5)
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