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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
2010年06月13日 (日) | 編集 |
面白い要素の詰まった北欧ミステリー。

ミレニアム1ポスター

スウェーデン、ストックホルム。大企業ヴァンゲル・グループ一族が住む孤島で、40年前ひとりの少女が忽然と姿を消した。グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルが事件の調査を依頼したのは、裁判で有罪となり失業中の月刊誌『ミレニアム』の記者ミカエル。調査の過程で彼は、鼻ピアスと背中にドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカー・リスベットと出会い、さまざまな秘密を明らかにしていく。

ミレニアム書籍

全世界で2100万部を突破、2008年度世界書籍売り上げランキング第2位。
世界中に旋風を巻き起こした3部作の映画化作品第1弾で、
スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンの処女作にして遺作となった作品です。
著者略歴:1954年スウェーデン北部生まれ。スウェーデン通信でグラフィック・デザイナーとして20年間働き、英国の反ファシズムの雑誌『サーチライト』の編集に長く携わる。1995年、人道主義的な政治雑誌『EXPO』を創刊し、やがて編集長を務めた。パートナーである女性とともに2002年から「ミレニアム・シリーズ」の執筆に取りかかり、2004年のはじめに三冊の出版契約を結ぶ。2005年、第1部『ドラゴン・タトゥーの女』が発売されるや、たちまちベストセラーの第1位になり、三部作合計で破格の部数を記録、社会現象を巻き起こした。2004年11月、心筋梗塞で死去した。享年50歳 。


事件は、36年前、ヴァンゲル一族の孤島で起こった。少女ハリエットが、こつ然と姿を消してしまったのだ。その日は、ヴァンゲル一族の会議が開かれており、一族が集結していた。たまたま、島と本土を結ぶ橋で衝突事故が発生し、島への交通は遮断されていた日でもあった。つまり、この島は、密室だったのだ。

財閥グループというのが無気味だね。一族の中に、犯人が、いるのか?
記者ミカエルの調査が始まる。

ミレニアム写真1

少女失踪事件の起こったのが、財閥グループの住む孤島で密室。
おおっ、これぞ、ミステリーの王道。
この時点で、かなりテンション上がります。
ジャーリストの著者らしく、暴力、権力批判的なものも盛り込みつつ、
猟奇殺人事件、宗教、ナチスなど、面白さのてんこ盛り。
手がかりとなる記録を発見し、この調査を進めるスタイルで、見入ってしまう作品でした。

なにより、この作品の魅力は、多くを語らないリスベットという女性。この主人公にまつわるサイコスリラーが主軸となってるのが渋い。

ミレニアム写真2

鼻ピアスに、パンク的なファッションと反社会的な姿の天才ハッカー。
背中にはドラゴンのタトゥ。
なみはずれた映像記憶能力を持ち、頭の回転もはやい。
しかし、彼女は、時折、なにかに怯えているような表情を見せる。

許せない敵には、彼女の凶暴な牙が襲いかかり、容赦はしない。
悲しき野獣のような彼女の叫びは、過去と繋がる純粋な怒り。
調査を通じ、抱える過去と闘いあらがう姿が哀しく、カッコいい。

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 2009年【スウェーデン】153分
Ma¨n som hatar kvinnor/The Girl with The Dragon Tattoo
監督:ニールス・アルゼン・オプレブ
出演:ノオミ・ラパス/マイケル・ニクビスト/スベン=バーティル・トープ/ステファン・サウク
★★★★★
ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 [DVD]
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下

例によって、ハリウッドリメイクも噂されているらしい。
北欧の空気がいいのであって、オリジナルを上映すれば、いいだけの話やん。
金満主義のハリウッド野郎は、リスベットに叩きのめされてもらいたい。

ミレニアム2&3ポスター
続編となる『ミレニアム2 火と戯れる女』『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』は、
9月より連続公開予定です。

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