観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
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アイガー北壁
2010年10月31日 (日) | 編集 |
アイガー。登山家でなくても、その名は、知っている。

アイガー北壁_TOP

ベルリン・オリンピック開幕直前の1936年夏。ナチス政府は国家の優位性を世界に誇示するため、アルプスの名峰アイガー北壁のドイツ人初登頂を強く望み、成功者にはオリンピック金メダルの授与を約束していた。トニー・クルツとアンディ・ヒンターシュトイサーの2人のドイツ人と、それを追うオーストリアの2人が《殺人の壁》と恐れられていたアイガー北壁への挑戦を開始する。麓には、世紀の瞬間を見届けようという報道関係者や見物客が集まってきていた。その中にはトニーのかつての恋人で、新聞記者をしているルイーゼの姿もあった。

当時は、装備も充分なものでなく、スポーツでもないので、命がけですね。
世間の風潮がどうであれ、彼らは、挑戦したかったんだろうと思う。
でも、取り囲む状況が、彼らの判断を狂わせたのかもしれないですね。

アイガー北壁_PHOTO2

これはね、ドラマチックに挑戦する姿を描いているわけではないので、
観て、こんなとこ、登らなくても、という気持ちになりますよ。
CGも使用しているみたいですが、
リアリティを、徹底的に追求した画面が、ものすごい迫力です。
この壁の厳しさを感じながら、彼らの一歩、一歩を、見守っていく感覚で観れます。

アイガー北壁 Nordwand 2008年【ドイツ・オーストリア・スイス合作】127分
監督・脚本:フィリップ・シュテルツェル
出演:ベンノ・フュルマン(トニー・クルツ)/フロリアン・ルーカス(アンディ・ヒンターシュトイサー)/ヨハンナ・ヴォカレク(ルイーゼ・フェルトナー)
★★★★☆(4.5)
アイガー北壁 [DVD]
アイガー北壁_PHOTO1
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運命のボタン
2010年10月30日 (土) | 編集 |
押す? 押さない?
ボタンを押せば1億円、ただし見知らぬ誰かが死ぬ。期限は24時間。

原作はリチャード・マシスンが1970年に発表した短編“Button, Button”(原題)。かつて、ドラマ「新トワイライト・ゾーン」でも映像化されている。マシスンは『激突!』の脚本や『アイ・アム・レジェンド』の原作を手がけ、あのスティーブン・キングが「最も影響を受けた」という伝説の作家である。その短編小説を基に、『ドニー・ダーコ』のリチャード・ケリー監督が不条理な世界を作り上げた。

運命のボタン写真1

ちなみに本作のアイディアはマシスンの妻が受講していた大学の心理学の授業がきっかけだった。授業でとりあげられた「世界平和に重大な貢献をするためだったら、ニューヨークのブロードウェイを裸で歩けますか?」という話題から、ある特別な目的のためなら、人間の尊厳を犠牲にできるか、というテーマが浮かび、“Button, Button”が誕生したというわけ。

現代では、押す、押さない、の葛藤にたどりつきにくいと思うねんなぁ。
早朝、伝票もついてない包みが玄関先に、置いてあるんですよー。
この時点で、恐いので、包みを開かず、警察に、届けようかと思うな。

時代は1976年の物語と、なってます。
お金にせっぱつまったお宅じゃ、なさそうだし、
この当時の、アメリカの空気も、わからないし、
なんか、世界に、入っていきにくい感じが、ありました。

押さないということも選択のひとつでしょうけど、
奥さんが、えっ、というぐらい唐突に、はやわざで、ボタンを押します。

運命のボタンポスター
日本版ポスターが、映画の世界観を表してます。

ここから先が、予想外の展開。
他者は地獄だ(サルトル著『出口なし』より)と、いう言葉があり、
思考を進めていく中での、哲学的、思想的な旅という感じがします。
監督さんは、原作から、かなりの刺激を受けたんでしょうね。
芸術家のかたが、インスピレーションが天から降りてきたみたいなことを、おっしゃりますよね。雷に撃たれたとか、勝手に体が動かされたとかの内容が出てきます。宇宙が、己の肉体に入りこんできたような感覚だろか。それが、この映像となったのかもですけど、よくわかんないですね。
不可解でしたけど、どう展開するのかわからず、たいくつはしませんでした。

障害を持つ奥さん役キャメロン・ディアスは、すごく、良かったと思います。
苦しみがわかる彼女のお話があってこそ、観れたというのはあるな。

運命のボタン The Box 2009年【米】116分
監督・脚本:リチャード・ケリー
原作:リチャード・マシスン 運命のボタン (ハヤカワ文庫NV)
出演:キャメロン・ディアス(ノーマ)/ジェームズ・マースデン(アーサー)/フランク・ランジェラ(スチュワート)
★★★☆☆(3.0)

REAL●
2010年10月29日 (金) | 編集 |
スウェーデン・ノルウェー国境付近に広がる、深い森の奥。
殺害リアル映像をネットに流してるお屋敷が、あったそうな。

REAL_Marte_Cristensen

殺人動画をネットで販売していたという実際の事件に基づく。友人の結婚式のため、リナとマルティンの2人は、スウェーデンまで、お酒を買い出しに行く。その帰り道、事故のため、警官に、迂回路を指示される。彼らは、迂回路を走るのだが……

最近、注目される北欧の映画。
コールドプレイ』と同じく、登場人物の方が、静かなのが、いいわ。
ネット配信というというありきたりなネタだし、
スリラーなので、残虐なシーンは、ありません。

いかに、この屋敷に導かれていくか、
主人公カップルが、迂回路を走ってると、怪しい出来事に、数々、出くわします。
それを、そつのない自然な流れで、演出してあるので、安心して、楽しめますね。

主演は、マルテ・クリステンセンという女優さんだそうで、
この方の演技が、うまく、REALだった。すごく、迫力あったと思いますよ。
米国映画のような、観てる方を怖がらせるための、泣き叫び、じゃないねんね。

REAL SNARVEIEN/DETOUR 2009年【ノルウェー】74分劇場未公開
監督:セヴラン・エスケランド
出演:マルテ・クリステンセン/ソンドレ・ラーセン
★★★☆☆(3.0)
REAL [DVD]
REAL_DVD

ラストプラン
2010年10月26日 (火) | 編集 |
ブリタニー・マーフィー、渾身の遺作
2009年、複数の薬剤服用と肺炎や貧血など、偶発的な原因により、32歳という若さで急逝したブリタニー・マーフィさん、最期の主演作です。
故ブリタニー・マーフィーさんの遺作が公開決定

ラストプラン_ブリタニー・マーフィー1

恋人ケビンの手術の付き添いで、病院を訪れたメアリー。手術はすぐ済みますよ、ということだったので、待合い室で待つことに。が、いっこうに彼の名前が呼ばれない、おかしい。看護師に尋ねると、そんな患者の記録はないという。

病院の警備スタッフに訴えるが、まともに、とりあってもらえない。偶然、居合わせた刑事さんが、院内を捜索するが、彼は見つからなかった。そんなはずは、と騒ぐ彼女のバッグから、ポロリと、抗うつ剤が落ちる……

彼女の妄想?それとも、陰謀?
ラストプラン_ブリタニー・マーフィー2


ブリタニーさんは、この撮影時、病んでた状態なのかな。
かなり、やつれ疲れてる感じに見える。
病的な印象なので、この役には、ぴったり、はまってます。
低予算スリラーだけど、彼女の力で、引っ張っていく作品に仕上がってますね。

この作品は「フライトプラン」を、ヒントにしてるのは、まるわかりです。
パクリました、ということを、事件解決のオチにしてあるのは、面白い。
日本版タイトルは、お見事。(^-^)

ラストプラン ABANDONED 2010年【米】88分オリジナルビデオ
監督:マイケル・フェイファー 
出演:ブリタニー・マーフィ/ディーン・ケイン
★★★☆☆(3.0)
ラスト・プラン [DVD]
主人公が、私は負けない、みたいな気持ちで終わっていく作品で、低予算系への出演が続いてたブリタニーさんの心境とダブるところがあるように思います。主役に、彼女を想定してる脚本なんでしょうね。

※ブリタニーさん出演作
→『2ROOMS トゥー・ルームス』『シャッター リフレクション

レギオン
2010年10月24日 (日) | 編集 |
天使VS人類。
最終決戦は、ここ、ロサンゼルスで始まる……

レギオンTOP

モハベ砂漠に寂しく佇むダイナーが突然老婆の怪物に襲われた。天井を駆け上がる老婆、窓の外には虫の大群が店を取り囲む。受け入れがたい現実に、店にいた人々は恐怖に立ちすくむ。その時、どこからともなく、大量の武器で武装した男、ミカエルが現れる。主演は『ヴィクトリア女王 世紀の愛』のポール・ベタニー。監督は本作が長編デビューとなるスコット・スチュワート。

裸の男が、夜のLAに降り立つ。
まるで、ターミネーター。
けど、
最終決戦地は、ここではない。
辺境地に立つ、田舎のダイナーを舞台としてるのが、B級っぽい。(^▽^)/

レギオンPHOTO

生まれくる救世主を抹殺せんがため、人間に乗り移った天使軍団が、ダイナーに迫る。やってることは、ほぼ、ゾンビホラー(笑)たまたま、店に居合わせた人たちが、人類の未来をかけ、大天使ミカエルと共に、撃ちまくるのだ。
壮大な戦いが、ものすごく、こじんまりしてて、楽しい。

ミカエルは、裏切ったわけではなく、
愛せ、という教えに忠実に従った、ということみたいですね。

レギオン LEGION 2010年【米】100分
監督:スコット・スチュワート
出演:ポール・ベタニー(ミカエル)/ケヴィン・デュランド(ガブリエル)/ルーカス・ブラック/タイリース・ギブソン/エイドリアンヌ・パリッキ/チャールズ・S・ダットン/ジョン・テニー/ケヴィン・デュランド/ケイト・ウォルシュ/デニス・クエイド
★★★☆☆(3.5)
レギオン コレクターズ・エディション [DVD]

幼い頃、母から予言の話を聞いた
世界は闇に覆われ、人の運命が決定されると
ある夜、私は尋ねた
なぜ、神様は人間に怒ったの?
知らないと母は私に応えた。
…………すべてに呆れたのよと。

おばあさんやアイスクリーム売りがメインのような気もするなぁ。
呆れた感じで観てください。という映画なのでしょうネ。

パレード
2010年10月22日 (金) | 編集 |
この部屋の、6人目の住人、それは、あなた。

パレードDVD

原作は『悪人』の吉田修一による第15回山本周五郎賞受賞作。監督は『GO』の行定勲。第60回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞しています。

「上辺だけの付き合い、それくらいが丁度いい」都内の2LDKマンションに暮らす男女四人の若者達。映画会社勤務の直輝(藤原竜也)、イラストレーターの未来(香里奈)、フリーターの琴美(貫地谷しほり)、大学生の良介(小出恵介)。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、"本当の自分"を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼のサトル(林遣都)が加わり、同じ町では連続暴行事件が起こり始める。そして彼らの日常に、小さな波紋が拡がり始める。

共感するあなたに闇がおとずれる………。
ぞぞぞぉ~~と、凍りつくラストシーンのために、この映画はある。


今日の、徹子の部屋のゲスト、誰っ?と、琴美に、たずねる良介。

都会では、隣の部屋に誰が住んでいるのか、わからない。
この部屋に住む良介と琴美も、最初、カップルかのように見えるが、
そうではないらしい。
やがて、直輝と未来が帰宅し、4人が、共同で住んでいるのがわかる。

共同のリビングで、この4人は、毎日、にこやかに過ごしています。相手のことは詮索せず、自分の語りたいことだけ語る。たぶん、そんな関係を、心地よく感じているのだろう。けど、心の奥底では、さみしさを感じているし、自分の本音をさらけたい、とも思っている。
ある日、このリビングに、悟という謎の若者が、転がりこむ。
彼は、この4人の内面が出現させた存在で、
溶け込むように居る彼に、自分の心の内を、自覚し出すようになってくる……

キャスト的には、ぴったりで、
それぞれの心の扉を開け、静かに覗いていく感じですね。
この部屋に漂う、現実と虚構のような空気が、うま~く撮られています。
毎日、昼メロを見て過ごす琴美は、俳優さんとつきあっている妄想を抱いてる。映画会社勤務にしてる直輝も、会社では、バリバリに英語を使いこなし働いてるかのようだが、現実は違うような雰囲気だ。

こういう誰もが、なにかを抱えて過ごしてる、という
社会派的青春ストーリーかと思わせ、一気に、落としてくるラストに、すくむ。
闇を描く日本のホラー、という印象もしました。

パレード 2010年【日】118分
監督・脚本:行定勲 原作:吉田修一 パレード (幻冬舎文庫)
出演:小出恵介(杉本良介)/貫地谷しほり(大河内琴美)/藤原竜也(伊原直輝)/香里奈(相馬未来)/林遣都(小窪サトル)
★★★★☆(4.5)
パレード (初回限定生産) [DVD]

手塚治虫×浦沢直樹の「PLUTO」ハリウッドで実写CG映画化
2010年10月21日 (木) | 編集 |
日本では850万部以上が売れている人気漫画「PLUTO(プルートウ)」がハリウッドで実写版CG映画として製作されることが決定した。長崎尚志との共著である浦沢直樹の漫画「PLUTO」は、手塚治虫の伝説のシリーズ「鉄腕アトム」の「地上最大のロボット」をリメイクした人気作。映画版を製作するのは、手塚プロダクションとクリス・メレダンドリのイルミネーション・エンターテインメント。
詳細は、ハリウッドチャンネル様で→
手塚治虫×浦沢直樹の人気マンガ「PLUTO」、ハリウッドで実写CG映画化

ついに、きましたか!(・∀・)
ハリウッドが、目をつけそうな作品ですからね。
ただ、この日本の傑作が、アメリカナイズされたら、いやだなー。
ちゃんと、作れるんでしょうか。

PLUTO_1

そして、私たちは愛に帰る
2010年10月20日 (水) | 編集 |
運命のようにめぐり合い、別れ、つながっていく。

そして、私たちは愛に帰るPOSTER

監督・脚本は「愛より強く」でベルリン映画祭金熊賞を受賞しているファティ・アキン。2007年カンヌ国際映画祭にて最優秀脚本賞と全キリスト協会賞授賞しています。

大学講師の息子と、息子を男手ひとつで育てあげ余生を娼婦と過ごす父。トルコからドイツに出稼ぎし娼婦となった母と、反政府活動家としてトルコを逃れた娘。友人を救うためイスタンブールに旅立つ娘と、娘の身を案じながらも愛情を伝えられない厳格な母――。ドイツとトルコ、2000キロに渡ってすれ違う3組の親子が、人生の旅路をさすらいながら“愛”そして“喪失から生まれる希望”を見いだすまでを描く。

あたかも日常場面のひとつかのように、ふいに死の場面がはいります。
亡くなった方に、関わりあいのあった人物が、
その思いを継ごうとする中で、新たなものが生み出されていきます。

登場人物同士が、いつ出会うのか、と思いながら、興味深く観れました。

そして、私たちは愛に帰るImage01

そして、私たちは愛に帰るImage02

わずかなセリフや、象徴的なシーンを使って、
人物の気持ちを、浮かび上がらせるのが、特徴的です。
視界が、一気にひろがるみたいなイメージがあり、
思わぬことを言われた時にドキッとした、というような感覚をおぼえます。

そして、私たちは愛に帰る 2007年【ドイツ・トルコ合作】122分
Auf der Anderen Seite/The Edge of Heaven
監督・脚本:ファティ・アキン
出演:バーキ・ダヴラク/ハンナ・シグラ/ヌルセル・キョセ/トゥンジェル・クルティズ/ヌルギュル・イェシルチャイ/パトリシア・ジオクロースカ
★★★★☆(4.0)
そして、私たちは愛に帰る [DVD]

インシテミル 7日間のデス・ゲーム
2010年10月17日 (日) | 編集 |
『リング』の中田秀夫監督ということで、楽しみにしてました。

インシテミル7日間のデス・ゲーム_綾瀬はるかTOP
※ヤブシネマージュ様→綾瀬はるかスペシャルインタビュー

いんする 【淫する】とは
度をすごして物事に熱中する。耽溺する。おぼれること。
例:「酒色に淫する」「賭博に淫する」「書に淫する」など

淫してみる、をカタカナに変換して「インシテミル」です。
だから、いかにもな、思わせぶりの物語。
熱中しすぎて、本質を見失ってはいけません。(ーー;)

インシテミル7日間のデス・ゲーム_綾瀬はるか

インディアン人形、まだらの紐、片平なぎさがミステリーマニア主婦だったり。
本格ミステリの盛り上がりを想像させます。が、違う。
カタチだけの密室に、カタチだけの人物が集まり、
カタチだけの事件が起こります。
ただの形式世界の中へ、インしてみましょう。

(ネタばれ的に加筆しました。10/18)

時間が経つまで、じっーとしておきたいですが、いきなり、第1の殺人が起こります。
うむを言わさず解決しろと言うかのように、最初から、主催者側の圧力が強い。普通、武器を渡され、手当あり、といわれ、はい、そうですかと、人を殺さないでしょう。この空間は密室じゃないので、参加者以外の侵入者と思い込みたいですね。見ず知らずの人間に踏み込みたくないし、疑いをかける自分が、うしろめたいもん。
犯人をはずしても、ペナルティがないので、推理する必要なんてない。なんとなく犯人が欲しいだけ。探偵のつもりで言ってないのに、多数決を強要されるからね。犯人には、ボーナスがつくし、いったん、この場を解決しておこうという異様な方向に流されてしまうかもですね。
ただ、犯人がこんな扱いをされるとは予想してないので、びびると思うわ。

いったん、落ち着くと、あらゆる可能性を考え始めて、疑心暗鬼に陥っていきますよね。武器の所有が、疑いを増長させる。第2の殺人で、参加者は、苛立つが、そこに、前回の実験結果情報をもたらす参加者が出現する。この人が、真実を言ってるかどうかわかりません。
でも、ガードと主催者が、参加者共通の敵である、という認識になることは、大きいですね。いかに、自衛するか、手段をとっていく方向になるわけだけど、またしても、犠牲者が……

心理描写は、ドキドキと観れますね。
こういった展開かと思うと、恐~いモニター目線の正体って、これですか?っていう安直さだし、殺害者も、もろばれに殺人現場を見せてきたり。これでいいんだろうか、というような、かなり変わった展開をみせる。

ただ、一気に、生存者を削り過ぎじゃないかな。
人数が減って、急に緊張感がなくなってしまいましたね。
犠牲者の誰かが生きているのでは?、この施設からの脱出方法はあるのか?とか、
なにか、工夫は欲しいところでした。

ホラー監督らしく、狂気の人が襲いかかってくるシーンをクライマックスに持ってきたかったのでは、と思いますが、かんじんの終盤が盛り上がりに欠けたのは残念です。特に、第1の殺人の真相、この事件の発端である解き明かしを、あっさりと流してしまってる脚本は、もったいないですね。

それにしても、
なんで、あの人が、リムジンに乗って行ってしまったんだろ( ゚д゚)ポカーン
楽しんで観れましたけど、なんかスッキリしないですね。


あらすじ:時給11万2,000円という怪しい求人広告を見て、暗鬼館へと集まった男女10人。バイトの内容は、7日に渡る心理学の実験。24時間監視されながら7日間を過ごすこと。そして、個室にはそれぞれ異なる凶器が置かれ、何も起きずに7日間経過するか、生存者が2名になるまで暗鬼館に残らなければならない。しかし早速2日目に銃殺による死者が出てしまい、彼らは疑心暗鬼に陥っていく。

プロダクション「ホリプロ」創業50周年記念
インシテミル 7日間のデス・ゲーム 2010年【日】107分(パンフ700円)
監督:中田秀夫 脚本:鈴木智 原作:米澤穂信 インシテミル (文春文庫)
★★★☆☆(3.5)

インシテミル7日間のデス・ゲーム_キャスト
メンバーを見ても、誰が生き残りそうか、わかってしまいそうですね。(^▽^)

Room1……関水美夜(石原さとみ)トラウマを持つWEBデザイナー
Room2……渕佐和子(片平なぎさ)ミステリーマニア主婦
Room3……結城理久彦(藤原竜也)貧乏フリーター
Room4……須和名祥子(綾瀬はるか)謎の美人元OL
Room5……岩井荘助(武田真治)無口なはみだし者
Room6……橘若菜(平山あや)結婚が命のネイリスト
Room7……大迫雄大(阿部力)統率力のある研修医
Room8……真木雪人(大野拓朗)最年少の単独プレーヤー
Room9……西野宗広(石井正則)リストラにあえぐ中年
Room10…安東吉也(北大路欣也)アル中の元社長

※原作本とは、内容が変わってました。関連記事→本:インシテミル/米澤穂信

関連書籍 片平なぎさが読んでいたのは「闇に消える女(上)」?
この映画では、『そして誰もいなくなった』で、参加者の死を暗示し、『まだらの紐』で、就寝中の恐怖を連想させてます。
◎クリスティ そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
◎コナン・ドイル まだらの紐 ドイル傑作集 1 創元推理文庫

渇き
2010年10月16日 (土) | 編集 |
チューしたい。

渇きキャスト

パク・チャヌク監督による官能的ラブ・ストーリー。輸血によってバンパイアに変貌してしまった神父と夫に虐げられてきた人妻との禁断の愛の物語。第62回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。

渇きポスター
韓国書体が、この作品に、よく似合いますね。
日本語や英語書体じゃ違う。



落ちていく二人。
バンパイアというモチーフを、うまーく使ってあります。
最後まで観て、感慨深いものがありました。
官能的に、コミカルに、悲恋ものに、と移り変わっていく様が、面白い。

ただ、前半部分が、長々と感じるので、
何回も観て楽しむ、という感じじゃないな。
ほ~っ、こうやって描いたか!というファーストインパクトは強い。
後半からのオバちゃんの、無言の動きが、可笑しいです。

渇き BAK-JWI/Thirst 2009年【韓国】133分
監督:パク・チャヌク 「オールド・ボーイ」
出演:ソン・ガンホ/キム・オクビン/シン・ハギュン/キム・ヘスク/オ・ダルス
★★★★☆(4.0)
渇き [DVD]
渇きイメージ

アーマード 武装地帯
2010年10月15日 (金) | 編集 |
金を奪うのなら、計画的に。

アーマード武装地帯キャスト

イラクから帰還した元軍人のタイ(コロンバス・ショート)は、イーグル・シールド警備会社の新人警備員。先輩のマイク(マット・ディロン)から4,200万ドルの偽装強盗計画に誘われる。タイとマイクを含む警備員仲間の6人は、現金を無人の廃工場に隠して偽装工作をする手はずだったが、偶然い合わせたホームレスに犯行を目撃されメンバーが発砲し、犠牲者を出してしまう。

ものすんごい、いいかげんな狂言強盗に、これまた、ずさんな警備会社。
だから、こうなってしまうのだ。

人殺しはしないというから加わったのに!メンバーのひとり、タイが、
とんでもない成り行きに嫌気がさし、輸送車内に立てこもってしまう。

車内の男が、ひとり、がんばる話かなーと思ったら、そうでもない。
むしろ、どうしようもない状況に陥っていく外の連中の、
焦る姿や、お間抜けな争いが主体かな。
輸送車の扉を開けるには、扉のピンをはずすしかないと、
ハンマーで、ゴーン、ゴーンとひたすら、ピンを打ち続ける物語。

なにも知らないで観たので、ジャン・レノも出てて、ビックリしたけど、
こういう作品だったんですね。(以下↓シネマトピックス様より引用)
サム・ライミが絶賛。6000本から選ばれた衝撃作。
カナダの無名新人ジェイムズ・V・シンプソンの手による本作品の脚本は、アカデミー賞で知られる映画芸術科学アカデミーが主催するニコル映画脚本コンペティションの応募作。アクション映画としてのユニークなコンセプトと確かなキャラクター描写がうけ、なんと6000本以上の応募の中から選ばれ、サム・ライミ監督が絶賛し、異例の速さで映画化が決まった衝撃作品。


サム・ライミが選んだっていうのは、なんとなくわかる。
廃工場に停車した輸送車を舞台に繰り広げられる、低予算サスペンスみたいな感じだね。姑息な心を映し出す内容で、豪華キャストでなくてもいいような内容ですな~。

アーマード武装地帯トラック

不敵な面構えの男たちばっかりの映画で、全体に荒々しい雰囲気は、うまく出てます。
予想外の展開をみせるので、はらはらできました。

アーマード 武装地帯 ARMORED 2009年【米】87分
監督:ニムロッド・アーントル 「モーテル」「プレデターズ」
出演:コロンバス・ショート/マット・ディロン/ジャン・レノ/ローレンス・フィッシュバーン/アマウリー・ノラスコ/マイロ・ヴィンティミリア/スキート・ウールリッチ
★★★☆☆(3.5)
アーマード 武装地帯 コレクターズ・エディション [DVD]

アライブ ー生還者ー
2010年10月13日 (水) | 編集 |
35年の時を経た今、語れること。

アライブ ー生還者ー DVD

この作品は、ウルグアイ空軍機の遭難事故を扱ったドキュメンタリー。『生きてこそ』(93)の題材にもなっています。今までは、亡くなった方の人肉を食べ生き抜いた、ということばかり話題になってきた出来事でした。そうではなく、本作は、どんな72日間であったのかを、生還者たちのインタビューと再現映像で伝えようとしています。

1972年10月。45名のラグビーチームによってチャーターされたウルグアイ空軍の軍用機が、モンテビデオからチリのサンチアゴに向けて飛び立った。しかし、アンデス山脈付近で乱気流に巻き込まれ、飛行機は墜落。奇跡的に45人中29人が生き残ったが、やがて食料は底をつき、極寒の環境で寒さと飢えと絶望が襲い始める。力尽きた者は次々と倒れ…。生き残った者たちは、国が捜索を打ち切ったことをラジオで知るのだった…。

極寒の夜が明け、日が射し暖かくなり始めて、今日も自分は生きていた、ということがわかる。彼らは、今まで住んでいた世界と、まったく違う世界に置き残されたような感覚であったみたいです。

彼らの壮絶な体験、その状況下での気持ち、
インタビューを聞き、できるかぎりの想像をするしか、私には、できません。
語られる言葉に、うなずきながら、観た、という感じでした。

救援を求めに出た二人が、装備も体力もない、あの状態で、何千メートル級の山を、いくつもいくつも越えて、たどり着いたのは、すごいですね。
映画作品とは、まったく違うものが感じとれます。
生還者の方は、これから先も、生存している意味を、問い続けていかれるのだろうと思います。

アライブ ー生還者ー 2007年【仏】113分
STRANDED I've come from a plane that crashed in the mountain
監督: ゴンサロ・アリホン
★★★☆☆(3.5)
2007年アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ

死刑台のエレベーター
2010年10月11日 (月) | 編集 |
主電源、オフ!がくんっと停止するエレベーター。
恐わっ、(^-^)こんな恐ろしいビルあるんか。

死刑台のエレベーターポスター

ヌーベルバーグの鬼才ルイ・マルの鮮烈なデビュー作にして最高傑作と謳われる『死刑台のエレベーター』。その映画のリメイクが、世界で初めて日本で実現!主演は、吉瀬美智子と阿部寛。愛の欲望に運命を狂わせ、もがき、さまよう男女の姿を、身もだえするほどの心理描写で熱演。さらに、玉山鉄二、北川景子が、もうひとつの殺人事件に手を染めるカップルを鮮烈に演じる。監督は『独立少年合唱団』や『いつか読書する日』など国際的に評価の高い緒方明。哀感漂う映像美、クールな音楽、スリリングなストーリー、そしてエキゾチックな都市の息づかい・・・。それらがスクリーンの緊張を高め、予期せぬ衝撃の結末へと観客を誘う――。

オリジナル未見だったので、オリジナルを想像しながら楽しみました。
いきなり英語をしゃべったり、たいへん笑えるリメイク(^-^)
旬の俳優を集め、無難な着地を目指す映画でしょうね。オリジナルの忠実な模倣にすぎません。情けなすぎます。これに関わった製作者は、恥ずかしい、と思ってもらいたいもんです。

死刑台のエレベーター写真1

あの男は、私を愛しているのか。
疑心暗鬼に揺れながら、さまよう一夜。会長である夫の自殺を知らされた時に見せる安堵。愛の手ごたえを確信する恐さ。主演女優の微妙な表情、しゃべり方が、キモとなってくる作品なんだろうな。美しい方ですけど、吉瀬美智子では、ちょっと、役不足を感じました。
この方、しゃべってない時は、結構、いいんだけどな。ヒールの音が、いらだちの感情ようにカンカンカンと響く場面があって、これは、なかなか面白いと思えた。

死刑台のエレベーター写真2

玉山鉄二と北川景子カップルは、得体の知れなさが出てて良かったよ。飼い犬扱いされてる阿部寛医者は、金やる、女も持って行けとバカにされ、引き金を引いたんでしょうね。吉瀬美智子奥様も、愛の実証を得たいがために、殺人をおこなわせる。動機が、殺人事件と剥離してるわけですね。この強烈さを、もう少し出した方が、寒々しい現代にあってたかもしれません。

今回は、エレベーターに乗って、映画館から帰ってみました……

死刑台のエレベーター 2010年【日】112分(パンフ購入せず)
監督:緒方明 脚本:木田薫子
出演:吉瀬美智子/阿部寛/玉山鉄二/北川景子/平泉成/りょう/津川雅彦/柄本明
★★★☆☆(3.0)
オリジナル:1957年フランス映画『死刑台のエレベーター』(ルイ・マル)

本:ルームメイト/今邑彩
2010年10月09日 (土) | 編集 |
最近、どこの本屋さんでも、やけに、平積みされてる、この本。
ノベルズ版刊行は1997年、文庫化は2006年という作品だが、
今春から急速に部数を伸ばし、7刷10万部まで来た作品だそうです。

ルームメイト今邑彩
ルームメイト (中公文庫) オススメ度(★★★☆☆)

大学へ通う為に上京してきた春海は、
部屋探しをしている時、京都からきた麗子と出逢う。
お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、麗子が、突然、失踪。
跡を追ううち、彼女の二重、三重生活がわかってくる……。


『いやあ まんまと騙(だま)されました』という、オビに騙された …( ̄▽ ̄;
これは、軽~いタッチのサイコサスペンスで、
途中で、なんとなく犯人を匂わせながら、最後の真相まで、一気に向かわせます。
期待どおりのオチをみせるけど、
オビのせいで、読後、かなりのガッカリ感がありますね。

おそらく、当時のサイコブームに乗っかって出版された本で、
この内容の浅さだと、あまり売れなかっただろうと思います。
映像ドラマみたいなスピード感があるので、今の時代には、合うかなー
見知らぬ他人と一緒に住むこと自体が、非現実的で、
恐ろしい世界への扉を開けるみたいな感じはありますね。
でも、発掘された傑作とまでは言えません。


ルームメイトDVD
ルームメイト [DVD]同居人求む (ハヤカワ・ミステリ文庫)
『ルームメイト』といえば、ブリジッド・フォンダ主演の映画を彷佛させますね。
原作『同居人求む』(ジョン・ラッツ著)ともに、面白いです。
1992年の米映画で、おそらく、今邑彩さんも知っている作品で、
だから『ルームメイト』というタイトルなんじゃないかな。

女と女と井戸の中
2010年10月07日 (木) | 編集 |
女二人による心理劇、残酷なる寓話。
この世の果てかのような荒涼たるオーストラリアの風景の中、静かに展開します。

女と女と井戸の中Photo1
あまり説明もなく、女性二人の表情を、じっくり読みとりながら、観るサスペンスで、監督は、若手女性監督のサマンサ・ラング。ヘスター役のパメラ・レイブは、は本作でオーストラリア・アカデミー賞主演女優賞を受賞、もうひとりの主役キャスリン役=ミランダ・オットーも素晴らしいです。
女と女と井戸の中THE WELL公式サイト

解説:エリザベス・ジョリーのベストセラー小説を映画化した心理サスペンス。主人公の女ふたりの間で錯綜するあこがれと嫉妬、愛と裏切り、信頼と疑惑。反発し共鳴しあうふたりを、ミランダ・オットーとパメラ・レイブが自然で説得力のある演技で熱演。さらに、サマンサ・ラングの女性ならでは繊細なディテールと丹念な演出によって、観客は最後まで、キャスリンの真実とヘスターの真実との間で揺れ動くことだろう。加えて、原題であり、秘密を吐き出す「心の隠れ家」として陰喩的に登場する“井戸”というモチーフと、ブリーチ・バイパスと呼ばれる技法を使った印象に残る“青い”映像が、リアリティと狂気とがないまぜとなった幻想的な世界を現出させている。

人里離れた家で、父親とふたりで住むヘスター。
40才をまわり独身の彼女が、新しい家政婦キャスリンを連れてくる。

キャスリンは、若くぶっきらぼうな子で、ろくに仕事も出来ないし、やる気もない女の子。それなのに、なぜか、へクターは、家族のように、友達のように、キャスリンという子に接していく。ヘスターは、足が悪く、おそらく、あまり学校へ通わなかったのかもしれない。彼女の中に、家庭教師さんと二人で行った輝かしき欧州旅行の思い出が蘇る。自由奔放なキャスリンの姿に触れ、彼女は、若き日を、取り戻そうとする。

そんな中、父が亡くなり、父の遺産をヘスターは手に入れる。父が亡くなった途端、首にかけていた鍵束をとるところは印象的だ。解放されたかのようなヘスターは、キャスリンとともに、贅沢三昧の日々を楽しみ始める。お金が底をつくと、農場まで売ってしまい、農場外れにある小屋に移り住む。

キャスリンは、施設で育った子で、家族の暮らしは知らない。ここにいれば、好きなことは言えるし、わがままも聞いてもらえる。彼女にとって、ここでの体験は、楽しいものであろうと思う。
お互いに孤独を埋め、欲しいものを与え、満足を得る、
こんな、あやういバランスの関係が、長く続くわけがない。

女と女と井戸の中Photo2

ある日、酔っぱらい運転していたキャスリンが男を轢いてしまう。怯えるキャスリンに代わり、ヘスターはその男の死体を庭の井戸に投げ込み、隠蔽しようとする。このあたりから、謎めいたスリラー風になり、かなり面白さは増す。

孤独を恐れるヘスターの心は、しだいに、キャスリンをこの家に束縛し、支配しようとしていたんですね。キャスリンは、それに対し、反発を感じる。

キャスリンが招き寄せた、もの言わぬ男。井戸の底に、ヘスターは感情を沈めようとし、キャスリンは、感情を拾おうとする。互いに、わかっていた。直視を避けてきただけかもしれないものを、井戸の奥底に、見てしまいます。哀しくえぐってくる物語が、恐いです。

女と女と井戸の中 THE WELL 1997/オーストラリア 102分
監督:サマンサ・ラング、脚本:ローラ・ジョーンズ 原作:エリザベス・ジョリー
出演:パメラ・レーブ(ヘスター)/ミランダ・オットー(キャスリン)
★★★★☆(4.5)
女と女と井戸の中【廉価版2500円】 [DVD]
女と女と井戸の中DVD

ヘスターは、過去の自分に、支配されてしまっていたとも思えますね。すべてをなくすことで、ヘスターは、やっと呪縛から逃れたみたいなラストと思いたいです。キャスリンが、呪縛を解く鍵となったのかもしれません。

◎女と女の心理劇場 関連映画→『譜めくりの女

ソウ ザ・ファイナル 3D ポスター
2010年10月06日 (水) | 編集 |
SAW_3D_Poster1.jpg SAW_3D_Poster2.jpg

2010年10月30日(土) から公開の『ソウ ザ・ファイナル 3D』。
ファイナルと言ってるけど、ほんとにこれで最後なん?(^-^)
ソウシリーズは、内容より、趣向を凝らしたポスターが楽しみですね。

今回は、3Dだからか、ポスターが、パッとしないなぁと思ってましたが……
おっー、すごいのが、出ましたー(笑) ファイナルジグソウにふさわしい~

SAW_3D_Poster3.jpg

そして、彼は伝説になった、 テーマ曲とともに動き出しそうだわ

シークレット・サンシャイン/ミルク/チェンジリング
2010年10月05日 (火) | 編集 |
これは、どれも、出演者の演技が素晴らしい作品です。
ほぼ画像だけの紹介ですけど。


心を残したまま、この地へやってきたかのような彼女。現実じゃない彼女が、執拗に救いを求め続けてる感じがする。チョン・ドヨンは、素晴らしかったと思うが、これは、ソン・ガンホがいい!決して、でしゃばらない、彼の立ち位置に味がある。

シークレット・サンシャインPHOTO
シークレット・サンシャイン 密陽 2007【韓国】★★★★☆(4.0)
監督:イ・チャンドン 出演:チョン・ドヨン ソン・ガンホ
2007年カンヌ国際映画祭主演女優賞受賞


きみを、勧誘したい。この作品は、優しいタッチのテイストが、心に沁みてくる。構成の良さを、すごく感じる作品。「スラムドッグ$ミリオネア」がなかったら、作品賞も、いけたかも。
ミルクPHOTO
ミルク MILK 2008【米】★★★★☆(4.5)
監督:ガス・ヴァン・サント 出演:ショーン・ペン
第81回アカデミー賞主演男優賞、脚本賞受賞


我が子をこの手で抱きしめるまでは、決して諦めない。監督イーストウッドの静かな安定感の中、アンジェリーナ・ジョリーの強さが、うまく出た。
チェンジリングPHOTO
チェンジリング  Changeling 2008【米】★★★☆☆(3.5)
監督:クリント・イーストウッド 出演:アンジェリーナ・ジョリー


この中では、物語の内容もあるけど、『シークレット・サンシャイン』に出てる二人は、すごいなぁと思った。ちょっと、長々とした部分があるけど、このしつこさも必要な要素かな。行き止まりに誘い込んで、最後には、ほっとさせてくれますわ。

ワナオトコ
2010年10月03日 (日) | 編集 |
なんということでしょう。

ワナオトコDVD
その罠、匠(たくみ)の技。
金庫破りの前科がある内装業者のアーキン(ジョシュ・スチュワート)は、元妻の借金を返すため、昼間、工事をした宝石商の家に侵入する。侵入者がもうひとりいることに気づいたアーキンだったが、時すでに遅し。いつの間にかドアは完全にロックされ、窓には板が打ちつけられていたのだ……。人間を痛めつけ収集している‘ワナオトコ’が仕掛けた、華麗かつ残虐トラップの数々が襲いかかる。

匠(たくみ)っていうと、やっぱり、ビフォーアフターですね。
住空間の匠の仕掛けが観れるのかな、と思ったが、そういう話ではなかった。

『ソウ4』から脚本を担当しているマーカス・ダンスタンが、脚本・監督をしています。金庫破りのアーキンが、敵キラーを出し抜き、その家の家族を脱出させることができるか!というストーリー。

宝石商の家へ忍び込むと、なぜかトラップが仕掛けられており(いつの間に!)
その家のご主人と奥さんが、拘束され痛めつけられているのを発見 (*○*;)
年頃の長女はお出かけ、小さい次女は、どこかに身を隠しているはず、と言う。
放っておくこともできず、彼の孤軍奮闘が始まるわけです。

ワナオトコは、捕まえた人を痛めつけるのが好きなのか、痛々しいですね。
家の人を、助けようとするけど、ぎゃー、ぎゃー、叫ぶので、
すぐ、ワナオトコに気づかれてしまい、なかなか助けられない。

ワナオトコ写真

もう、無理って、あきらめて、自分だけ逃げようとするけど、
助けを呼ぶ少女を、運悪く?見つけてしまい、
結局、ワナオトコが待つ家に、しぶしぶ戻るはめになる。
アーキンは、強い人でもないんだが、
自分の娘と同じ年頃の子を、なんとか助けたい!と、がんばります。

速い画面切り替えで魅せていく、隠れ追っかけ合いホラーといった感じ。
痛い場面は多いですけど、ほどよく観れるテンポでした。

ワナオトコ The Collector 2009年【米】劇場未公開
監督・脚本:マーカス・ダンスタン (『ソウ』シリーズ)
脚本:パトリック・メルトン (『ソウ』シリーズ)
出演:ジョシュ・スチュワート/マイケル・ライリー・バーク/アンドレア・ロス
★★★☆☆(3.0)※エンドロール後に映像あり。
ワナオトコ [DVD]

◎関連記事 ソウスタッフ製作の映画→
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「ソウ4」編集のブレッド・サリヴァンが監督『パニック・チェア
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