2010年11月04日 (木) | 編集 |
ゾンビにも生きる権利を!

無意味な争いは、終わりにして!お父さん!
ゾンビ映画の第一人者として知られるジョージ・A・ロメロ監督によるサバイバル・ホラー。2009年ヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭で上映され、大絶賛された本作では、国家・秩序・人間性すべてが失われた圧倒的絶望感に支配された世界で、ある島にわずかな希望を託し、生きることだけを追い求める人々をロメロならではの視点で表現し“生きる”ということの新たな意味を我々に突き付ける。
ある田舎の村。
村といっても、ここは、外部の人間が立ち入ることのない島である。
代々、この島は、有力者オフリン家とマリドゥーン家により、二分されてきた。
ゾンビ時代をむかえた今、主張の対立が起こっていた。
マリドゥーン家の主張は、こうだ。ゾンビ、すなわち死者との共存は可能だ。我々、生者は、死者がこの世にとどまるための努力をしなければならない。新鋭派みたいな感じ。
一方のオフリン家は、保守派かな。生者の生活を守ることが優先、すべての死者の頭を撃ち抜かなければならない、たとえ肉親であっても、という意見だ。
争いの結果、マリドゥーン家が島を牛耳ってしまった島の現状は、ひどい。ゾンビを下等動物のように鎖でつなぎ、教育により、飼い慣らそうしてるだけだ。
結局、両家は、意地の張り合いを続けてるだけなんですね。
それに巻き込まれてるのが、島民であり、ゾンビ民?たち。

今回は、ゾンビを通じ、人間の愚かな争いを、西部劇風に描こうとしています。恐いのは、死後も、無意味な争いが続くことですね。でも、西部劇って、どうも好きになれないなぁ。真面目に、二人の争いを語るので、観てて、ちょい、しんどかった。楽しく観れるものの方が好きです。
サバイバル・オブ・ザ・デッド Survival of the Dead 2009年【米】90分
監督・脚本: ジョージ・A・ロメロ
アラン・ヴァン・スプラング(サージ)/ケネス・ウェルシュ(オフリン)/キャスリーン・マンロー(ジャネット/ジェーン)/デヴォン・ボスティック(ボーイ)/リチャード・フィッツパトリック(マルドゥーン)
★★★☆☆(3.0)
サバイバル・オブ・ザ・デッド [DVD]
あらすじ:突如よみがえった死者が人々を襲い地獄と化した世界、元州兵のサージ率いる一行は、安全な場所を求めさまよっていた。ある時、安全な島があるという情報を得た彼らは、疑いつつもかすかな望みをかけてその島へ向かうことに。

無意味な争いは、終わりにして!お父さん!
ゾンビ映画の第一人者として知られるジョージ・A・ロメロ監督によるサバイバル・ホラー。2009年ヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭で上映され、大絶賛された本作では、国家・秩序・人間性すべてが失われた圧倒的絶望感に支配された世界で、ある島にわずかな希望を託し、生きることだけを追い求める人々をロメロならではの視点で表現し“生きる”ということの新たな意味を我々に突き付ける。
ある田舎の村。
村といっても、ここは、外部の人間が立ち入ることのない島である。
代々、この島は、有力者オフリン家とマリドゥーン家により、二分されてきた。
ゾンビ時代をむかえた今、主張の対立が起こっていた。
マリドゥーン家の主張は、こうだ。ゾンビ、すなわち死者との共存は可能だ。我々、生者は、死者がこの世にとどまるための努力をしなければならない。新鋭派みたいな感じ。
一方のオフリン家は、保守派かな。生者の生活を守ることが優先、すべての死者の頭を撃ち抜かなければならない、たとえ肉親であっても、という意見だ。
争いの結果、マリドゥーン家が島を牛耳ってしまった島の現状は、ひどい。ゾンビを下等動物のように鎖でつなぎ、教育により、飼い慣らそうしてるだけだ。
結局、両家は、意地の張り合いを続けてるだけなんですね。
それに巻き込まれてるのが、島民であり、ゾンビ民?たち。

今回は、ゾンビを通じ、人間の愚かな争いを、西部劇風に描こうとしています。恐いのは、死後も、無意味な争いが続くことですね。でも、西部劇って、どうも好きになれないなぁ。真面目に、二人の争いを語るので、観てて、ちょい、しんどかった。楽しく観れるものの方が好きです。
サバイバル・オブ・ザ・デッド Survival of the Dead 2009年【米】90分
監督・脚本: ジョージ・A・ロメロ
アラン・ヴァン・スプラング(サージ)/ケネス・ウェルシュ(オフリン)/キャスリーン・マンロー(ジャネット/ジェーン)/デヴォン・ボスティック(ボーイ)/リチャード・フィッツパトリック(マルドゥーン)
★★★☆☆(3.0)
サバイバル・オブ・ザ・デッド [DVD]
あらすじ:突如よみがえった死者が人々を襲い地獄と化した世界、元州兵のサージ率いる一行は、安全な場所を求めさまよっていた。ある時、安全な島があるという情報を得た彼らは、疑いつつもかすかな望みをかけてその島へ向かうことに。
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