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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
2011年02月05日 (土) | 編集 |
ブタ野郎は許さない!
いよいよ、ミレニアム・サーガ完結です。

ミレニアム3眠れる女と狂卓の騎士_Photo1

宿敵と対決したリスベット(ノオミ・ラパス)は相手に重傷を負わせたが、自らも深手を負い病院に収容される。一方、政府公安警察内の秘密組織「特別分析班」は、事件を通じて自分たちの秘密が発覚するのを恐れ、関係者抹殺に動き出す。多くを知りすぎたミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)にも危険が迫るが、仲間を集め巨大な陰謀を解明しようと奔走する。

一転して、狙われていく立場となるリスベット&ミカエル。
ドキドキの第3作目は、観応えありました。

リスベットとミカエルが、呼び覚ましてしまったのは、
旧国家体制の亡霊ともいえる、じじいども。
国家をも揺るがすとか抜かしやがるが、
こういうのにかぎって、たいした秘密ではないはずだ。
我が身かわいい亡霊どもは、リスベットもろとも秘密を闇に葬り去ろうとする。
雑誌ミレニアムで暴露しようとするミカエルたちにも、魔の手が迫ってきます。
脅しに屈した編集長が出版をあきらめる中、
いよいよ、リスベットの裁判が始まる。

一人であっても決して屈しないリスベットは、
モヒカンにパンクファッション。外見そのものも、怒りの反逆者だ。
卑劣な相手のブタ野郎が、憎たらしい奴でね。
相手への怒りを抑え、ひややかに見据えながら、
知的にやりこめていくリスベットが、カッコいいです。


無口なリスベットが、ミカエルに、ありがとう、というのは、良かったですね。
得体の知れない巨悪イメージの銀髪巨人を倒し、
やっとリスベットの長い闘いも終わったということかな。

この物語の続きは、書かれることがなく、
これで、リスベットとミカエルにもお別れというのが残念でなりません。
彼女が背負う龍の謎は最後まで明かされることはない。

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 2009年【スウェーデン】148分
Luftslottet Som Sprangdes/The Girl Who Kicked The Hornet's Nest
監督:ダニエル・アルフレッドソン 脚本:ヨナス・フリュクベリ
出演:ノオミ・ラパス、ミカエル・ニクヴィスト、レナ・エンドレ、アニカ・ハリン
★★★★☆(4.5)
ミレニアム3眠れる女と狂卓の騎士_Photo2
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原作:ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上 ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下

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