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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
ザ・コーヴ
2011年03月04日 (金) | 編集 |
THE_COVE_POSTER

ストーリー:日本のイルカ漁に実態に迫り、世界中の映画祭で激しい議論を巻き起こしたドキュメンタリー。第82回アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞。1960年代に人気TV番組「わんぱくフリッパー」で調教師兼俳優として活躍したリック・オバリーは、和歌山県の太地町で行われているイルカの追い込み漁を知り、イルカ漁中止を訴えて太地町を訪れる。入り江に隠しカメラを設置した撮影隊は、イルカ肉の水銀問題や偽装販売疑惑、さらにイルカ肉を学校給食に使用していたことなどを次々に明らかにしていく。


昨年、話題になった作品でしたので、観てみましたが……。
う~ん、騙された感が強い。

内容うんぬんじゃなく、作品そのものが、めちゃくちゃ。
ロケを加えて、潜入ドキュメンタリー風としているが、
寄せ集めの編集で、問題を提起するレベルにさえ達してないんだもん。

内容は、イルカから捕鯨、はたまた水俣病まで、目についた資料を、
かたっぱしから、そのまま引用しただけ、という感じの作品で、
そこには、なんの意見、思考もない。
感じられるのは、話題性として取り上げてもらいたい、という見え透いた魂胆のみ。
情熱のかけらもない作品に、人の気持ちが、動くわけないやん。
ドキュメンタリーでもないものに、賞を与えたアカデミーってのも、
ろくでもない奴らだと思う。

隠しカメラ製作、決死の潜入といいながら、最後は、ヘリからの空撮?
違う日に撮影したような誰もいない入り江、
絵に描いたような血の海は、赤すぎるように見える。

ザ・コーヴ The Cove 2009年【米】91分
監督:ルイ・シホヨス 脚本:マーク・モンロー
出演:ルイ・シホヨス、リック・オバリー
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