fc2ブログ
観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
CH@TROOM/チャットルーム
2011年06月08日 (水) | 編集 |
嫌いな人は誰?

CH@TROOM/チャットルーム_poster

あらすじ:ウィリアムは家族との折り合いも悪く、一人でインターネットの世界に没頭していた。彼はネットを通じてジムやエヴァ、エミリーやモーと知り合い、自分のチャットルームで彼らと頻繁に連絡を取るようになる。ある日、ジムが自分はうつ病だと告白し、自殺映像を見る趣味があるウィリアムは、彼を自殺に追い込もうと画策する。

「リング」シリーズの中田秀夫監督が、活動の場をイギリスに移して撮り上げた心理サスペンス。感覚的スリラーで、この系統の作品は、ハリウッドでは、撮れなかったでしょうね。

ウィリアムという若者が開設したチャットルームなんでしょうか。チャットで話す5人の若者が、現実に集まり、しゃっべってるかのような映像で語られていく。
不平や不満、あたりさわりのないネット住人の会話を楽しんでいるうちは、バーチャルなんだけど、自分の心の内を、さらけだし、相手のことを知っていくにつれ、現実的な感覚に、スライドしていってしまうみたいだ。
さらに「死」が絡んでくることにより、現実的感覚で理解し、肉体が走り回っているような感覚に変わっていくところは、面白く描かれていると思います。

人は、指先でしゃべってるのではなく、肉体のあらゆる部分をも使って、コミニュニケーションしているんだなぁということを、改めて体感できる奇妙な感覚のスリラーかな。
「キック・アス」や「ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつ」のアーロン・ジョンソンはじめ、出演されている若手俳優さんが、なかなか、うまい。日本人監督で、外国人キャストなので、日本人が観て、感覚的に落ちていきやすい作品だと思います。

CH@TROOM 2010年【イギリス】117分
監督:中田秀夫 脚本:エンダ・ウォルシュ
出演:アーロン・ジョンソン(ウィリアム)、イモージェン・プーツ(エヴァ)、マシュー・ビアード(ジム)、ハンナ・マリー(エミリー)、ダニエル・カルーヤ(モー)
★★★☆☆(3.0)試みとしては、面白みがあります。
チャットルーム [DVD]
CH@TROOM/チャットルーム_cast
スポンサーサイト