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命の相続人
2012年09月02日 (日) | 編集 |
愛する者に自分ができること。

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あらすじ:病院に勤務するディエゴは有能な医師だが、他人の苦痛に対する反応が麻痺してしまっていた。ある夜、自殺未遂の女性が担ぎ込まれるが、ディエゴは治療をせず帰ろうとする。そんな彼を女性の恋人が銃で脅し発砲。銃声を聞いて駆けつけた同僚は、血まみれになったディエゴと自殺した男が倒れているのを発見する。だが、ディエゴは突然息を吹き返し、しかもどこにも傷が見あたらなかった。数日後、彼はあることに気がつくのだが…。

「海を飛ぶ夢」「アレクサンドリア」を監督しているアレハンドロ・アメナーバルが、プロデュース。出演は、「オープン・ユア・アイズ」のエドゥアルド・ノリエガ、「永遠のこどもたち」のベレン・ルエダです。

主人公ディエゴは、病院勤務の疼痛(とうつう)科の医師。
患者の痛みの治療にだけ専念し、
患者が抱える苦悩には、わざと目を向けないようにふるまっている。
そんな彼は、私生活では、妻娘と別居中という状態で、
家庭の問題からも目をそむけてしまってるようなんですね。

もし、自分が特殊な能力を持ってしまったら。
能力を持つ事になってしまったいきさつが明らかになっていくにつれ、
昏睡から目覚めたサラ、アルコールに溺れる自分を撃った男の妻イザベル、と
自分自身が、深く関わっていくことになる。
その時、見えてくるものは何なのか、ディエゴの決断とは?
を、静かなタッチで描いていくヒューマンドラマ。

俳優さんもいいし、しっかり作られている良い作品だと思います。よくありがちな能力ものなので、劇場未公開になってしまったのかもしれませんね。

EL MAL AJENO 2008年【スペイン】劇場未公開107分
監督:オスカール・サントス
製作:アレハンドロ・アメナーバル
出演:エドゥアルド・ノリエガ(ディエゴ)、ベレン・ルエダ(イザベル)、アンジー・セペダ(サラ)、クリスティーナ・プラサス(妻ピラール)、クララ・ラゴ(娘アイノア)
★★★☆☆(3.5)
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