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ハンガー・ゲーム 字幕版
2012年11月11日 (日) | 編集 |
やつらに勝ちは渡さない。

THE-HUNGER-GAMES_Jennifer-Lawrence_Poster

解説:アメリカで驚異の2,000万部以上のベストセラーとなった、スーザン・コリンズの小説を基に映画化したサバイバル・スリラー。独裁国家となったアメリカで実施される、 プレイヤーたちが一人になるまで殺し合うゲームの出場者となった少女が、決死の戦いに臨む姿をスリリングに活写する。『ウィンターズ・ボーン』のジェニファー・ローレンスが主人公にふんし、弓矢を駆使したアクションを披露。監督を務めるのは『シービスケット』のゲイリー・ロス。

貧しき地区に住む16才の少女カットニス。
彼女は、亡くなった父に代わり、禁断の森で狩りをし、母と妹を養っていた。
日々の糧を得る事に懸命だった少女が、
プレイヤーに志願したことで、初めて現実を知ることとなる。

初めて見る豪勢な食事、きらびやかな街、醜悪な姿の富裕層ども。
少女の目には、それは、どう映ったのか?

原作は、一人称で書かれている作品だそうで、抑圧された少女の気持ちが、描かれている作品でしょう。原作者が、脚本にも関わっており、原作の持つ感覚は、うまく映像化されているのでは、と思います。

この少女カットニスの胸の奥を表現するのは、
ジェニファー・ローレンスしかいないでしょう。
固く不安そうな表情ながら、
しっかりと見据えた目に、芯の強さを感じさせる。
表情の奥にドラマを見せていく女優さんですね。

THE-HUNGER-GAMES_Jennifer-Lawrence_Photo1

ゲームに勝つには、スポンサーに気に入らなければならない。不器用な自分にそんなことができるのか、カットニスは、最初こそ、とまどうが、彼女は、決して媚びないという姿勢を選ぶ。都合良くルールを変える支配者どもの望む勝利者にはなるつもりはないのだ。自らの意志と行動によって、勝ちを引き寄せる。
くさるほど作られているサバイバルゲーム映画を、いまさら作ってもしかたないですからね。これは、ジェニファー・ローレンスあってこその映画。彼女の持ち味が活かされた作りで、良かったと思います。

続編 The Hunger Games : Catching Fire (2013) も、楽しみですね。
次は、歴代勝者が闘うゲームらしいです。
監督は「アイ・アム・レジェンド」のフランシス・ローレンスに代わるみたいですが、原作者が製作・脚本には関わっていくシリーズなので、基本テイストは、だいじょうぶでしょう。


◎ピータ役は、「テラビシアにかける橋」のジョシュ・ハッチャーソン。また、第二地区のナイフ投げ少女クローブは、「エスター」のイザベル・ファーマンです。

The Hunger Games 2012年【米】143分(パンフ600円)
監督:ゲイリー・ロス
脚本:ゲイリー・ロス、スーザン・コリンズ、ビリー・レイ
原作:スーザン・コリンズ ハンガー・ゲーム(上) ハンガー・ゲーム(下)
ジェニファー・ローレンス(カットニス・エバディーン)
ジョシュ・ハッチャーソン(ピータ・メラーク)
リアム・ヘムズワース(カットニスの友達ゲイル・ホーソーン)  
ウッディ・ハレルソン(50回大会の勝者 教育係・ヘイミッチ・アバナシー) 
エリザベス・バンクス(カットニスの付添人兼PR担当・エフィー・トリンケット)  
レニー・クラビッツ(カットニスのスタイリスト・シナ)  
スタンリー・トゥッチ(テレビインタビュアー・シーザー・フリッカーマン)  
ドナルド・サザーランド(スノー大統領)
★★★★☆(4.0)
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