2013年02月23日 (土) | 編集 |
ウォリアーズを殺せ!

解説:NY中のストリート・ギャングが集結したブロンクス公園の一大集会でカリスマ的リーダーが射殺された。濡れ衣を着せられたウォリアーズのメンバーが各グループの追撃をかわしながら続ける一夜の逃走をダイナミックに描いた傑作アクション。シンプルな構成の中、ウォルター・ヒルのスタイリッシュな演出が完全に花開く。
ツタヤ発掘良品に選ばれていたので、鑑賞。
カッコいい映画です。
ぞくぞくと集まるストリートギャングと
地下鉄の映像から始まるオープニングからして、しびれます。
当時の落書きだらけのニューヨークは、
とても夜一人で歩けるような雰囲気じゃないですね。

大ボス殺しの濡れ衣をきせられたウォリアーズは、
自分たちのシマ・コニーアイランドへ無事、辿り着けるのか?
という単純でワクワクするようなストーリー。
彼らの行く手を阻むのが、
おそろいのコスチュームを着たストリートギャングの面々。
この次々、登場する敵キャラを観てるだけでも楽しい。

なかでも、ベースボール・フューリーズのインパクトは、ピカイチでしょう。
どんだけ、強い奴らかと、思ったわ。
主人公スワンの目に、命がけで帰ってきた自分たちの街が、
ものすごくつまらないところに映るというのも渋いですね。
エキサイティングであり、くだらない一夜だったのか。
ウォリアーズ The Warriors 1979年【米】93分
監督:ウォルター・ヒル
出演:マイケル・ベック、ジェームズ・レマー、トーマス・G・ウェイツ
★★★★★

ウォリアーズ [DVD]

解説:NY中のストリート・ギャングが集結したブロンクス公園の一大集会でカリスマ的リーダーが射殺された。濡れ衣を着せられたウォリアーズのメンバーが各グループの追撃をかわしながら続ける一夜の逃走をダイナミックに描いた傑作アクション。シンプルな構成の中、ウォルター・ヒルのスタイリッシュな演出が完全に花開く。
ツタヤ発掘良品に選ばれていたので、鑑賞。
カッコいい映画です。
ぞくぞくと集まるストリートギャングと
地下鉄の映像から始まるオープニングからして、しびれます。
当時の落書きだらけのニューヨークは、
とても夜一人で歩けるような雰囲気じゃないですね。

大ボス殺しの濡れ衣をきせられたウォリアーズは、
自分たちのシマ・コニーアイランドへ無事、辿り着けるのか?
という単純でワクワクするようなストーリー。
彼らの行く手を阻むのが、
おそろいのコスチュームを着たストリートギャングの面々。
この次々、登場する敵キャラを観てるだけでも楽しい。

なかでも、ベースボール・フューリーズのインパクトは、ピカイチでしょう。
どんだけ、強い奴らかと、思ったわ。
主人公スワンの目に、命がけで帰ってきた自分たちの街が、
ものすごくつまらないところに映るというのも渋いですね。
エキサイティングであり、くだらない一夜だったのか。
ウォリアーズ The Warriors 1979年【米】93分
監督:ウォルター・ヒル
出演:マイケル・ベック、ジェームズ・レマー、トーマス・G・ウェイツ
★★★★★

ウォリアーズ [DVD]
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2013年02月16日 (土) | 編集 |
誰のためのピアノなのか。

解説:「このミステリーがすごい!」第8回大賞を受賞した中山七里の同名小説を、橋本愛主演で映画化。ピアニストを目指す16歳の遥は、両親や祖父、従姉妹らに囲まれ幸せに暮らしていたが、ある日火事に巻き込まれ生き残る。全身に火傷を負い、心にも大きな傷を抱えた遥は、それでもピアニストになることをあきらめず、音大生・岬洋介の指導の下、コンクール優勝を目指してレッスンに励む。しかし、周囲で不吉な出来事が続発し、ついには殺人事件まで起こってしまう。岬役には、今回が演技に本格初挑戦となる現役ピアニストの清塚信也。監督は、自身も俳優として活躍する利重剛。

片桐ルシア役=相楽樹
どうも、この子が、片桐ルシアという名前のイメージがしなかったなぁ。
原作は未読。このミス大賞受賞作ということで観てみました。
真相自体は、最初の段階で、感づくものだと思います。
むしろ、それを了解しつつ、
主人公の背負ってしまった苦しみを感じ取っていく作品なんでしょう。

香月遥役=橋本愛
橋本愛は、こういう内に秘めた役がよく似合ってます。
彼女の持つ雰囲気なんでしょうね。

岬洋介役=清塚信也
ピアノ講師役に、現役ピアニストの清塚信也を起用したのが良かったですね。
本物だけあって、彼の語ること、教え方に、ものすごい説得力がある。
プロの持つ振る舞いが、直接、伝わるという感じで、
ピアノレッスンが、楽しく魅力的でした。
撮影の仕方が、俳優さん頼りみたいな感じで、遠巻きにカメラで撮ったみたいな感じなんですよね。その結果、主役二人のやりとりのシーンは、たいへん面白く観れるものになってました。
ただ、この主役二人のシーン以外は、非常にかったるい。
だらっ〜と歯切れが悪く、観てて気持ち悪い。すべてが昇華されていくコンサートシーンに向け、感情が奏でられていくような波がないとだめですよねぇ。こういう系統の映画は、作品全体に流れるリズム感が、非常に重要だということが、よくわかります。
<劇場鑑賞>さよならドビュッシー 2013年【日本】131分
監督:利重剛/脚本:牧野圭祐、利重剛
原作:中山七里 『さよならドビュッシー (宝島社文庫)』
音楽:小野川浩幸/主題歌:泉沙世子 『境界線』
出演:橋本愛、清塚信也、吉沢悠、相楽樹

★★★☆☆(3.0)

解説:「このミステリーがすごい!」第8回大賞を受賞した中山七里の同名小説を、橋本愛主演で映画化。ピアニストを目指す16歳の遥は、両親や祖父、従姉妹らに囲まれ幸せに暮らしていたが、ある日火事に巻き込まれ生き残る。全身に火傷を負い、心にも大きな傷を抱えた遥は、それでもピアニストになることをあきらめず、音大生・岬洋介の指導の下、コンクール優勝を目指してレッスンに励む。しかし、周囲で不吉な出来事が続発し、ついには殺人事件まで起こってしまう。岬役には、今回が演技に本格初挑戦となる現役ピアニストの清塚信也。監督は、自身も俳優として活躍する利重剛。

片桐ルシア役=相楽樹
どうも、この子が、片桐ルシアという名前のイメージがしなかったなぁ。
原作は未読。このミス大賞受賞作ということで観てみました。
真相自体は、最初の段階で、感づくものだと思います。
むしろ、それを了解しつつ、
主人公の背負ってしまった苦しみを感じ取っていく作品なんでしょう。

香月遥役=橋本愛
橋本愛は、こういう内に秘めた役がよく似合ってます。
彼女の持つ雰囲気なんでしょうね。

岬洋介役=清塚信也
ピアノ講師役に、現役ピアニストの清塚信也を起用したのが良かったですね。
本物だけあって、彼の語ること、教え方に、ものすごい説得力がある。
プロの持つ振る舞いが、直接、伝わるという感じで、
ピアノレッスンが、楽しく魅力的でした。
撮影の仕方が、俳優さん頼りみたいな感じで、遠巻きにカメラで撮ったみたいな感じなんですよね。その結果、主役二人のやりとりのシーンは、たいへん面白く観れるものになってました。
ただ、この主役二人のシーン以外は、非常にかったるい。
だらっ〜と歯切れが悪く、観てて気持ち悪い。すべてが昇華されていくコンサートシーンに向け、感情が奏でられていくような波がないとだめですよねぇ。こういう系統の映画は、作品全体に流れるリズム感が、非常に重要だということが、よくわかります。
<劇場鑑賞>さよならドビュッシー 2013年【日本】131分
監督:利重剛/脚本:牧野圭祐、利重剛
原作:中山七里 『さよならドビュッシー (宝島社文庫)』
音楽:小野川浩幸/主題歌:泉沙世子 『境界線』
出演:橋本愛、清塚信也、吉沢悠、相楽樹

★★★☆☆(3.0)
2013年02月11日 (月) | 編集 |
幸せになりたかった。

原作は、宮部みゆきのベストセラー小説。
韓国ではメガヒットを記録したらしいが、日本では劇場公開されず。
物語:獣医師ムンホは、婚約者ソニョンを両親に紹介するため実家へ。だが、途中立ち寄ったサービスエリアで突然ソニョンが姿を消す。警察は単なる家出と相手にせず、ムンホは元刑事の従兄ジョングンに助けを求める。その結果判明したのは、カン・ソニョンなる女性は以前から行方不明になっており、ムンホの婚約者とは完全に別人である事実だった。では、ムンホが愛した女性、名前も経歴もすべてが偽りだった《ソニョン》は何者なのか?
原作は、一枚の写真の女性に物語をつけていくようなストーリー。彼女自身は、いっさい語ることはなく、主人公刑事が、彼女にまつわるエピソードを、聞き役に徹して、拾い集めていくだけの話だ。それによって、読者それぞれに、女性像が浮かび上がってくるという趣向で、映像化するのがむずかしい作品ですね。
韓国版は、婚約者とその兄の刑事が、謎の女性の行方を追う展開。
構成自体が違うので、韓国版は「火車」ではないです。これは、火車の読後感みたいなもの、つまり、脚本を書いた監督の中に現れた女性ヒロイン像を描いてるということですね。
前半、足取りを追う刑事ドラマみたいな雰囲気で、
わずか、1時間足らずで、トントンと、謎の女性にたどり着いちゃう。
あまりにも速すぎて、なんだかよくわからんし、
残り、1時間どうするねん、と思ってたら、
ここから先は、ヒロインの過去を描き出すものでした。

底辺に生きる者が、別の人生を夢見てはいけないのか。
別の人物に成り代わるしかなかった彼女。
孤独の世界に生きてきた彼女の境遇には同情できるが、
他の人の人生を奪っていいわけではない。
婚約者ムンホとその兄が追う設定にしてるということは、
なぜ、追うのか、というものが出てくるわけですよね。
ムンホが期待する答えとは。
普通のサスペンスだと、
殺してしまった心情を切々と語るわけでしょう。
でも、この物語はそうならない。
彼女は、「私はゴミだ」と言い切る。
私に何を期待してたの?と問いかけるように。
脚本を何年も練って書いてるらしいんですけど、
そういう言葉が彼女の口から出るとは思いもよりませんでした。
一気に逆転させて、
これが現実だと追い落としてくる感じだなぁ。
そのあとの、華やかなショッピングモールを逃げる彼女のシーンもよかった。
なかなか、面白い火車を観せてくれました。
ついに姿を見せた彼女が、何を語ってくれるのか。
火車のひとつの答えとして、味わえると思います。
原作を読んで映画を観る方が、韓国版は面白いとは思います。
火車 화차/HELPLESS 2012年【韓国】116分劇場未公開
監督・脚本:ピョン・ヨンジュ
原作:宮部みゆき 火車 (新潮文庫)
出演:イ・ソンギュン(チャン・ムンホ)、キム・ミニ(カン・ソニョン)、チョ・ソンハ(キム・ジョングン元刑事)
★★★☆☆(3.5)

火車 HELPLESS [DVD]
◎関連記事
→東野圭吾原作『白夜行-白い闇の中を歩く-』
→乃南アサ原作『凍える牙』

原作は、宮部みゆきのベストセラー小説。
韓国ではメガヒットを記録したらしいが、日本では劇場公開されず。
物語:獣医師ムンホは、婚約者ソニョンを両親に紹介するため実家へ。だが、途中立ち寄ったサービスエリアで突然ソニョンが姿を消す。警察は単なる家出と相手にせず、ムンホは元刑事の従兄ジョングンに助けを求める。その結果判明したのは、カン・ソニョンなる女性は以前から行方不明になっており、ムンホの婚約者とは完全に別人である事実だった。では、ムンホが愛した女性、名前も経歴もすべてが偽りだった《ソニョン》は何者なのか?
原作は、一枚の写真の女性に物語をつけていくようなストーリー。彼女自身は、いっさい語ることはなく、主人公刑事が、彼女にまつわるエピソードを、聞き役に徹して、拾い集めていくだけの話だ。それによって、読者それぞれに、女性像が浮かび上がってくるという趣向で、映像化するのがむずかしい作品ですね。
韓国版は、婚約者とその兄の刑事が、謎の女性の行方を追う展開。
構成自体が違うので、韓国版は「火車」ではないです。これは、火車の読後感みたいなもの、つまり、脚本を書いた監督の中に現れた女性ヒロイン像を描いてるということですね。
前半、足取りを追う刑事ドラマみたいな雰囲気で、
わずか、1時間足らずで、トントンと、謎の女性にたどり着いちゃう。
あまりにも速すぎて、なんだかよくわからんし、
残り、1時間どうするねん、と思ってたら、
ここから先は、ヒロインの過去を描き出すものでした。

底辺に生きる者が、別の人生を夢見てはいけないのか。
別の人物に成り代わるしかなかった彼女。
孤独の世界に生きてきた彼女の境遇には同情できるが、
他の人の人生を奪っていいわけではない。
婚約者ムンホとその兄が追う設定にしてるということは、
なぜ、追うのか、というものが出てくるわけですよね。
ムンホが期待する答えとは。
普通のサスペンスだと、
殺してしまった心情を切々と語るわけでしょう。
でも、この物語はそうならない。
彼女は、「私はゴミだ」と言い切る。
私に何を期待してたの?と問いかけるように。
脚本を何年も練って書いてるらしいんですけど、
そういう言葉が彼女の口から出るとは思いもよりませんでした。
一気に逆転させて、
これが現実だと追い落としてくる感じだなぁ。
そのあとの、華やかなショッピングモールを逃げる彼女のシーンもよかった。
なかなか、面白い火車を観せてくれました。
ついに姿を見せた彼女が、何を語ってくれるのか。
火車のひとつの答えとして、味わえると思います。
原作を読んで映画を観る方が、韓国版は面白いとは思います。
火車 화차/HELPLESS 2012年【韓国】116分劇場未公開
監督・脚本:ピョン・ヨンジュ
原作:宮部みゆき 火車 (新潮文庫)
出演:イ・ソンギュン(チャン・ムンホ)、キム・ミニ(カン・ソニョン)、チョ・ソンハ(キム・ジョングン元刑事)
★★★☆☆(3.5)

火車 HELPLESS [DVD]
◎関連記事
→東野圭吾原作『白夜行-白い闇の中を歩く-』
→乃南アサ原作『凍える牙』
2013年02月10日 (日) | 編集 |
声なき咆哮。

解説:獰猛な獣が引き起こす前代未聞の連続殺人の成り行きと、その困難な捜査に挑む刑事たちの人間模様を描き、栄えある直木賞に輝いた乃南アサの名作小説『凍える牙』。警視庁機動捜査隊の女性刑事、音道貴子を主人公に据えたそのミステリー劇は、斬新な設定や陰影に富んだキャラクター描写で多くの読者の興奮と共感を呼び起こし、2001年に天海祐希主演、2010年に木村佳乃主演で二度TVドラマ化されてきた。映画化を熱望する声も絶えなかったロングセラー小説である。そんな根強いファンの期待に応え、初の映画化を実現させたのは意外にも韓国映画界だった。

深い闇を疾走する女刑事とウルフドッグ、

孤独な二つの魂が共鳴する。
原作は、乃南アサの直木賞受賞作品。自らの意志で復讐をとげるために走るウルフドッグと、バイクで追う女刑事。夜のハイウェイをひた走る一体感の描写が、美しいです。日本でも、天海祐希、木村佳乃で、二回、ドラマ化されているが、ストーリーをなぞるばかりで、共鳴感がもの足らず、イマイチなんですよね。
おおげさで荒っぽい韓国映画が、この原作に、よく合ってるのかもしれませんね。男組織の中で疎外される新米女刑事の叫びが、わかりやすい。孤高のウルフドッグが、それを見透かしたように受け止め導いていく。言葉のない部分のやりとりが、よく出てましたね。
少女を乗せてバイクで走るラストシーンにしてあるのもよかったと思います。
狼犬チルプンを、疾風(はやて)と日本語字幕では、書いて欲しかったなぁ。
凍える牙 原題:하울링/HOWLING 2012年【韓国】114分
監督:ユ・ハ
原作:乃南アサ 凍える牙 (新潮文庫)
出演:ソン・ガンホ(サンギル刑事)、イ・ナヨン(新人刑事ウニョン)
★★★☆☆(3.5)

凍える牙 [DVD]
◎関連記事
→東野圭吾原作『白夜行-白い闇の中を歩く-』
→宮部みゆき原作『火車』

解説:獰猛な獣が引き起こす前代未聞の連続殺人の成り行きと、その困難な捜査に挑む刑事たちの人間模様を描き、栄えある直木賞に輝いた乃南アサの名作小説『凍える牙』。警視庁機動捜査隊の女性刑事、音道貴子を主人公に据えたそのミステリー劇は、斬新な設定や陰影に富んだキャラクター描写で多くの読者の興奮と共感を呼び起こし、2001年に天海祐希主演、2010年に木村佳乃主演で二度TVドラマ化されてきた。映画化を熱望する声も絶えなかったロングセラー小説である。そんな根強いファンの期待に応え、初の映画化を実現させたのは意外にも韓国映画界だった。

深い闇を疾走する女刑事とウルフドッグ、

孤独な二つの魂が共鳴する。
原作は、乃南アサの直木賞受賞作品。自らの意志で復讐をとげるために走るウルフドッグと、バイクで追う女刑事。夜のハイウェイをひた走る一体感の描写が、美しいです。日本でも、天海祐希、木村佳乃で、二回、ドラマ化されているが、ストーリーをなぞるばかりで、共鳴感がもの足らず、イマイチなんですよね。
おおげさで荒っぽい韓国映画が、この原作に、よく合ってるのかもしれませんね。男組織の中で疎外される新米女刑事の叫びが、わかりやすい。孤高のウルフドッグが、それを見透かしたように受け止め導いていく。言葉のない部分のやりとりが、よく出てましたね。
少女を乗せてバイクで走るラストシーンにしてあるのもよかったと思います。
狼犬チルプンを、疾風(はやて)と日本語字幕では、書いて欲しかったなぁ。
凍える牙 原題:하울링/HOWLING 2012年【韓国】114分
監督:ユ・ハ
原作:乃南アサ 凍える牙 (新潮文庫)
出演:ソン・ガンホ(サンギル刑事)、イ・ナヨン(新人刑事ウニョン)
★★★☆☆(3.5)

凍える牙 [DVD]
◎関連記事
→東野圭吾原作『白夜行-白い闇の中を歩く-』
→宮部みゆき原作『火車』
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