2013年02月16日 (土) | 編集 |
誰のためのピアノなのか。

解説:「このミステリーがすごい!」第8回大賞を受賞した中山七里の同名小説を、橋本愛主演で映画化。ピアニストを目指す16歳の遥は、両親や祖父、従姉妹らに囲まれ幸せに暮らしていたが、ある日火事に巻き込まれ生き残る。全身に火傷を負い、心にも大きな傷を抱えた遥は、それでもピアニストになることをあきらめず、音大生・岬洋介の指導の下、コンクール優勝を目指してレッスンに励む。しかし、周囲で不吉な出来事が続発し、ついには殺人事件まで起こってしまう。岬役には、今回が演技に本格初挑戦となる現役ピアニストの清塚信也。監督は、自身も俳優として活躍する利重剛。

片桐ルシア役=相楽樹
どうも、この子が、片桐ルシアという名前のイメージがしなかったなぁ。
原作は未読。このミス大賞受賞作ということで観てみました。
真相自体は、最初の段階で、感づくものだと思います。
むしろ、それを了解しつつ、
主人公の背負ってしまった苦しみを感じ取っていく作品なんでしょう。

香月遥役=橋本愛
橋本愛は、こういう内に秘めた役がよく似合ってます。
彼女の持つ雰囲気なんでしょうね。

岬洋介役=清塚信也
ピアノ講師役に、現役ピアニストの清塚信也を起用したのが良かったですね。
本物だけあって、彼の語ること、教え方に、ものすごい説得力がある。
プロの持つ振る舞いが、直接、伝わるという感じで、
ピアノレッスンが、楽しく魅力的でした。
撮影の仕方が、俳優さん頼りみたいな感じで、遠巻きにカメラで撮ったみたいな感じなんですよね。その結果、主役二人のやりとりのシーンは、たいへん面白く観れるものになってました。
ただ、この主役二人のシーン以外は、非常にかったるい。
だらっ〜と歯切れが悪く、観てて気持ち悪い。すべてが昇華されていくコンサートシーンに向け、感情が奏でられていくような波がないとだめですよねぇ。こういう系統の映画は、作品全体に流れるリズム感が、非常に重要だということが、よくわかります。
<劇場鑑賞>さよならドビュッシー 2013年【日本】131分
監督:利重剛/脚本:牧野圭祐、利重剛
原作:中山七里 『さよならドビュッシー (宝島社文庫)』
音楽:小野川浩幸/主題歌:泉沙世子 『境界線』
出演:橋本愛、清塚信也、吉沢悠、相楽樹

★★★☆☆(3.0)

解説:「このミステリーがすごい!」第8回大賞を受賞した中山七里の同名小説を、橋本愛主演で映画化。ピアニストを目指す16歳の遥は、両親や祖父、従姉妹らに囲まれ幸せに暮らしていたが、ある日火事に巻き込まれ生き残る。全身に火傷を負い、心にも大きな傷を抱えた遥は、それでもピアニストになることをあきらめず、音大生・岬洋介の指導の下、コンクール優勝を目指してレッスンに励む。しかし、周囲で不吉な出来事が続発し、ついには殺人事件まで起こってしまう。岬役には、今回が演技に本格初挑戦となる現役ピアニストの清塚信也。監督は、自身も俳優として活躍する利重剛。

片桐ルシア役=相楽樹
どうも、この子が、片桐ルシアという名前のイメージがしなかったなぁ。
原作は未読。このミス大賞受賞作ということで観てみました。
真相自体は、最初の段階で、感づくものだと思います。
むしろ、それを了解しつつ、
主人公の背負ってしまった苦しみを感じ取っていく作品なんでしょう。

香月遥役=橋本愛
橋本愛は、こういう内に秘めた役がよく似合ってます。
彼女の持つ雰囲気なんでしょうね。

岬洋介役=清塚信也
ピアノ講師役に、現役ピアニストの清塚信也を起用したのが良かったですね。
本物だけあって、彼の語ること、教え方に、ものすごい説得力がある。
プロの持つ振る舞いが、直接、伝わるという感じで、
ピアノレッスンが、楽しく魅力的でした。
撮影の仕方が、俳優さん頼りみたいな感じで、遠巻きにカメラで撮ったみたいな感じなんですよね。その結果、主役二人のやりとりのシーンは、たいへん面白く観れるものになってました。
ただ、この主役二人のシーン以外は、非常にかったるい。
だらっ〜と歯切れが悪く、観てて気持ち悪い。すべてが昇華されていくコンサートシーンに向け、感情が奏でられていくような波がないとだめですよねぇ。こういう系統の映画は、作品全体に流れるリズム感が、非常に重要だということが、よくわかります。
<劇場鑑賞>さよならドビュッシー 2013年【日本】131分
監督:利重剛/脚本:牧野圭祐、利重剛
原作:中山七里 『さよならドビュッシー (宝島社文庫)』
音楽:小野川浩幸/主題歌:泉沙世子 『境界線』
出演:橋本愛、清塚信也、吉沢悠、相楽樹

★★★☆☆(3.0)
スポンサーサイト
| ホーム |