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エレベーター/ELAVATOR
2013年03月03日 (日) | 編集 |
株価のように上昇し、急転落。
世の中、いつも、不公平なのである。

Elevator-poster

解説:エレベーターが、突如として非日常的空間へと変貌するシチュエーション・スリラー。メガホンを取るのは、ノルウェー出身のスティーグ・スヴェンセン。エレベーターという限定空間を舞台にしながらも、予測不可能な展開を連続させて観る者を最後まで引き込むスヴェンセン監督の手腕に加え、経済格差や人種差別といったアメリカ社会のゆがみを巧みに盛り込んだストーリーも見もの。

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ここは、投資会社のビルのエレベーターの中。
会長とその孫娘、婚約中の優秀な社員と美人テレビレポーター、ただのメタボ平社員、若い妊婦、投資家、警備員、パーティーの呼ばれたコメディアン、
立場や人種、さまざな9人が、
パーティー会場に向かうため、乗り合わせていた・・・

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会長のわがままな孫娘。
(この孫娘役の子は、一卵性双生児で、
場面によって、交代して登場してるそうです。)


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このいじわるな孫娘が、停止ボタンを押したせいで、
エレベーターが、49階でストップしてしまう。
(日本では、縁起の悪そうな数字なのだが、
アメリカでは、どうなんでしょう。
なぜ、49階なのか、そのへんは、よくわかりませんでした。)


会長さんの孫なので、誰も文句言えん。
この9人が巻き込まれるシチュエーション・スリラー。
あまり、外部の場面は作らず、
ほぼ、エレベーターの中だけで、観せ切っていってて、面白かったと思います。

なんで、エレベーターが定員になるまで待ってるねん、とか、
警察に、はよ、連絡せんか、とか、
爆弾が出てくる割に切迫感がないなぁ、とか、
いろいろ思うところはありますが、
そういうリアリティーを狙ってるんじゃないんでしょうね。
得する奴は得するし、損する奴は損をする、
やっぱり、世の中、
偏見にあふれ、
不公平だなぁ〜みたいなリアリティー感が感じられます。
人物設定が、面白く練られてるし、
俳優さんもそれぞれに個性があり、面白く撮られてたと思います。
北欧の監督さんらしく、抑えめな雰囲気が良かったですね。

エレベーター ELAVATOR 2011年【米】84分
監督:スティーグ・スヴェンセン、脚本・製作: マーク・ローゼンバーグ
クリストファー・バッカス、アニタ・ブリエム、ジョン・ゲッツ、シャーリー・ナイト、デヴィン・ラトレイ、ジョーイ・スロトニック、ターミナ・サニー、ワリード・ズエイター、アマンダ&レイチェル・ぺイス(二人一役)
★★★☆☆(3.5)
エレベーター [DVD]
elevator_photo01
やっぱり、俺って、メタボなダメ社員、いつも、こうだ・・・

◎関連映画 →『死刑台のエレベーター』 →『悪夢のエレベーター
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