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深呼吸の必要
2008年11月21日 (金) | 編集 |
深呼吸の必要2

さとうきびをただ刈り続ける映画だ。
都会からアルバイトで集まった若者たち。

ここでは、時間の流れと空気が違う。
どこから来たとか、なぜ、ここへ来たとか、
言いたくないことは言わなくてもいいし、詮索もされない。
家のおじい、おばあの、おおらかさに包まれて、
今、がんばって作業してる自分が居るだけなのだ。

登場人物の背景が、少し見える場面はあるが、深くは語られない。
そのあたりが、たんたんとしていて、気持ちいい。

個人的には、へんな演出はもっと省いてもくれてもよかったかなと思う。
きび刈り作業の動きがどれぐらい変わっていくものかなという興味もあったのだが、
あまりそのへんは意識され制作されてるわけではなかったようだ。
余分な力がはいらず、自然にな動きで刈り取っていくのを見てるのも
すがすがしいものがあると思ったんだけど。

若者たちは、ここで、いったん立ち止まり、大きく深呼吸をして帰っていった。
何かをつかんだのか、気持ちが切り替わったのか、
そんなことはわからない。
若者たちの、笑顔がここにあった。


『深呼吸の必要』 2004年【日】
青春
監督:篠原哲雄 「はつ恋」「月とキャベツ」
脚本:長谷川康夫
出演:香里奈/谷原章介/成宮寛貴/金子さやか/久遠さやか/長澤まさみ/大森南朋/上地雄輔
私の感想:★★★☆☆
詩人・長田弘が物した『深呼吸の必要』という名の詩集。そのタイトルとの出会いが、この映画の全ての始まりだった。「ちゅらさん」シリーズの脚本家・岡田惠和が企画。小林武史の音楽にのせて、宮古島、沖永良部島の大自然を繊細かつ骨太に切り取り、7人の若き俳優達の""息づかい""をスクリーンにぶつける。
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