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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
地球の静止する日
2008年11月26日 (水) | 編集 |
“人類が滅亡すれば、地球は生き残れる”
キアヌ・リーブス主演でリメイクされる『地球が静止する日』のオリジナル版。

地球が静止する日1

隣人としてぜひ伝えておきたいことがある、これはあなた方自身の問題だ、とスペースシップに乗った異星人クラートゥと守護神ロボット・ゴートが、地球に降り立つ話です。

最近のコテコテしてたり、チカチカ光ってたりするものを見慣れてると、
つるんとした継ぎ目のないスペースシップが、かえって、
スマートで知的な印象に見えますね。
守護神ロボットも着ぐるみなんだけど、丸みのあるフォルムがかわいらしい。
宇宙人も特殊メークなしで俳優が私は宇宙人である、と言うだけだ。
そうなんだけど、このお話は面白い。
異星人の彼はいったい何を伝えようとしてるのか?
最初に問いかけをドンと見せて、その謎をサスペンスタッチで追いかけていくストーリー。普通の紳士に見える異星人クラトゥに対し、未亡人ヘレンは好感を持つが、時々見せる彼の怪しげな行動に胸騒ぎのようなものを感じていきます。それと並行して、まとまらない世界各国、異星人を追う政府の姿が描かれていき、観てるうちに、なんとなく、この本編の内容自体がクラトゥの伝えたいことなのかな、ということが、ゆっくりわかってきます。この作り方に感心しました。
昔の作品は、映画を通じて訴えたい、描きたいものが、しっかりしてるなーと感じますね。

※メモしておきたい言葉
クラトゥがゴートに命令する時に使う言葉「クラトゥ・バラタ・ニクト」
(誰の命令でも訊くのかな?という不思議な呪文)


地球が静止する日2

今回のリメイクは、
あれから60年近く経た地球に再び、
あの異星人がやって来た。とも言えそうですね。
彼の目には、現在の地球はどう見えるんでしょう。
最終警告をつきつけに来るのかな。
あれだけ言うといたのに、この60年なにやっとったんや、とお叱りを受けそうだ。
映画公開が楽しみですね。[2008/12/19公開予定]

『地球の静止する日』 The Day The Earth Stood Still 1951年【米】
SF
監督:ロバート・ワイズ 「サウンド・オブ・ミュージック」
出演:マイケル・レニー(男優)クラトゥ
   パトリシア・ニール(女優)未亡人ヘレン・ベンソン
原作:ハリー・ベイツ「来訪者」/「主人への告別」(創元SF文庫)
地球の静止する日 (角川文庫)
地球の静止する日―SF映画原作傑作選 (創元SF文庫)
私の感想:★★★★☆ 
観てよかったです。こんな名作があるとは知りませんでした。


と、いうことで、リメイク版を楽しみに観に行ったのですが、これが、( ̄ロ ̄lll)
→リメイク版『地球が静止する日』の感想はこちらへ


あと、この映画観て、びっくりしたこと。
異星人クラートゥと守護神ロボット・ゴートの設定。
横山光輝さんの漫画『マーズ』は、おそらく、この小説・映画に影響を受けているんだろうなと思う。横山さんの漫画にもマーズ少年と守護神ロボット・ガイアーが同じ設定で登場する。この作品の原点的なものが見れて、ちょっと感激でした。

マーズ』 横山光輝
海底火山の噴火により突然隆起した島で謎の少年が発見された。この少年はマーズと呼ばれ、太古の昔に到来した異星人が残したものであるということがわかってくる。この少年は、いったい何者なのか?異星人の目的とは?メッセージ性の強い作品。
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コメント
この記事へのコメント
はじめまして。

> 横山光輝さんの漫画『マーズ』は、おそらく、この小説・映画に影響を受けているんだろうなと思う。

やはり同じことを思った方が他にも居たんですね。残念ながらオリジナル版の映画は観ていないのですが、今回のリメイク版は「微妙」でした。
2009/04/19(日) 18:40:27 | URL | X^2 #CypyILE6[ 編集]
こんにちは!
コメントありがとうございます。リメイク版を観られたのですね。
そう、リメイクはイマイチなんです(^_^;)
オリジナル版は、もろに守護神ロボットですよ。
主人公が倒れるとたいへんなことが起こります。
2009/04/20(月) 01:52:24 | URL | kino #Kyeye.Gc[ 編集]
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