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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
蝿男の恐怖
2008年02月19日 (火) | 編集 |
TSUTAYAにDVDがあったので観てみました。

「夫を殺した・・・」。
フランソワのもとに、義妹エレーヌから突然、電話がかかります。
弟アントニオは、フランソワの工場のプレス機で、上半身をつぶされるという惨たらしい形で死んでいました。なぜ、こんなことになったのかエレーヌは一言も語ろうとはしません。“白い頭の蝿”を異常に気にする彼女。やがて、彼女の口から、にわかには信じがたいでき事が語られ始めます・・・。

子供の頃に見て、ラストシーンが忘れられず、もう一度観たいと思ってた作品。
再び、見直して、感激。
なんとなくの記憶しかなかったので、リメイク版『ザ・フライ』を観て、こんなのではなかったなぁと思ってました。子供の時に観るとオリジナルを観て、あー、そー、そー、この感じというのがつかめて、うれしかった。
オリジナル版は、事件を回想していくSFサスペンススリラーなのです。
見直しても、強烈に記憶に残るラストシーンは、すごい。
子供の頃に観て、夢に出てきそうでしたもん。

蝿男の恐怖蝿男の恐怖

商品詳細を見る
<特典>予告編集
蝿男の恐怖」「蝿男の逆襲」
「ザ・フライ」「ザ・フライ2」

<追記>FOX¥1,000均一キャンペーン初回生産限定だったので買っちゃいました。

蝿男の恐怖』 THE FLY 1958年【米】
監督:カート・ニューマン
出演:ビンセント・プライス/ハーバート・マーシャル/キャスリーン・フリーマン
私の感想:★★★★★ よく出来てます。
ちなみにヤフー映画評では(★★★★☆4点)でした。
原作:ジョルジュ ランジュラン 蝿(はえ) (異色作家短篇集)
サスペンス

→以下、(ネタばれ)

彼女が語る話とは・・・
夫アントニオは、科学者で瞬間物質移送装置というとてつもないものを研究、完成させていました。その実験中に、一匹の蝿が紛れ込み、ハエ男と化してしまいます。
ここから先が悲しいのです。
次第に人間としての記憶、考えがなくなっていくのを自覚したアントニオは、
奥さんに人間であるうちに自分を殺して欲しいと、
プレス機のボタンを押させるです。
これが、殺人事件の真相なわけです。

ミステリーに、物質移送装置というSF要素を加えたなかなかの秀作で、
人間としての尊厳を保とうとした科学者の悲劇物語。
子供の時には、この作品のストーリーの奥にある悲しさが
わからなかったです。
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