観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


ハゲタカ
2009年06月12日 (金) | 編集 |
これは楽しみにしてたので、再放送録画で復習、気合い入れて観に行きました。
う~ん、ドラマ版に比べると、ちょっと、もの足りないかな。
ぷちハゲタカショック(^^)が起こった。期待値が、跳ね上がりすぎてたか・・・

ハゲタカ_main

あの日、走り去った赤い車・・・
実体のない幻の車を追い求めたのが、劉一華という男なのか。
貧しき日の彼が、本当に乗りたかった車とは、何だろう。
その車で、目指したのは、どこなんだろう。

彼は、誰だったんでしょうか。

ハゲタカ_アカマGT

残留孤児三世を名乗る赤いハゲタカ・劉一華。冷徹な彼の裏に見え隠れする、複雑な心情から、日本が描かれます。
貧しきところから這い上がってきた劉からしてみれば、日本は生ぬるく見えるだろうし、幼き日のあこがれが、このありさまでは苦々しく思うことになるだろう。劉の素性が、次第にわかってくるにつれ、彼の熱き思いと悲しさというものがわかってきます。這いつくばり金を拾う姿から彼の鬼気せまる生き方を感じさせます。
彼が、ひとりで、金のある悲劇から金のない悲劇まで、表すかのようで玉山鉄二=劉一華、良かったですね。

これに対抗するホワイトナイトが鷲津政彦。大森南朋が、めがねをかけ、鷲津に変身~っ(^O^)、ピシッと出て来るだけで、おー、出てきたと、うれしくなりますね。今回は、劉が熱い役なので、鷲津はクールな役。
敵対的TOB価格も、130円、140円、170円、なんじゃそりゃー(°□°;)と、どんどんつり上がるダイナミックな買収合戦。形勢不利と見える中、彼の冷静に描くシナリオの真意は、まったく別次元のところにありました。
劇場版は、冷ややかな目で成り行きを見守る鷲津でした。

鷲津の思うところと、劉の思うところは、ほぼ等しいところにあり、それを、音楽とセリフでパシッと決めてくれます。やっぱり、音楽が、かっこいいなー。ドラマを観ておられる方なら、それぞれの登場人物の心情は十分理解でき、ハゲタカワールドに浸れると思います。

ハゲタカ_鷲津

ここから先は、ドラマファンゆえに厳しく書きますけど、リーマン破綻など、現実を追いかけることに目を向けてしまって、バタバタした、スッキリしないものになってしまったんじゃないでしょうか。スタンレーブラザーズの株価暴落がクライマックスかのような演出も、妙な気がしました。
こういうスケールの大きな話って、もともと、僕ら一般人の生活と、かけ離れがちになりますよね。リーマン破綻を実感し、身に沁みるのも、破綻後、かなり経ってからになるわけで、物語を観客にうまく近づけきれてないなと感じます。しかも、今回は、ドラマ版三島由香ように、経済世界を観客と密接させる役割のような人物がいないのも、痛いですね。

リアルでなくリアル感。
そこを十分練った人間ドラマで、不変の価値観を訴えていって欲しいと思います。

さらに、ハゲタカは続いて欲しい(^^)

ハゲタカ 2009/日本 134分
監督:大友啓史
大森南朋(鷲津政彦)/玉山鉄二(劉一華)/高良健吾(守山翔)/栗山千明(三島由香)/松田龍平(西野浩)/柴田恭兵(芝野健夫)/中尾彬(飯島亮介)/遠藤憲一(古谷隆史)
★★★☆☆
ハゲタカ オリジナル・サウンドトラック
映画ハゲタカ オリジナル・サウンドトラック
映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]


ハゲタカエンディングテーマ

Emiiy Bronte 「Riches I hold in light esteem」
エミリ・プロンテ 富は問題にならず
訳詩 平井正穂 岩波文庫「イギリス名詩選」平井正穂編より

Riches I hold in light esteem,
And Love I laugh to scorn
And lust of Fame was but a dream
That vanished with the morn

And if I pray,the only prayer That moves my lips for me
Is‘Leave the heart that now I bear,
And give me liberty.’

Yes,as my swift days near their goal,
Tis all that I implore

Through life and death,a chainless soul,
With courage to endure!

富なんてものは問題にもならない、
恋だって、考えただけで吹き出したくなる。
なるほど、名誉欲か?そういえば、昔夢見たこともあったが、
日が射すと忽ち消える朝露みたいなものだった。

もし私が祈るとすれば、自然に
口をついて出る祈りはたった一つの祈りだ。
「今の私の心をこのままそっとしておいてくれ、
そして、ただ自由を私に与えてくれ」という祈りだ。

嘘ではない。…光陰矢の如しで、どうやら私の終わりも近い、
そこで私が求めるものは、ただ、

何ものにも囚われない一人の人間として、勇気をもって、
生に堪え、死に堪えてゆく、ということだけだ!
関連記事


コメント
この記事へのコメント
こんにちは~♪
同じくらいの時間に同じ映画の感想アップで嬉しいです♪
ドラマ未見だったのが、かえって良かったようで(ドラマ観た方は、
皆さん、良かったけど物足りないようなことを言われているので
)期待以上に面白かったです^^
大森さんはもちろんですが、玉山さんが予想以上に
良かったですね^^
そうそう、私も音楽がカッコイイ!って想いました。

トヨタと日産とホンダが入っているような(笑)アカマ自動車
でしたよね。アカマGTの画像素敵です^^

>エミリ・プロンテ 富は問題にならず

私も載せようかと思ったのですが、書くの大変だし(笑)
字数オーバーになりそうなので、載せませんでした^^
奥深い文章(詩?)ですよね。。。
2009/06/12(金) 11:37:27 | URL | ひろちゃん #0FtB7ubA[ 編集]
>ひろちゃんさん こんにちは!
ドラマ版の出来がすごすぎて、
劇場版が、もの足りないように感じてしまうだけですけどね。
他の、ドラマ→映画化作品に比べたら、相当、出来はいいですよ。
心情を察していくような映画なので、ドラマ版を観てないと、
ちょっときついかなーという映画ですね。

玉山鉄二(劉一華)の気持ちは、多く描かれてて、
すごく考えされられる話にはなってました。

エミリ・プロンテの詩、これはハゲタカファンには、印象深い詩です。
これを聞くと、悲しい気持ちになりますね。
2009/06/12(金) 23:47:18 | URL | kino #Kyeye.Gc[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
こんな国に、誰がした。破壊者か? 救世主か?映時間134分製作国日本公開情報劇場公開(東宝)初公開年月2009/06/06ジャンルドラマ【解説】買収ファンドを扱った元新聞記者の作家・真山仁の原作を基にNHKでドラマ化され、国内外で賞賛を得たTVシリーズを銀幕へ昇華し...
2009/06/12(金) 11:38:58 | CinemaCollection
映画のラストで派遣工の守山がアカマのGTを運転するシーンを見たときに「グラン・トリノ」のラストシーンを思い浮かべた。ドラマの中核はアカマ自動車であり、そのGTは中核の製品である。そのアカマに対して買収を仕掛けた劉は、実はアカマのGTを愛し、その走る姿が...
2009/06/13(土) 20:42:33 | 映画と出会う・世界が変わる
NHKのドラマの方は、ちょこっとしか見たことがなかったんですが・・
2010/01/30(土) 16:03:47 | 心の栄養♪映画と英語のジョーク
まさに今の日本の経済状況が見え隠れするかな? TOBというとライブドアの話が有名ですが、この映画ではクルマの販売会社に 対するものでし...
2010/01/31(日) 22:27:01 | 単館系
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。