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レイス・オブ・ヘブン ー天のろくろー
2009年09月26日 (土) | 編集 |
“心とは、
陸上の種が 己に似た種を 見出せる大洋である
しかし心は、
これらの有象無象を超え はるかに異なる世界と海を創り出すのだ”

『ゲド戦記』のアーシュラ・K・ル・ヴィンの小説「天のろくろ」を映像化。

レイス・オブ・ヘブン ー天のろくろー

たいへん不思議な物語。
夢を見て目覚めると、見た夢が現実になる、という青年ジョージ・オアが主人公です。
夢を見るのが恐怖になっている彼は、セラピストの先生の診療を受けます。
彼の秘密に気づいた先生は、彼の夢をコントロールし、
自分の都合のいいように、現実を変えてしまおうと考えるわけですね。

目が覚める度に、
先生のオフィスが、ゴージャスになっていたり、
受付の女性の服装や髪型が変わっていたり、
少しづつ変わる現実が、わかりやすく、面白いです。
劇的なSFサスペンスや、ファンタジーにしようと思えば、
いくらでも派手にできる物語なんですけど、そこは、地味めに押さえて、
夢と現実、精神や記憶とのつながりなどを考えさせるような作品になってます。

現実が変わったところで、変化を自覚しているのは、ジョージ本人だけで、
他の人は、現実が変わったことに気づかないんですね。
だから、なにか空しいものがあるんです。
たとえ、大金持ちになる夢を見たとしても、次に、違う夢を見てしまえば、
その現実は、たちまち、失われてしまいます。失う恐怖、これは、恐いよね。

常に、一人の女性へザー・ルラッシュが出てきていて、
やがて、彼女と愛し合う現実が生まれた時、これが夢ならば覚めないで欲しい、と
誰しもが思うようなことを思うんですけど、彼にとっては、切実なんですね。
強く、今を生きたい、大事にしたい、と願うことになる。
かなり、現実レベルで、夢というものを考える内容です。


夢って何だろう?現実ってなんだろう?この物語に、結論はありません。
夢には、過去の人が現れたり、変な場所が出てきたり、
時間や空間が存在しないのも、なんだか不思議なんですよね。

レイス・オブ・ヘブン ー天のろくろー 2002年【カナダ/アメリカ】95分TVM
LATHE OF HEAVEN
監督:フィリップ・ハース
原作:アーシュラ・K・ル=グウィン 「天のろくろ」
出演:ジェームズ・カーン /ルーカス・ハース/リサ・ボネ/デヴィッド・ストラザーン/シーラ・マッカーシー
★★★☆☆
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