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ラフマニノフ ある愛の調べ
2009年10月28日 (水) | 編集 |
ロシアの作曲家ラフマニノフと三人の女性たちにより奏でられる愛の協奏曲。

ラフマニノフある愛の調べIMG1

1918年、ロシア革命に反対の立場をとるラフマニノフはアメリカに亡命、その後、全米各地を演奏ツアーで巡り、大成功を収める。その一方で、作曲活動はまるで進まず、焦燥感に苛まれるラフマニノフ。祖国への望郷の念も募るばかりで、妻ナターシャの支えもむなしく、彼の精神は安定を欠いてしまう。そんな時、彼のもとに、送り主不明のライラックの花束が届く。その花の香りは、彼の故郷の思い出と深く結びついていた…。

10年間、1曲も書けない彼は、悩み苦しみ続けます。
天才芸術家ですからね、ある意味、変人です。
普通の良き夫、良き父なんて無理。苦しみから、名曲は生まれるのかもしれない。

定期的に送り届けられる、送り主不明のライラックの花束・・・
ライラックの香りに誘われるかのように、3人の女たちが登場します。
●ロシア時代、求めてもすり抜けるような魅惑の年上女性アンナ。
●ロシア革命の中、激しく情熱に生きる女性革命家マリアンヌ。
●アメリカで苦悩するラフマニノフを献身的な愛で支えるナターシャ。
ただ、この女性たちも出てくるだけで、心情がくわしく描かれないんですよ。

ラフマニノフある愛の調べIMG2

過去と現在が、混じって描写されるのですが、それが、ちょっとわかりにくい。
ラフマニノフの曲も、あまり多く出てこないし。
彼の曲からインスピレーションされた創作劇で、
ロマンチックなイメージ映像を観たという感じでした。

これは、地元ロシアでもパッとしなかったんじゃないかな。
ラフマニノフという名前だけで、日本劇場公開された作品ではないかと思います。

ラフマニノフ ある愛の調べ LILACS 2007年【ロシア】96分
監督:パーヴェル・ルンギン
エフゲニー・ツィガノフ……セルゲイ・ラフマニノフ
ビクトリア・トルガノヴァ……ナターシャ
ヴィクトリヤ・イサコヴァ……アンナ
ミリアム・セホン……マリアンヌ
★★★☆☆ 自伝映画ではなかったのね (^_^;)
ラフマニノフ ある愛の調べ [DVD]
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コメント
この記事へのコメント
こんにちは~♪
kinoさん、こんにちは☆^^

これ、ちょっと期待し過ぎちゃった(^_^;)
予告編がとても良かったので、ラフマニノフの
人となりとか、苦労とか、女性関係とか
いろいろわかるんだなぁって楽しみにしてたんです。
でも、予告編と同じ?だったのは、あの美しい映像と雰囲気のみで・・とほほ。
予告編って良く出来てますねぇ~(笑)

そうそう、過去と現在の絡みも、ちょっと分かり難いところがありましたよね。

>地元ロシアでもパッとしなかったんじゃないかな。

きっとそうだったと思いますわ(^^ゞ
でも、よく考えるとこの原題の”ライラック”がメインだったので、題名と内容は合ってのか??なんて思ったりしました(^^ゞ
2009/10/30(金) 09:09:58 | URL | メル #mQop/nM.[ 編集]
>メルさん、こんにちは!
予告編は、あとで見ましたけど、きれいに作られてますね。
ライラックをモチーフにした愛の物語を作りたくて、
登場人物を、ラフマニノフと女性たちにしたんでしょうかね。
内容的には、ロシアの方なら、いまさら、
こんなラフマニノフ映画を見せられても、というような感じですよね。

一応、さらりと普通には観れましたけど、
彼の苦しむ心情がよくわからないし、
女性が突然、出てくるので、とまどいますね。
最後の方も、唐突で、よくわからなくて、見直したんですよ。

ラフマニノフのイメージビデオみたいでしたけど、
DVDなら、まあいいかという映画でした。
2009/10/31(土) 00:55:14 | URL | kino #Kyeye.Gc[ 編集]
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原題はライラックなんですね~。好きな花です
2009/10/30(金) 09:03:01 | 心の栄養♪映画と英語のジョーク