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鬼婆
2010年06月01日 (火) | 編集 |
鬼婆を見た。(°д°;;)

鬼婆DVD

鬼婆伝説や肉つき面などの寓話をもとに、
人間の奔放な本能と生命力をダイナミックに描く。

戦乱の南北朝時代、鬼女が住むと噂される芒ヶ原で中年の母親とその嫁の若い女が二人で暮らしていた。落武者を殺して奪った武具を武器商人に売って生計をたてる二人の下に、若い男・八によって息子の死が知らされた。若い女は箍が外れたように八との逢引を重ねはじめ、働き手を失うことを恐れた中年女の引止めにも耳を貸さない。ある日、中年女は芒ヶ原に迷い込んだ敗将から鬼の面を奪いとる。その夜から芒ヶ原に鬼が出没し始める・・・

強烈な異色作ですね (^▽^)

この母と嫁にとって、落武者は、獲物なのである。
冒頭、落武者を、ブスッと竹槍で一撃!
手早く、武具をはぎとり、穴に突き落とす姿から始まる。
この戦乱の世が長きに渡っており、
自分が生き延びること、これが、すべてなのだとわかります。

この絶妙のコンビネーションを見せる二人の関係が、
息子の死によって、ほころび始めます。

鬼婆_吉村実子
そろ~っと抜けだし、外に出たかと思うやいなや、全力疾走(^-^)
本能で生きるかのように、毎晩、男のもとへ走る嫁。
このシーンは、何回も出てきて、異様な効果音が耳につきます。

鬼婆_乙羽信子
おのれ~、薄情な嫁。わしを見捨てる気か。
このままでは、すまぬぞー。

まるで、野生そのままのような二人を演じるのが、乙羽信子、吉村実子。
劇中、蒸し暑い小屋の中で寝る時は、おっぱい丸出しの熱演です。


途中に出てくる乙羽信子の、
『わしは、まだ、たまげるような美しい人間の顔を見たことないでのう』
と、いうセリフが印象的です。
鬼の顔より、恐ろしいのが人間の顔です。
人間のエネルギーが、画面を通じて、伝わってくるすざましい作品でした。

鬼婆 1964年【日本】 100分
監督・脚本:新藤兼人 出演:乙羽信子/吉村実子/佐藤慶
★★★☆☆(3.0)
鬼婆 [DVD]


※鬼婆は、エクソシストのW・フリードキン監督が選んだ最強ホラー13本の中の1本ということで観てみました。渋い名作が、選ばれてますよ。(●=観た、○=未見)
●「サイコ」(60)アルフレッド・ヒッチコック監督
●「エイリアン」(79)リドリー・スコット監督
●「ローズマリーの赤ちゃん」(68)ロマン・ポランスキー監督
●「悪魔のような女」(55)アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督
●「鬼婆」(64)新藤兼人監督
●「サスペリア」(77)「サスペリア2/紅い深淵」(75)ダリオ・アルジェント監督
○「肉屋」(70)クロード・シャブロル監督
●「ファニーゲーム」(97)ミヒャエル・ハネケ監督
●「THEM/ゼム」(06)ダビッド・モロー&グザビエ・パリュ監督
○「謎の下宿人」(44)ジョン・ブラーム監督
○「らせん階段」(46)ロバート・シオドマク監督
○「悪魔のいけにえ」(74)トビー・フーパー監督
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