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サガン ー悲しみよ こんにちはー
2010年07月24日 (土) | 編集 |
胸から離れない この感情に
悲しみという名前をつけるのをためらう


18歳で著わした処女作『悲しみよこんにちは』が世界的ベストセラーとなり、
一夜にして富と名声を手に入れた作家フランソワーズ・サガン。

サガン1

これを、観て、思うことは、
サガンという方は、サガンなんだ。(*○*;)
と、いうこと。
お金には無頓着で、世間一般には、
この自由奔放さは何っ?というものに見える。
けど、普通の人が、有名になり、大金を手を手にしたとしても、
彼女のような生き方は、決して、できないでしょう。
だからこそ、サガン。

フランスでは、有名な方なので、観てわかるんでしょうけど、
私には、登場人物が、いったい誰なのか、よくわからなかった。

なにより、サガンですね。
シルヴィー・テステューという方が、チャーミングに演じてくれてて、
彼女のだめっぷり、彼女の孤独も、迫ってくるものがありました。

サガン2

彼女の息子さんドニ・ウェストホフ氏のインタビューがあったので、引用してみると、サガンが子供に常に言い聞かせていたこととは―。「自分以外の人を尊重すること、それが真っ先に私に課されたルールでした。あとは、自分の自由はもうひとつの自由が始まった時点で終わってしまう、その自由もひとりの自由が始まったときに終わってしまう、ともよく言っていました。

うーん、文豪の方のいうことは、常人にはよくわからん。
サガンという方は、孤独の中に身を置くけど、孤独は、人一倍嫌いなんでしょうか。


映画の最後に出てくる言葉も、たいへん面白い。

F.サガン 
1954年に文壇デビュー
悲しみよこんにちはが 
世界的な事件に
人生と作品を 
手際よく片づけたが
その死は 
本人だけの事件だった 

フランソワーズ サガン


だ、そうです。
確かに、死は、本人のことなんだけど、まわりの方、読者にも、影響はあるんだけどなぁ。ユニークで、かわいらしい感じのする方だなぁと、思います。

サガン ー悲しみよ こんにちはー SAGAN 2008年【仏】122分
監督・脚本:ディアーヌ・キュリス
出演:シルヴィー・テステュー(フランソワーズ・サガン)/ジャンヌ・バリバール(ペギー・ロッシュ)/マルゴ・アバスカル (フロランス・マルロー)/ピエール・パルマード (ジャック・シャゾ)/ドゥニ・ポダリデス (ギイ・シェレール)/リオネル・アベランスキ(ベルナール・フランク)
★★★☆☆(3.0)
悲しみよこんにちは (新潮文庫)
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