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2010イタリア・ボローニャ国際絵本原画展へ行った
2010年08月23日 (月) | 編集 |
2010イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
2010年8月21日(土)~9月26日(日)西宮市大谷記念美術館


無表情なかわいくないうさぎ……

下のウサギのマーカス大王の絵を見てもわかるように、
絵の恐いものや、きつい印象のものが、多かった。
昨年までは、日本人作家さんも多く、ふんわりとした雰囲気でしたけど、
今年から、がらっと、流れが変わったように思います。


2010イタリア・ボローニャ国際絵本原画展2
「ウサギのマーカス大王」ケーストゥティス・カスパラヴィチュス(リトアニア)

2010イタリア・ボローニャ国際絵本原画展1
「ふしぎな文字の箱」フィリップ・ジョルダーノ(イタリア)

イスラエル、リトアニア、韓国など、多数の国の作家さんが出てきていて、作風的に、現実をつきつけてくるインパクトの強いものが選ばれてます。個性があり、はっきりと主張をしている。心に、どんとつきつけて来る作品が多く、打ちのめされます。

2010イタリア・ボローニャ国際絵本原画展3
特別展示は、2009年ブラチスラヴァ世界絵本原画展(BIB)でグランプリを受賞したスペインのイラストレーター、タシエスの原画26点紹介されてました。元ジャーナリストの方らしく、社会問題を扱かったシュールな作風です。


絵本は、ファーストインパクトより、何回も見て味が出てくるというのも大事なんですけどね。時代の求めが、直接的な訴えに傾いた気がします。CG作品が減少し、版画やコラージュ、従来的な作品が増えたのは、うれしかったです。来年の傾向が、どうなってるか、楽しみです。


◎関連記事→2009イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
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