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本:ルームメイト/今邑彩
2010年10月09日 (土) | 編集 |
最近、どこの本屋さんでも、やけに、平積みされてる、この本。
ノベルズ版刊行は1997年、文庫化は2006年という作品だが、
今春から急速に部数を伸ばし、7刷10万部まで来た作品だそうです。

ルームメイト今邑彩
ルームメイト (中公文庫) オススメ度(★★★☆☆)

大学へ通う為に上京してきた春海は、
部屋探しをしている時、京都からきた麗子と出逢う。
お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、麗子が、突然、失踪。
跡を追ううち、彼女の二重、三重生活がわかってくる……。


『いやあ まんまと騙(だま)されました』という、オビに騙された …( ̄▽ ̄;
これは、軽~いタッチのサイコサスペンスで、
途中で、なんとなく犯人を匂わせながら、最後の真相まで、一気に向かわせます。
期待どおりのオチをみせるけど、
オビのせいで、読後、かなりのガッカリ感がありますね。

おそらく、当時のサイコブームに乗っかって出版された本で、
この内容の浅さだと、あまり売れなかっただろうと思います。
映像ドラマみたいなスピード感があるので、今の時代には、合うかなー
見知らぬ他人と一緒に住むこと自体が、非現実的で、
恐ろしい世界への扉を開けるみたいな感じはありますね。
でも、発掘された傑作とまでは言えません。


ルームメイトDVD
ルームメイト [DVD]同居人求む (ハヤカワ・ミステリ文庫)
『ルームメイト』といえば、ブリジッド・フォンダ主演の映画を彷佛させますね。
原作『同居人求む』(ジョン・ラッツ著)ともに、面白いです。
1992年の米映画で、おそらく、今邑彩さんも知っている作品で、
だから『ルームメイト』というタイトルなんじゃないかな。
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