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サルバドールの朝
2008年07月23日 (水) | 編集 |
サルバドールの朝

1970年代初頭、フランコ独裁政権末期のスペイン。
反体制運動に身を投じた青年サルバドール。

いくら反体制運動といっても、
資金調達のため銀行を襲いまくり、あげくのはてに負傷者まで出しては、
何の理念もない、ただの運動ごっこの犯罪者だと言われてしまうと思います。
ただ、その当時の異常な状況下において、
何かしなければならないという気持ちがあって、
彼はこういう行動に出てしまったのかもしれません。

彼は逮捕されることになりますが、
問題は、そこから先にあります。
人を殺しても構わないみたいな集団暴行による逮捕。
その逮捕時の発砲により警察官が死亡してしまいます。
真実はねじ曲げられ、うむを言わさず国家により死刑が決定します。

そして処刑日の朝までの間が長く描かれます。

最初、サルバドールを批判していた看守は、
彼と会話を重ねていくうちに気持ちが揺れ動いていくようになります。
国家権力で一人の人間が見せしめのような死刑になろうとしている、
看守自身は体制側の人間であり、この裁定に疑問を感じていても
国の決めたこと、これに、さからうことはできない。

処刑時に、看守は自分の心に従ったかのように体制批判を叫びます。
“人殺し!”。
自分は目をつぶろうとしている、その苦しさに
耐えられなかった看守さんの気持ちが痛々しく感じます。

処刑方法も恐ろしいものです。
鉄の輪と棒で首の骨を折るという残酷な方法。
じわじわと苦しみを与えながら絶命させていく恐ろしい処刑です。

処刑までの日々、サルバドールはとりみださず平静さを保っているので、
彼に関わるまわりの人間の思いがどんな気持ちなんだろうということを
考えてしまうそんな映画でした。

『サルバドールの朝』 Salvador 2006年【スペイン/イギリス】
ドラマ
監督:マヌエル・ウエルガ
出演:ダニエル・ブリュール/レオナルド・スバラグリア/レオノール・ワトリング
私の感想:★★★☆☆ 人々の思い、ここに集まる。
ちなみにヤフー映画評では(★★★☆☆3.82点)でした。

サルバドールの朝02
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