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沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇
2011年11月20日 (日) | 編集 |
新しい家政婦さん。
実は、彼女には誰にも知られたくない、ある“秘密”があった。

沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇01

解説:さらば、そして、ありがとう、ヌーヴェル・ヴァーグの巨匠:クロード・シャブロル。ヒッチコックの血を受け継いだサスペンス・スリラーの傑作が、 HDマスター使用で待望のDVD化!見えない敵意、ひびわれゆく日常。全ての歯車が、惨劇に向けて回り始める。ミステリーの女王ルース・レンデルの小説を完全映画化した作品です。
★1995年ヴェネチア国際映画祭 主演女優賞受賞(イザベル・ユペール)
★1995年セザール賞 最優秀主演女優賞受賞(イザベル・ユペール)


夫と先妻の娘、新しい妻とその息子という4人で裕福に暮らす家に、家政婦ソフィーが、雇われることになる。仕事は完璧でそつがない。だが、なにか彼女の振る舞いが奇妙なのだ。それは、彼女の隠そうとする、ある“秘密”のせいなのだが。
彼女の秘密は、観ていれば、すぐに気づくと思う。
ソフィーは、その秘密のせいであろう。人に関わらず、友達もいない。孤独に、ひっそりと生きてきたのではないかと思う。そんな彼女と仲良くなっていくのが、ブルジョア一家を毛嫌いする郵便局勤務のジャンヌ。

沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇02

誰に言ってもわかってもらえないであろうこの気持ち。おまえら、裕福な者にわかるわけがない。不明な動機、すえかねる憎しみが、この一家に向けられ爆発する終盤が、恐ろしい。・・・(゚ー゚; ぎこちない家庭、二人女性のずれた行動、全体に溢れる不穏な空気が秀逸な作品でした。

沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇03
下流に暮らす彼女達が、オペラ番組を楽しむ裕福一家を、
見下すようなこの構図は恐い。


沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇
LA CEREMONIE/A JUDGMENT IN STONE 1995年【仏】111分
監督:クロード・シャブロル
脚本:クロード・シャブロル、カロリーヌ・エリアシェフ
出演:イザベル・ユペール(ジャンヌ)、サンドリーヌ・ボネール(ソフィー)、ジャクリーン・ビセット(妻カトリーヌ)、ジャン=ピエール・カッセル(夫ジョルジュ)、ヴィルジニー・ルドワイヤン(娘ミリンダ)、ヴァランタン・メルレ(息子ジル)
★★★★☆(4.0)
沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇 [DVD]
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