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ロスト・アイズ
2011年12月04日 (日) | 編集 |
見えない恐怖。非常に、光と不安の画面がきれいに撮られている。

ロスト・アイズ_Los Ojos de Julia_写真1

解説:「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ製作で贈るスペイン製サスペンス・ホラー。徐々に視力を失うとともに何者かの影に怯え始めるヒロインを待ち受ける恐怖の行方を、多彩な要素を盛り込んだ巧みな語り口でサスペンスフルかつミステリアスに描き出す。主演は「「永遠のこどもたち」のベレン・ルエダ。監督は長編2作目の新鋭、ギリェム・モラレス。

ロスト・アイズ_Los Ojos de Julia_ポスター
 
先天的な眼の病気で視力を失った双子の姉サラが自殺をする。その死の真相を、妹フリアが探っていくスリラー。内容的には、それほど面白いものではないし、最期のまとまりも無難すぎる感じがする。
でも、この映画の見どころは、美しく、雰囲気のある画面の構成だ。妹フリアも視力を失う病を持っており、真相を探っていく中での不安、視力を失ってしまうことへの恐怖が、画面で表現されていく。光の使い方とか、セットとか、不気味に撮影されて、うまく心理状態が描かれている。

ロスト・アイズ_Los Ojos de Julia_写真2
ロスト・アイズ_Los Ojos de Julia_写真3
失明しても、なおもこの家で寝泊まりしたいと言うフレア。
私だったら、病院の方がいいが・・・
姉サラの家に固執する理由に説得力がないねんなぁ。


(ネタばれ)
えっ、そんな人、居てたっけ。誰にも覚えられていないような、見えない男が、犯人であったというのは、なかなか面白く描かれていた。どうせ、自分なんて、と屈折した男が、逆に、その存在を利用し、目の見えない人間に対して優位性を振るおうとするのだが、そんなことを思い込んでいるのは自分だけ。実は、まわりの人から、しっかり認識されていることを知る末路が哀れだ。

君の瞳の中に宇宙が見えるというのは、ちょっと変な最期だな、と感じた。と、いうのは、ストーリーの都合上、夫は不信な人物として描かれていたから。最期にそれを逆転させる驚きなんだろうけど、この方向で締めるのは、しんどいかなぁ~と思った。

ロスト・アイズ Los Ojos de Julia 2010年【スペイン】117分
製作:ギレルモ・デル・トロ
監督:ギリェム・モラレス 脚本:ギリェム・モラレス、オリオル・パウロ
出演:ベレン・ルエダ(妹フリア/姉サラ)、ルイス・オマール(イサク)、パブロ・デルキ(イバン)
★★★☆☆(3.5)
ロスト・アイズ [DVD] ロスト・アイズ [Blu-ray]
ロスト・アイズ_Los Ojos de Julia_写真4

◎関連記事→
デビルズ・バックボーン』『パンズ・ラビリンス』『永遠のこどもたち
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コメント
この記事へのコメント
こんにちは♪
不安感や危機感をあおるのが非常に巧みな作品でしたね。
夫って不審人物に描かれてましたっけ?^;
愛情ある旦那だったような気が…気のせいだったかな?

誰にも気づかれない自分という思い込みが生んだ一連の出来事でしたが、
病院での1シーンなどでも、きちんと彼は「認識」されてるんですよね
ラストの「俺を見ないでくれ」という台詞と共に自害する彼の姿は哀れでした
2011/12/04(日) 09:49:09 | URL | maki #jQTfdwCM[ 編集]
こんにちは!
毎度、コメントをありがとうございます。
>夫って不審人物に描かれてましたっけ?
どうも秘密を隠しているような、姉サラとつきあっていたとか、
途中で自殺?しちゃうし、
怪しい人物寄りの設定だと思います。
夫をフリアが信じられなくなっていく中、
最期に夫の想いがわかる驚きというわけなんですけどね。

愛情の話の部分より、
犯人の心理状態の設定の方が、なんだか面白く感じました。
「俺を見ないでくれ」というセリフが効いてましたよね。
見てもらいたい、わかってもらいたい願望の心理と、失明の話が絡み、
見えるもの、見えないものを描いてる点は、面白かったと思います。
2011/12/04(日) 10:19:08 | URL | kino #Kyeye.Gc[ 編集]
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