2008年09月14日 (日) | 編集 |

『エリザベス』に、引き続き鑑賞。
う~ん、続編『エリザベス:ゴールデン・エイジ』 の方は、なにか面白くないですね。
前作エリザベスを焼き直したような印象が強い。
おおまかに言うと、お相手を、ダドリー→ローリー卿に変えて描いただけに見えてしまう。
衣装も豪華に、色もより鮮やかになってアクティブにエリザベスは強調されてます。
ローリー卿が女官に手を出し、おのれ、と嫉妬にくるってしまったり、
ローリー卿とのキスで、死んでもいい・・・と乙女ちっくに、つぶやいたり。
スコットランドのメアリー女王を処刑せざるおえなくなる苦しさとか。
心の揺れ動きは出てると思うんだけどな。
でも、この作品は、後半に世に言うアマルダの海戦というドラマが待っています。
前作と変わり、エリザベスの聡明さ・手腕的な部分を描いていくような方向にして欲しかった。
前作で母国と私は結婚したと言い放ったエリザベスのさらなる成長を観たいですね。
違う方向からエリザベスを再び描いてもよかったんじゃないでしょうか。
海戦部分の描き方が、いまいち。
圧倒的に優勢であったスペインの無敵艦隊が、風上に立ったイギリス軍の火船攻撃で大敗北するお話ですよね。そのあたりの戦いの状況がわかりにくかった。大合戦シーンを描く必要はないけど、やっぱりお話はわかりやすく。イメージに走りすぎと思うんだけど。
そのへんでかなり印象は悪くなったかなぁ。
『エリザベス:ゴールデン・エイジ』
Elizabeth:The Golden Age 2007年【英・仏・独】
[伝記]
監督:シェカール・カプール 『エリザベス』
出演:ケイト・ブランシェット(女優) エリザベス女王一世 『エリザベス』
ジェフリー・ラッシュ(男優) フランシス・ウォルシンガム 『エリザベス』
クライヴ・オーウェン(男優) 探検家ウォルター・ローリー
アビー・コーニッシュ(女優) 女王付き女官ベス・スロックモートン
サマンサ・モートン(女優) メアリー スコットランド女王
感想:★★★☆☆ 前作と同じように進めるのはいただけない。

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