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観た映画の感想が綴られてます。ゆったり、更新。
本:「脳男」首藤瓜於
2013年01月10日 (木) | 編集 |
映画化ということで読んでみました。
確かに、感情なく手応えのない男が、脳男なのだが・・・
作品自体にも手応えなし(^^)

脳男_首藤瓜於 脳男 (講談社文庫)

あらすじ:連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが……。そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。

読んでて、感情のない男・鈴木一郎に、
興味を持ち、惹かれていかないんですよね。
対する女医・鷲谷真梨子ともども、
造形キャラに存在感がなさすぎというように思います。

最大の見せ場は、鈴木一郎が、
まるでロボットのように、
自分の体を正確にコントールしていく場面だろう。
この映像的シーンが、スリリングな描写力で書かれてたら、
なかなか、と思うんだけどなぁ。
始終、あっさりしており、表面だけのエンタメ小説という感じでした。
映像化には向く作品でしょう。


映画は、ダークヒーローものにしたいみたいですね。
脚本を「八日目の蝉」を撮った成島出、監督を「犯人に告ぐ」「イキガミ」の瀧本智行がつとめます。キャストは、生田斗真、松雪泰子、江口洋介で、2013年2月9日公開です。
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