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もうひとりのシェイクスピア
2013年01月21日 (月) | 編集 |
すべては、宰相セシルのシナリオどおりか。

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解説:「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ監督が、ウィリアム・シェイクスピアの作品は別人が執筆していたという「シェイクスピア別人説」をもとに描いた歴史ドラマ。シェイクスピアの正体の有力候補とされるオックスフォード伯を主人公に描く。16世紀末、エリザベス1世統治下のロンドン。宰相として権力を振るい、王位継承者にスコットランド王ジェームスを据えようと企むウィリアム・セシル卿は、芝居が民衆にもたらす力を恐れていた。一 方、セシルの義理の息子にあたるオックスフォード伯エドワード・ド・ビアは、セシルの陰謀に反し、芝居によって女王の心を動かそうとする。主演は「ノッ
ティングヒルの恋人」のリス・エバンス。


こういう題材を、ローランド・エメリッヒ監督が?というのに興味を惹かれ、鑑賞。王位継承問題も絡んでくるスケールの大きな歴史ミステリーで、これは、面白かったです。CGによるロンドンの街並の再現もよかった。

創作の才では、現実の世を動かすことができない。
私利私欲の陰謀争いではなく、価値観・考え方の対決みたいな感じがよかったと思います。宰相セシルは、オックスフォード伯エドワード・ド・ビアの才能も資質も理解し、許容していたのかもしれませんね。ある意味、セシルが、すべてを踏まえた上、シェイクスピアを誕生させたみたいな感じもしますよね。

もうひとりのシェイクスピア Anonymous 2011年【米】129分(パンフ700円)
監督:ローランド・エメリッヒ、脚本:ジョン・オーロフ
リス・エバンス・・・・・・・・・・・オックスフォード伯エドワード・ド・ビア
バネッサ・レッドグレーブ・・・・・・エリザベス1世
ジョエリー・リチャードソン・・・・・若き日のエリザベス1世
デビッド・シューリス・・・・・・・・ウィリアム・セシル
ゼイビア・サミュエル・・・・・・・・サウサンプトン伯ヘンリー・リズリー
セバスチャン・アルメスト・・・・・・ロベン・ジョンソン
レイフ・スポール・・・・・・・・・・ウィリアム・シェイクスピア
エドワード・ホッグ・・・・・・・・・ロバート・セシル
ジェイミー・キャンベル・バウアー・・若き日のオックスフォード伯エドワード・ド・ビア
デレク・ジャコビ(語り)
★★★★☆(4.0)
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