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サイレント・ハウス
2013年08月27日 (火) | 編集 |
ウルグアイ映画「SHOT/ショット」のハリウッド・リメイク版。
監督は「オープン・ウォーター」のクリス・ケンティスとローラ・ラウ。主演は「マーサ、あるいはマーシー・メイ」「レッド・ライト」のエリザベス・オルセン。

サイレント・ハウス_photo2

あらすじ;売りに出す別荘のかたずけにやって来たサラと彼女の父親のジョン、叔父のピーター。階上からのもの音を見にいったジョンが何者かに襲撃される。誰もいないはずの部屋で、突然走るポラロイド写真のシャッター音と閃光。そしてそこには、見知らぬ少女がいた。サラは助けを求めに外へ出ようとするが、扉が開かず焦りを募らせる。暗がりの中、サラは何者かに追われ恐怖のどん底に陥る……。

セリフもほとんどなし。静まりかえった暗い家で起こる恐怖を、エリザベス・オルセンの一人芝居で、魅せきっていってます。オリジナルと同じく、ワンテイクにも挑戦しています。(厳密に言うと、途中、暗転するので、ワンテイクではないのだが)

ハリウッド・リメイク版は、主人公サラのうつろで、病気かな、という雰囲気を、より重要視して観せてます。それを、エリザベス・オルセンが、うまく演じてくれてて、観応えのある緊張感に仕上がってるとは思いました。ただ、やっぱりハリウッドだね。終盤を、わかりやすく説明的な内容にしてあって、そこは、つまらないですね。

不可解なまま、ワンテイクの本編終了。そのあと、ポラロイド写真が1枚1枚、ワンカットで映し出されていき、おぞましい過去の出来事が彷彿される。観客は、そこで起こった出来事を、こういうことだったのか、と想像して終わり、というオリジナルのアイデアの方が良いですね。

■新星!実力派 エリザベス・オルセン主演作
有名セレブオルセン姉妹の末妹のエリザベス・オルセン。2011年サンダンス映画祭出品『マーサ、あるいはマーシー・メイ』(日本2月公開)でスクリーンデビューすると、その演技が評判に。40以上の賞にノミネートされ、10以上を受賞、『レッド・ライト』(13)、ハリウッド・リメイク版『オールド・ボーイ』(14)のヒロインや渡辺謙の出演も決定しているハリウッド版『Godzilla』(14)にもキャスティングされ、着実にキャリアを築く、いま最も注目の女優!


SILENT HOUSE 2011年【米】 85分
監督:クリス・ケンティス 、 ローラ・ラウ 脚本:ローラ・ラウ
原作:グスタボ・ヘルナンドス
エリザベス・オルセン(サラ)、アダム・トレーズ(父ジョン)、エリック・シェーファー・スティーブンス(叔父ピーター)、ジュリア・テイラー(ソフィア)、ヘイリー・マーフィ(少女)
サイレント・ハウス_poster
サイレント・ハウス [DVD]
★★★☆☆(3.0)
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2013/08/27(火) 11:23:48 | いやいやえん